石原知事記者会見

平成20年2月21日更新

石原知事定例記者会見録

平成20(2008)年2月15日(金)
15:02〜15:24

知事冒頭発言

【知事】私から冒頭申し上げることはございませんから、質問があったらどうぞ。

質疑応答

【記者】参議院の議員宿舎の問題なんですが、一部報道では、新しい計画地のほうでの建設を容認する方向という報道がなされておりますが、改めて知事のお考えをお聞かせ願いたいんですが。

【知事】とにかく、この間、西岡君(西岡武夫 参議院議院運営委員長)と自民党の幹事長かな、それから事務局の人が来ましてね、それで、こちらの言い分を言って、再協議しましょうと言って、再協議してませんから、何もそんなこと、進展してないと思います。

【記者】そうなると、去年の猪瀬さん(猪瀬直樹 東京都副知事)は「門前払い」というふうに表現されておりましたけれども、あの状態から変わってはいないということでよろしいんでしょうか。

【知事】その後、ちょっと、何というんでしょうね、あそこの地区計画みたいなのがあって、それができたいきさつとか、それに対するまちの反応の変化というんでしょうかね、何かその他この他聞きましてね、要するに、それも含めて再協議をしましょうということなんですけど、いまだその機会を持ってませんから。こっちも、ここのところ忙しいのでね。やがて折衷できることは折衷したらいいと思いますよ。駄目なものは駄目だと思うし。

 いずれにしろ、あそこに素晴らしい森があるんでね、あれを毀損するというのは、私は非常にもったいないと思っていますから。

【記者】今の参議院の宿舎の場所に建てかえようとすると、千代田区の地区計画では、商業施設を入れなければいけないということらしいんですが、その辺…。

【知事】それも含めてね、その後の仄聞(そくぶん)も含めてですけどね、こっち側にホテルニューオータニの贅沢なアーケードもあって、その外側の店も並んでますよね、ベルサーチとかアルマーニとか。あれに対応してるあの通り、清水谷公園もあったりするし、プリンスホテルの地所だったり、料亭の入り口があったりしますけどね。そういうものをどういうふうに吸収してトリミングしていくか知らないけども、反対側と同じようなものをつくりたいというような気持ちはわかりますけどね。

 参議院のほうは、商店街が下にあると治安がよくないとか、そんなこともないと思うんだね、これ。下から上へ上がっていくルートさえつくらなきゃいい訳だから。ですから、どうせなら今のところに建てかえて、その下にそういう商店街ができるのは結構なことだと思いますね。治安が悪いということにはならないと思いますけどね。

【記者】新銀行東京の件なんですけれども、増資について、いろいろ報告を聞いてから考えると、この前おっしゃっておいででしたけれども、知事としてはどういう決断をなされたんでしょうか。

【知事】今まで銀行についてはいろいろ報道がありますけどね、ずっと調べてまいりましたら、この銀行は、旧経営陣によってちょっと常識から外れた運営がなされたんですね。頭取というか社長という一番トップの命令で。

 ずっと調査してきたんですよ。その結果わかってきた訳だけど、いくつかそういうことがあるんですがね、例えば、半年もつような会社だったら、構わないから貸せというんだね。こういう指令を出して、貸出先の数を揃えることで、何の営業の成績にもつながらないと思うんだけど。つまり、半年ぎりぎりもつような会社がお金借りたら、3カ月か4カ月延びても倒産する訳ですよ。それが重なって、普通の銀行業務だったら考えられないことが行われたり、その他この他ありましてね。

 しかも、率直に言って、途中の報告が粉飾されてましたな。そんなことで、こういう結果になってね。ですから、最終的に、しかるべき報告を受けた上で結論を出して、まず議会に諮りたいと思っております。

【記者】まだ結論は出ていないという段階なんでしょうか。

【知事】出ようが出まいが、これはあなた方に先に言うことじゃないでしょう。やっぱり議会あってのことですから。そこら辺は常識で考えてもらいたいね。

【記者】今回の議会では諮ってもらうということは変わらないということですか。

【知事】はい。こちらの提案を出します。

【記者】花粉症のシーズンが本格的に到来しましたが、今年は去年に比べて2倍から3倍の花粉が飛ぶという話ですが、知事も花粉症とお聞きしているんですが、今年はどうでしょうか。

【知事】僕、花粉症に一回だけなったんですがね、花粉の最中に、あきる野かな、ジャンクションの開通式に行って、2時間ぐらいいたらひどい目に遭ったんだけど、あの年だけで済みましたね。その翌年も去年も今年も、私自身としてはその気配がないので、ほっとしてますけども。

 しかし、今年花粉の量が多いというのは、やっぱり気候のせいですか。そこはつまびらかにしないけどね、私自身は今のところ安全です。かといって、花粉症対策を怠るつもりはありませんけどね。これはやっぱり時間がかかる問題ですから。

