知事の海外出張について
平成19年4月23日
知事本局
環境局
水道局
このたび、石原知事が第2回世界大都市気候変動サミットへ出張することになりましたので、お知らせします。
1 出張目的
○ニューヨーク市長からの招へいを受け、当地で開催される第2回世界大都市気候変動サミットにパネリストとして参加することにより、東京都が地球環境問題に積極的に取り組んでいることを世界の都市へ広くアピールする。
○世界各都市の首長と環境問題について意見交換をし、環境負荷の少ない都市の実現に向け大都市との連携をより一層深めるとともに、今後の都の施策展開の参考とする。
2 日程
別紙のとおり
3 出張メンバー
東京都知事、政務担当特別秘書、知事本局職員(4名)、環境局職員(3名)、水道局長及び水道局職員(1名)、計11名
※世界大都市気候変動サミット
- 出席者(4月18日現在)(PDF形式:94KB)
- 会議プログラム(PDF形式:59KB)
問い合わせ先 (出張日程等に関すること) 知事本局政策部政策課 電話 03−5388−2192 (世界大都市気候変動サミットに関すること) 環境局都市地球環境部計画調整課 電話 03−5388−3560 (サミットにおける水道局の発表に関すること) 水道局総務部総務課 電話 03−5320−6320 |
〔別紙〕
第2回世界大都市気候変動サミット出張日程
月日 | 時刻 | スケジュール | 備考 |
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5月14日(月) | 12時00分 | 成田空港発(日本航空006便) | フライト時間 12時間30分 |
11時30分 | ニューヨーク(JFK国際空港)着 | ||
18時00分-20時00分 | ウェルカム・レセプション <ハースト・タワー>(ニューヨーク泊) |
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5月15日(火) | 11時00分-12時15分 | 会議(パネル会議) | |
12時15分-16時30分 | 会議出席又は参加諸都市の首長との会談等(調整中) | ||
16時30分-18時30分 | サミット運営会議 | ||
19時00分-22時00分 | 夕食会<アメリカ自然歴史博物館> (ニューヨーク泊) |
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5月16日(水) | 9時15分-10時30分 | 会議(総会) テーマ3)「変化に向けたコミュニケーションと行動の確保」 |
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10時30分-16時30分 | 会議出席又は参加諸都市の首長との会談等(調整中) | ||
16時30分-18時00分 | サミット全体会議 | ||
19時00分-22時00分 | 夕食会(クリントン前大統領出席予定) <タイム・ワーナー・センター>(ニューヨーク泊) |
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5月17日(木) | 8時00分-10時00分 | 朝食会及び記者会見<ロックフェラーセンター展望台> | |
12時00分- | 参加諸都市の首長等との会談等(調整中) (ニューヨーク泊) |
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5月18日(金) | 13時30分 | ニューヨーク(JFK国際空港)発 | フライト時間 13時間50分 |
5月19日(土) | 16時20分 | 成田空港着(日本航空005便) |
〔参考〕
大都市気候変動先導グループ(Large Cities Climate Leadership Group)
ロンドン市長によって、2005年10月に創設された、気候変動に取り組む大都市グループ。
東京都は、2006年5月にロンドン市との政策提携を行い、ロンドン市長からの要請を受け、12月に大都市気候変動先導グループに参加。なお、2006年8月、本グループはクリントン財団と大都市における二酸化炭素削減とエネルギー削減について提携した。
2007年3月現在、以下の28都市がこのグループに参加
○アジア・オセアニア:バンコク、デリー、ダッカ、イスタンブール、ジャカルタ、ソウル、東京、メルボルン
○アフリカ:カイロ、ヨハネスブルグ
○ヨーロッパ:ベルリン、ロンドン、マドリッド、モスクワ、パリ、ローマ
○アメリカ:
(北米)シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、トロント
(南米)メキシコシティー、ボゴタ、ブエノスアイレス、カラカス、サンパウロ、リオデジャネイロ
このほか、オースチン(アメリカ)、バルセロナ(スペイン)、コペンハーゲン(デンマーク)、クリチバ(ブラジル)、ハイデルベルグ(ドイツ)などの12都市が提携都市となっている。
世界大都市気候変動サミット
- ロンドン市長の提唱で、2005年10月に第1回を開催(18都市参加)
- サミット会議の目標は、CO2の排出量削減
- 2006年12月にニューヨーク市長より第2回サミット(ニューヨーク市で開催)への出席要請あり
世界大都市気候変動サミットへの石原知事出席の意義
○国は、地球温暖化対策の方向について、EUや米国に対し、明確な方向を示さず、国際的なリーダーシップを発揮できない状況である。
○世界の人口の約5割は都市に集中し、全世界のエネルギーの多くは都市で消費されている。各都市がCO2を削減していくためには、都市の首長と企業との協力が不可欠である。
○都は、国に先駆けて、ディーゼル車排気ガス対策、屋上緑化などの先進的な取組を推進している。また、水道事業では漏水率4%と世界でも例のない高い技術に基づく、水道事業を実施している。
○都は「10年後の東京」の中で、いちはやく、京都議定書以降の削減目標(『2020年25%減』)を明確にした。このことについて、経済産業省や環境省なども、我が国の温暖化対策における存在感を示すものとして、強い期待がある。
○このような東京都の先進的な取組は、世界大都市気候変動サミット事務局からも高い関心が寄せられている。
○今回のサミットは、G8参加国のほとんどの首都など、世界の主要な大都市の首長が一同に介して、気候変動問題を議論しあうという、いままでに例のない世界初の会議であり、世界的なメディアや企業からの注目度が高い。
○卓越した東京の環境施策をアピールすることは、オリンピック招致に向けても、重要な機会となる。