報道発表資料 [2007年8月掲載]

知事の海外出張について

平成19年8月24日
知事本局
環境局

 このたび、石原知事がツバル及びフィジー諸島共和国へ出張することになりましたので、お知らせします。

1 出張目的

○地球温暖化の影響を深刻に受けている南太平洋の島しょ国である、ツバル及びフィジー諸島共和国を訪問して、現地の状況を調査・視察する。
○世界で最も環境負荷の少ない先進的な環境都市の実現のため、現地から温暖化対策の重要性をアピールし、都民に具体的な行動を呼びかける。

2 日程

 別紙のとおり

3 出張メンバー

 東京都知事、政務担当特別秘書、知事本局職員(4名)、環境局職員(1名)、計7名

問い合わせ先
(出張日程等に関すること)
知事本局政策部政策課
 電話 03−5388−2192
(地球温暖化対策に関すること)
環境局都市地球環境部計画調整課
 電話 03−5388−3560

〔別紙〕

ツバル及びフィジー諸島共和国出張日程

月日 日本時間 現地時間 スケジュール 備考
9月10日(月) 19時00分  

成田空港発(FJ303)

(機内泊)

フライト時間
8時間55分
9月11日(火) (3時55分) 6時55分 〔フィジー〕ナンディ国際空港着  
  午前 フィジー気象局訪問(調整中)
  午後

ビチレブ島内視察
(Viseisei村・Lomawai村:マングローブ植林)(調整中)

(ナンディ泊)

9月12日(水) (5時30分) 8時30分 〔フィジー〕ナンディ空港発(チャーター便) フライト時間
2時間30分
(8時00分) 11時00分 〔ツバル〕フナフチ空港着
ツバル政府首脳との会談(調整中)
フナフチ島内・環礁視察
 ・海岸侵食状況(Tepuka島)
 ・土壌塩害及び浸水状況(Vaiaku地区)
(14時30分) 17時30分 〔ツバル〕フナフチ空港発(チャーター便) フライト時間
2時間30分

(17時00分)

20時00分

スヴァ空港着

(スヴァ泊)

9月13日(木)   午前
ビチレブ島内付近視察
(Beqa環礁:環礁視察)(調整中)
 
(16時00分) 19時00分

現地報告〔JICAフィジー事務所〕

(スヴァ泊)

9月14日(金)   午前 ナンディへ移動(車) 所要時間
4時間00分
  午後

ビチレブ島内視察
(Votua村:サンゴ移植、Yadua村:海岸浸食)(調整中)

(ナンディ泊)

 
9月15日(土) (7時50分) 10時50分 ナンディ発(FJ302) フライト時間
9時間10分
17時00分   成田空港着


〔参考〕

ツバル・フィジー諸島共和国への石原知事視察の意義

○地球温暖化のもたらす危機の深刻さはきわめて明確になっている。

○IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、危険な温暖化の危機を回避するためには、早期にCO2発生量を減少させる必要があると指摘しており、とりわけ今後10年間程度の取組が重要である。

○都は、この観点から、カーボンマイナス10年プロジェクトの具体化に取り組んでいるところである。

○都民、事業者の温暖化への取組を強化するためには、温暖化のもたらす危機が、遠い未来の話ではなく、目前に迫った危機であることを、具体的にリアルに、伝えていくことが必要である。

○ツバルは、海面上昇による国土の侵害という温暖化の危機が、世界でも最も顕著に表れている地域である。

○東京でも、海抜0メートル以下の地域があり、海面上昇に伴う潜在的な危険性があると考えられる。

○知事自身が現地を視察し、目で見、肌で感じたことを、自らの言葉で、都民に直接、温暖化の危機をアピールすることにより、気候変動対策に取り組む都の姿勢を内外に明確に示していく。(都においては、ディーゼル車対策の実施にあたっても、知事自らがディーゼル車排出ガスの危険性をアピールし、規制の意義を訴えることで、対策を成功させた)

○また、現地を視察した結果を、今後の気候変動に対する政策に役立てていく。