【記者】東京都としては、一昨年から植え替え等の対策をされていますが、10年計画ということで、なかなか結果に結びついてはいないと…。

【知事】そりゃそうね。ちょっとやそっとじゃ、なかなかならないね、これね。木を全部切り替えて切って植え直すという訳にいかないからね。お金もかかるしね。

【記者】今後の課題というか展望みたいなものがもしあれば、お聞かせいただけますか。

【知事】うーん、我々は我々なりに考えつくことでやってきたんですけどね。何か妙案があったら、逆に教えてもらいたいね。

【記者】東京都以外のスギも結構東京に来ているという話ですが。

【知事】そりゃそうでしょう。

【記者】そういった働きかけとか、そういうのが今後大事になってくるのかなとも思うんですが。

【知事】まあ、渡り鳥みたいなもんだからな、勝手に飛んでくる訳だから。だけどね、とりあえず、やっぱり自分たちの身近な周りの森から手をつけるということでしょうね。これはやっぱり他県に及ぶ話だったらね、だから、神奈川県と埼玉県と一緒にやってますよ、このプロジェクト、だけど、経済的に非常に損失がある問題だから、国がこの問題をどういうふうにとらえるかということじゃないかな。じゃなかったら、我々、山梨県と静岡県まで出かけて、ああしろ、こうしろとは言えませんからね、これはやっぱり。

【記者】ありがとうございます。

【記者】新銀行についての続きなんですが、議会に諮るとすると、代表質問の段階からきちっと審議してもらうためには、来週の20日の議運にかけないといけないと思うんですが、これは週明け、割と早い時期に議会に提案するという理解でよろしいのかというのが1点と、もう1つ、過去の負の遺産を処理するにしても、やっぱり銀行自体の収益体質が良くならないと、それこそ先ほど知事が例に挙げられたように、半年後に潰れる会社への融資と同じようなことにもなりかねない訳なんですが、都税から追加で出資という形で支援するとすると、銀行に今新たに求める条件というか努力というのはどんなことを想定されているのかというのをちょっとお聞かせいただきたい。

【知事】前段はあなたのおっしゃるとおり、議会の運営のタイムスケジュールに沿って、しかるべき時期に提案いたします。

 それから、次の問題はとても大切なんですが、今までの営業を眺めていますとね、東京の持っているポテンシャルみたいなものを活用した融資というか、そういう事業運営というのを全然していなかったんですよ。これは私たち、この最初の第1段階の措置と次のセカンドステージのことを考えています。それに自信を持って議会に提案するつもりでいますけどね。やっぱり運営の発想を変えませんとね、もちろん中小企業のためにつくった、銀行ですけどね、銀行そのものがそういう作業だけでだんだんやせていったのではしようがないのでね。やっぱり東京が株主でいる訳ですから、いろんな、持っている、まあ場合によったら1つの投資事業のようなものも積極的に考えていくべきじゃないかと思います。

 それから、やっぱりそういう発想があまり日本にないね。今度、内外にいろいろ知恵を求めましたがね、非常にそういう点で参考になりました。だから、外国がやっているようなことを日本プロパーでできないことないと思うし、そこら辺のところでやっぱり、多角的にこれから、最初のステージができた上でやっていかなくちゃいけないと思うし、今度のことでいろいろ研究してみた結果、日本の金融界というのは本当に遅れているね。あなたなんか専門家だからわかるでしょうけどね、どうしてこういうことを思いつかなかったか、どういうことをやらなかったかって、日本でプロパーでできることはたくさんありますよ。そういうことも重ねて、立て直した上で、余力を持って積極的に中小企業のために貸し出しできる、そういう力をつけていきたいと思っています。

【記者】また追加で、新銀行東京についてなんですが、これまで常々、公の場で追加出資はしないというふうに明言されてこられたと思うんですが、報道にあるとおり、新銀行側から追加出資をしてくれというふうな要請があった場合、その出資はあり得るのか。もしあるとすれば、どのような理由づけなら都民の理解を得る…。

【知事】だからそれはね、これから議会にあることを提案して、その討論の中で出てくることですから、今ここでは具体的に質問を受けても答えません。

【記者】出資があるかないかについても?

