平成23年4月1日更新

東北地方太平洋沖地震・東京都知事発言


発言内容

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 今年度の外環道の予算で、かねてから国に要望してきた工事費が計上されました。これによって、日本の国土の根幹的なインフラである外環道が、今年度いよいよ工事着工することになります。
 今回の大震災では、改めて、物流の重要性、道路ネットワークの重要性が明らかになりました。大津波にみまわれた宮城県・岩手県沿岸を貫く三陸自動車道が整備されていなかったことが、東京からの救援物資などの輸送を遅らせているようです。もし東京が被災したならば、圏央道や外環道が整備されていない状態では、日本の東西交通が分断されかねないと痛感いたしました。
 外環道をはじめとする首都圏三環状道路は、まさに、災害から首都の中枢機能を守り、日本の東西交通の要となります。
 災害に強い強靭な国土を再構築するためにも、全国的な高速道路ネットワークを形成し、首都機能を磐石にする外環道の早期完成を、国に強く求めてまいります。

東京都知事 石原 慎太郎
本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。