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報道発表資料  2022年04月22日  環境局

Tokyo Cool Home & Biz を実施します

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気候危機が既に私たちの身近に及んできた中、今般のウクライナ・ロシア情勢は、全世界を巻き込んだエネルギー危機に直面しています。この危機を通じて、改めて海外へのエネルギー依存体質、とりわけ化石燃料への依存が浮き彫りとなりました。こうした状況に加え、地震等の自然災害による発電所の停止もあり、エネルギー資源の先行きは不透明です。
また、ここ最近では、電気料金の値上がりに加え、先月、東京電力・東北電力管内に需給ひっ迫警報が出されました。さらに、国の議論では、今年の冬の電力需要もひっ迫し、必要な供給量を確保できない可能性も指摘されています。気象庁によると、今年の夏は例年より暑くなることが予想されており、夏の電力も予断を許さない状況です。
都は、脱炭素化に向けた行動は、中長期的にエネルギーの安定確保にも資するとの観点から、HTT<H減らすT創るT蓄める>をキーワードに、都民、事業者のエネルギー利用に係る行動変容が加速するよう、家庭向けにTokyo Cool Home、事業者向けにTokyo Cool Bizのキャンペーンを展開していきます。
都民や事業者の皆様におかれましては、電力需要が増加する夏が来る前に、「今から即取り組める対策」を実施するなど、御協力いただけますようお願いします。

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Tokyo Cool Home

Tokyo Cool Homeを進めることにより、電気代を削減しながら、健康で快適、レジリエンスも高い暮らし/住宅を実現していきます。

1)下記の取組は、「今から即取り組める対策」です。全ての御家庭で、まずは下記の項目について御確認いただき10%削減を目指しましょう。

※【】内は一般のご家庭における節電効果(目安)です。

  • 冷房時の室温は28℃を目安とする【-1%】
  • エアコンのフィルターをこまめに掃除する【-1%】
  • 冷蔵庫の庫内温度設定を、「強」から「中」に変更する【-2%】
  • 冷蔵庫には、ものを詰め込まない【-1%】
  • 温水便座は暖房を消し、洗浄水の温度設定を切る(夏、春秋)【-3%】
  • テレビをつけている時間を1日1時間減らす【-0.5%】
  • 炊飯器の長時間保温はせず、使わないときはプラグを抜く【-1%】
  • 衣類乾燥機を使用している場合は、自然乾燥と併用して使う【-11%】

2)下記の省エネ・再エネ機器について、全ての御家庭で買い替えの時期などの議論を開始しましょう。

※【】内は一般のご家庭における節電効果(目安)です。

  • 省エネ性能の高いエアコンに買い替える【-4%/台】【-8%/2台】(東京ゼロエミポイント申請可)
  • 省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替える【-6%/台】(東京ゼロエミポイント申請可)
  • 高断熱の窓に改修する(複層ガラスへの改修)【-15%】
  • 自宅の屋根に太陽光発電と蓄電池を導入する【-7割程度】(太陽光パネル+電気自動車等の導入も有効)

※上記機器の買替・導入には都独自の支援制度があります。詳細は「Tokyo Cool Home & Bizポータルサイト」を御参照ください。

3)家庭向け支援

東京ゼロエミ住宅導入促進事業

  • 都独自の東京ゼロエミ住宅基準を満たす住宅へ水準に応じ助成(戸建住宅:最大210万円/戸、集合住宅:最大170万円/戸)
  • 太陽光発電(12万円/kW・限度額36万円)と蓄電池(助成率2分の1・限度額60万円)の導入
  • 蓄電池のみの設置に対しても補助対象とする(拡充)

災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業

  • 高断熱窓・ドアへの改修(助成率3分の1・限度額116万円)
  • 太陽光発電(既存15万円/kW・限度額45万円、新築12万円/kW・限度額36万円)と蓄電池(助成率2分の1・限度額60万円)の導入
  • 蓄電池のみの設置に対しても補助対象とする(拡充)

電気自動車等の普及促進事業(V2H)

都内の戸建て住宅に電気自動車等、太陽光発電、V2H【注】を同時に導入する場合、V2Hの経費についても補助(助成率2分の1・限度額50万円)
V2Hのみ導入についても補助対象とする(拡充)

【注】V2H:VehicletoHomeの略で、電気自動車等に搭載された電池から家庭(Home)に電力を供給できる機器

Tokyo Cool Biz

Tokyo Cool Bizを進めることにより、事業者によるコスト削減とサステナブルなビジネススタイルへの移行を促進していきます。

1)下記の取組は、「今から即取り組める対策」です。全ての事業者で、まずは下記の項目について御確認をお願いします。

※【】内はオフィスでの省エネ効果(目安)です。

  • クールビズの徹底による冷房の室温は28℃を目安とする【-2%】
  • 室使用時間以外の空調停止の徹底【-0.6%】
  • 空調起動から室使用開始までの時間の短縮【-0.6%】
  • 空調機フィルターの清掃の実施【-0.1%】
  • 換気の目的に応じて、ファンの適切運用による過剰な換気の削減【-0.4%】
  • 照明照度の見直し(居室は500ルクス程度)【-2.5%】
  • 昼休み等の消灯実施【-0.4%】
  • トイレ便座暖房・便所洗面給湯等の停止、パソコン画面の明るさ抑制【-0.3%以上】
  • テレワークにより使用しないエリアの空調停止、消灯、電源プラグの抜去及びスイッチ付電源タップのスイッチオフによる待機電力オフ

2)下記の省エネ・再エネ機器について、都の支援策を活用して導入を検討しましょう。

  • 高効率な換気・空調設備への更新【-7~-14%】
  • LED照明への更新【-14%】
  • 再生可能エネルギー発電設備及び蓄電池の導入

3)事業者向け支援

地産地消型再エネ増強プロジェクト

  • 都内に地産地消型の再エネ発電設備等を設置する民間事業者等に対し補助(中小企業等:助成率3分の2・限度額1億円、その他:助成率2分の1・限度額7,500万円)
  • 蓄電池を再エネ発電設備と同時に導入する場合、蓄電池も補助対象
  • 蓄電池を単独で導入する場合も補助対象とする(拡充)

中小規模事業所向け省エネ型換気・空調設備導入支援事業

  • 中小企業者が換気の確保と、エネルギー消費量及びCO2排出量の増加抑制を両立できるよう、高効率な換気設備と空調設備の導入に要する費用の一部を助成(助成率3分の2・限度額1,000万円)

Tokyo Cool Home & Biz ポータルサイト

本日、Tokyo Cool Home & Bizのポータルサイトを立ち上げます。HTT<H減らすT創るT蓄める>の取組を掲載していますので、是非ご覧ください。

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問い合わせ先
環境局地球環境エネルギー部の下記所管
(全体に関すること)
計画課
電話 03-5388-3486
(断熱・太陽光住宅普及の支援に関すること)
地域エネルギー課
電話 03-5388-3533
(東京ゼロエミ住宅の支援に関すること)
環境都市づくり課
電話 03-5388-3536
(電気自動車等の支援に関すること)
次世代エネルギー推進課
電話 03-5320-7884
(地産地消型の事業者支援に関すること)
次世代エネルギー推進課
電話 03-5388-3402
(中小規模事業所の省エネ支援に関すること)
地域エネルギー課
電話 03-5388-3443

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