【知事】ええ、ですから、それそのものも基本的な問題ですから、ここで云々するものではなくて、やっぱり議会にまず話すべきでしょう、議会があるんだから。記者クラブが先にある訳じゃないんだから。

【記者】あくまでも、東京都…。

【知事】今言っただけのこと。はい、どうぞ。

【記者】東京マラソンが日曜日に迫りましたが、改めてどういったことを期待されるのか、何を知事が一番楽しみにされているか、お聞かせください。

【知事】楽しみとすれば、たくさんの人に大いに楽しんでもらいたいけどね。やっぱり去年のような最悪のコンディションの気候でもね、皆さんに非常に喜んで満足してもらいましたしね。ただ、今度は比較的天気がいいようでね、最高9度近くまで気温が上がるようですけれども。

 この間、有森さん(有森裕子 マラソン元オリンピック日本代表選手)という、この間がラストランで今度も10キロ走るらしいけれども、彼女と新たに対談しましたらね、彼女のようなプロが言うのはね、天候がいいとみんな無理すると言うんだね。アマチュアの人たちは、「よし、この間は6時間台で走ったけど、今度は6時間切ってやろう」とかね。それで無理されると、逆に事故を起こすというか、非常にハードなスポーツですから、それを非常に心配しています。

 この間も2人倒れてね。聞いてみると、ああいう市民マラソンというのは、どこの国でも何かやっぱり、困った痛ましい事故が起こるケースが多いようですけどね。幸い、この間、なかったんですがね、2人とも退院されて。今度もね、それがなきゃいいと思うけど、これはまたランナー一人ひとりの自分の健康管理だからね。天気がいいので、晴れて、みんな走って頑張っているうちに心臓に支障を来したりなんかしたら困るなと思って、それだけはね、私はやっぱり、どう言うんでしょうね、まあ神に祈るしかないね、これは。

【記者】今のお答えと重なるかもしれませんが、前回は第1回目ということで注目も高く、今回2回目で、前回を超えるハードルは高くなっていると思うんですが、そういう意味で、前回の課題を今回どういうふうに生かすというふうに知事がお考えになっていることがあれば教えてください。

【知事】この間ね、やっぱりいろんな問題がありました。例えば、それも有森さんの説明だとね、やっぱりああいうふうに寒い時だと、バナナとかそういうものの、需要が増えてね、1本で済むところを2本食べる人が出てくる。だからね、この間、バナナが足りなくなったんですよ。今度はその倍揃えましたしね。トイレもね、やっぱり非常に寒かったせいもあるけどね、非常に需要が多かったので、今度はね、かなりの数増やしました。1.5倍ぐらいにしたんじゃないでしょうか。

 そういう点でね、準備として粗相は来さない自信はありますけども、一番心配なのはやっぱりみんな天気よくて、無理しないこと。それから、人気になったんでね、いろんなテレビ番組が自分の抱えているタレントを出すんだね。どう見ても、この人、マラソン無理じゃないかという人がいるんだよ。随分太っていたけど10キロやせたというけど、10キロやせたって、なお転がったほうが速いんじゃないかなというやつもいるからね。これもやっぱり無理しないでもらいたいな、本当に。番組のために死んじゃったんじゃ困るんでね。

【記者】去年は、浅草地区の一部の方々が通れなくなって不便だということをおっしゃっていましたが、その方々に対して協力を呼びかけるじゃないですけれども、何かおっしゃることがあればお願いします。

【知事】それはやっぱり東京全体でやるイベントですからね。そんなこと言ったら、銀座の歩行者天国で買い物する人がですね、地方から出てきてやっぱり時間にぶつかっちゃったんでね、あそこ、歩けないということもある訳だ。浅草の人も、そういうこと考えてもらって、とにかくあの日、明後日はね、全体、東京が1つになる日ですからね。やっぱり東京の都民であり、浅草の住民であるなら、そこは理解してね、ひとつ我慢して協力していただきたいですな。

【記者】今の東京マラソンの件なんですけれども、以前知事は、今の3万人の規模を大きく増やしたいということをおっしゃっていたと思うんですけれども、今も、日曜日はこれで人数、やると思うんですが、将来的には増やしていきたいという知事のお考えに変わりはありませんか。

【知事】ありません。今度も少し増やしたんですよ。5,000人くらい増やしたのかな。ですからね、十何万アプライがあったけどね、申し込みが。それは全部入れる訳にいかないから、せいぜいね、警察にも努力願って、5万人くらい走るようにしたいね。

 ただ、これもね、有森さん以下、プロのランナーが褒めてくれたんだけど、ほかの市民マラソンというのは1回から2回、3回、4回と経験重ねて充実してきたけど、東京は1回目でね、しかもああいう悪天候の中でね。本当に僕は感謝したのは、ボランティアの方々がああいう悪い条件の中で本当によく頑張ってくださった。それから、ボランティアでない通行人が拍手しながらね、やってきたランナーに持っていたチョコレートくれたりね。ああいう、何ていうかハートウォーミングなエピソードがたくさんありましたがね。それゆえに、もうちょっとやっぱり、できれば5万人くらい走ってもらいたいと思いますよ。

【記者】将来の目標、5万ということでよろしいですか。

【知事】そうですね。

【記者】新銀行の件で2点だけお願いします。先ほど知事が、途中の報告が粉飾されていたとおっしゃったんですけれども、これ、決算が粉飾されていたんでしょうか。もうちょっと具体的に。

