石原知事と議論する会

平成14年8月19日更新

がんばれ中小企業!〜東京の危機突破は中小企業の活力から〜
平成11年度第2回「石原知事と議論する会」概要


テーマ  がんばれ中小企業!〜東京の危機突破は中小企業の活力から

日時  平成11年10月5日(火)午後3時から午後4時50分まで

場所  大田区産業プラザ3階特別会議室

趣旨  東京にある企業の98%は中小企業です。東京の中小企業は、世界に通用する優れた技術やアイデア、質の高い労働力の宝庫であり、東京のみならず日本の産業・経済を支える大きな力となっています。
 中小企業は今、長引く景気低迷と、産業構造転換の渦中で苦闘していますが、その活力アップが、東京の活力再生の鍵を握っていると言っても過言ではありません。中でも、自らリスクに挑戦し、経営環境の変化に機動的に対応できる中小企業の役割は重要です。
 東京都では、従来からの支援策に加えて、こうした経営革新や創業に取り組む自立指向型中小企業に対する支援策として、新たな債券市場の創設準備や、技術力評価を重視した制度融資の見直しなどを進めています。
 今回の「石原知事と議論する会」は、国内有数の高度技術集積地である城南地域の中小企業経営者の皆さんから、中小企業活性化についてのご意見やアイデアをお聴きしました。参加者の皆さんからのご意見は、東京都で現在進めている「東京都産業振興ビジョン」策定の参考とします。
   
参加者


(公募都民)
発言者13名、一般参加者24名
(コメンテーター)
梶原 徳二さん(東京の問題を考える懇談会委員、株式会社カジワラ社長)
中西 真彦さん(財団法人国際科学振興財団会長、株式会社ベンカン会長)
橋本 久義さん(政策研究大学院大学教授)
(都側関係者)
知事、関係局長、政策報道室長(司会)


主な意見

○ 信用保証協会の弾力的運営を(融資限度額の引き上げ、知的所有権の担保化、私募債の保証)

○ 融資据置期間の延長、下請企業へも現金で支払を

○ 無形資産の担保化とそれを可能とする審査機関の設置を

○ 地域を活性化するための新しい仕組みを

○ 中小企業振興センターの夜間開所を

○ 人材育成、技術継承のため教育施設の整備、充実を

○ 国や都で、工場海外進出時のカントリーリスク回避策を

○ 同業の小規模企業者の連携を進め、大田区で新事業を起こしたい

○ 民間建築物の耐震補強に補助制度を

○ 連帯保証人制度の見直しを

○ 羽田空港の国際化推進を

○ 廃棄物処理施設建設に知事のリーダーシップを

○ 新技術開発計画等に対する審査の適正化を

○ 「ものづくり」の基礎技能技術を教える工業高校を減らさないで