知事の海外出張

平成21年3月30日更新

台湾出張の概要・成果

 知事はこれまで台北市などの都市とアジア大都市ネットワークを構築して、国に先駆けて、都市に共通の課題に取り組んでいます。
 このたび、前台北市長の馬英九氏が台湾総統に就任するにあたり、台湾政府の招待をうけ、関連の式典に参加しました。また、台湾オリンピック委員会会長と会談し意見交換を行いました。
 なお、今回、石原知事は台湾政府から、日台間の関係促進に貢献したことにより、海外の政治家や財界人などに送られる勲章のうち最高位の特種大綬景星勲章を授与されました。

★出張の主な目的

 台湾政府からの招待を受け、前台北市長である馬英九総統の就任式に出席する。また、政府関係者等との会談により、都市外交を行う。

★出張の概要

  ○期間 平成20年5月19日〜5月21日
○出張人数 6人
○総経費 2,408千円

※主な経費は随行者等の航空運賃、宿泊費用、車両費用等である。
 なお、石原知事の航空運賃、宿泊費用、車両費用等は台湾政府が負担した。

★出張先での主な行動

●5月19日(月)
 石原知事は5月19日に成田を出発し、午後に台湾オリンピック委員会にて蔡辰威会長との会談を行いました。会談の中では、東京オリンピック招致についての協力やスポーツを通じた日台交流などについて意見交換をしました。
 午後4時からは、総統府において、「特種大綬景星勲章」の授与式に出席しました。この勲章は、海外の政治家や財界人などを対象にしたもので、これまで日本では森喜朗元首相、平沼赳夫衆議院議員や扇千景・前参議院議長などに授与されています。今回、石原知事は、「日台間の実質的な関係促進に大きく貢献した」ことにより、陳水扁台湾総統から勲章を授与されました。この式典の中で、陳水扁総統から、石原知事がこれまで台湾の観光資源についてPRを行ったこと等について謝意が表されました。(詳細は駐日台北経済文化代表処ホームページ参照。写真有。)
 また、石原知事は李登輝前総統主催の夕食会に参加しました。

●5月20日(水)
 午前中は、総統府で行われた馬英九氏の総統就任の宣誓式などの式典と台北ドームで行われた馬英九総統の就任式典に参加しました。ドームでは、就任演説のほかに、祝賀行事として郷土芸能や人気歌手などによる記念コンサートなどが行われました。ドームでの式典終了後、再び総統府に移動し、日本からの就任式典参加者を対象とした、馬総統と簫副総統主催昼食会に参加しました。この昼食会には、石原知事のほかに、平沼赳夫衆議院議員を代表とする超党派の国会議員25名、仲井眞弘多沖縄県知事、中田宏横浜市長を含む70名余が出席しました。
 (資料:総統就任式関連新聞記事(PDF形式:116KB)、馬英九台湾総統就任演説

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台北ドームで行われた式典及び会場外での模様

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総統府で開催された昼食会における台湾総統・副総統と懇談の様子

●5月21日(水)
 帰路に際して、台北駅から桃園国際空港近くの桃園駅まで、日本の新幹線の車両技術等を利用した台湾高速鉄道を視察しました。この高速鉄道は平成19年3月に全線開通し、現在、台北市と高雄市の間を90分で結んでいます。
 なお、今後、国際空港と桃園駅とが地下鉄で結ばれる予定のほか、高速鉄道の各駅周辺で大規模な沿線開発の計画があり、高速鉄道の開通により、台湾のさらなる経済発展が見込まれます。
 (リンク:台湾高速鉄道