【知事】いや、どういうんでしょうね。決算というよりも、運営そのものにいろんな粉飾があったのと、私が聞いていることと違ったりですね。例えば役員会の決議なんかも、非常に不思議なものがありましたな。

【記者】あともう1点、先ほど前経営陣の姿勢を批判されましたですけれども…。

【知事】最初の経営陣ね。

【記者】最初の経営陣を任命というか任せられたのは、知事を初めとする東京都だと思うんですけれども、この点については責任は。

【知事】これはしかし、お聞き及びでしょうけど、まあ要するに財界に諮ってですね、経団連のある重鎮から推挽(すいばん)を受けて、私たち、安心してこの方を引き受けたんですけどね。その人の能力を審査する、こっちはその知識も能力もありませんしね。これはやっぱり日本を代表する経済界の推挽というものを私たち信用して、引き受けざるを得ないんじゃないですか。

【記者】今の質問の関連ですが、いずれにせよ数百億単位の支援ということになると、議会にしろ、都民にしろ、誰の責任でこうなったのかということが出てくるのは必至かと思うんですが、知事のお話にあったように、前の経営陣の乱脈経営というものがあったとすれば、大株主として、その内容を調査するなり追及するなりということをしていくおつもりはありますか。

【知事】もちろんありますね。それから、それをやってきました、今までも。それから、まあ議会での提案、質疑応答の中で出てくるでしょうけども、その段階でね、それを踏まえてあなた方ご自身も調べて調査しても結構ですが、ちょっと普通の常識で考えられない、唖然とするようなことがいろいろありましたね、残念ながら。

 それから、私がね、例えばATMがほとんど動いてないから、無駄だからね、こんなもの、終了してしまったらどうだと言っただけで、私、実は金融庁からお叱り受けたんですよ。株主として余計なこと言うな、経営者に任せるべきだと。一事が万事、そうでしたからね。

 まあ、順次報告を待って、私たち、成り行きを眺めていたんですけどね。ある時点まで来て、それぞれその限界を感じたから。まあ経営陣も替わったりしましたけどね。ちょっとその時点では遅かった感じはしますな、やっぱり。

 それ以上のこと、もっと具体的なことは、恐らく議会でのやりとりの中で出てくると思いますから、それを傍聴されて、判断していただきたいと思います。

【記者】今の続きになるんですが、いわゆる融資の判断がおかしいとかですね、あるいはまあそういうことというのは、現体制では、新規にやっている分とか継続している分については概ね都から優秀な人材が行かれて正常化しているというふうに知事はご覧になっていますでしょうか。

【知事】いや、今のスタッフではまだ限界があると思いますね。これはもっと幅の広い発想力を持った、何ていうんでしょうね、スタッフを揃え直さないとですね。今の、創設の時携わった局長が出向しているけど、これ、やっぱり一種の終戦処理というか、そういうことでしてね。彼はやはり随分苦労してますけどね、それだけで追いつくものじゃないと思います。

【記者】先週の記者会見で中国のギョーザの件に関して、輸入の加工食品に関しても原産地表示を徹底したいというふうにおっしゃいましたが、具体的な検討の状況を教えていただきたいのと、それに対して農水省などから、そういったことは現実的に不可能だという声が上がっているんですが、どうお考えになりますでしょうか。

【知事】現実的に不可能ったらね、それは国の役人、どこの官僚でもみんなね、面倒くさいことはやらないの、そう言って。しかし、やってみればできることはたくさんありますからね。現に被害を受けている訳だから。生命にかかわることですから。これから先も、これ、野放図にしたら、どんなことが起こるかわからない時にね、それを最小限に繰り替える努力というのは行政の指導でできるはずだから、できることはやらなきゃ駄目なんじゃないですか。食べて死ぬのは日本人なんだから、国民なんだからね。その国民を保護しなくちゃいけないのは国の役人でしょう。

【記者】参院議員宿舎の件でお伺いしたいんですが、先ほど知事、再協議の内容によってはというようなことをおっしゃっていましたけれども…。

【知事】いや、再協議をまだしてないんですから。だから、そこで出てくる問題があったらまた討論しましょう。

【記者】この内容によっては、移転予定地に建てるということもあり得ることですか。

【知事】いや、わかりません、それは。そんなこと、今から仮定の上で答えられるもんじゃないからね。どんな提案出てくるか、わからないんだから。

【記者】知事のお考えとしては、今建っている場所に建てかえるべきだというようなお考えですか。

【知事】それが一番いいんじゃないでしょうかね。しかし、下に商店街つくっちゃいかんって、それもね、治安によくないって、そんなばかな話ないですよ。完全に隔離して、地上の1階、2階の商店街から上に行かないようにすりゃいいんだから。

 はい、それじゃ。

(テキスト版文責 知事本局政策部政策課)