東北地方太平洋沖地震・東京都知事発言
発言内容
福島第一原発は、予断を許さない状況が続いております。
警視庁の機動隊が、原子炉への放水作業に参加していますが、何としても頑張ってもらいたいと思います。
なお、都内の放射線測定値ですが、最新データでは、大きな変化はありません。
原発の関係で、多くの方が待避を余儀なくされています。都内への避難を希望される方のため、当面の受入先を準備させています。
本日中に、足立区の東京武道館と調布市の味の素スタジアムで受け入れを開始すべく、準備をさせております。
区市町村にも受け入れを働きかけております。
また、都立高校と特別支援学校で被災した生徒の転学も受け入れることといたしました。
被災地では、医療機関も大きな被害を受けております。
そうした中、東京で、人工透析患者を受け入れて欲しいとの依頼が、東京都医師会からありました。
被災者の生命にかかわることであり、現在、宿舎の手配を急いでいます。
先ほど、四百十一名が到着したと聞いています。
東京都として、可能な限りの手は尽くしますが、国にも、全国的な視点に立って、調整して欲しいと思います。
被災地に物資を送りたいとの声が数多く寄せられています。
東京都としても、窓口を設けることといたしました。
具体的な方法については、このあと発表させます。
いずれにしても、被災地は、厳しい状況が続いておりますが、東京として、とにもかくにも迅速に手立てを講じていきます。
都民の皆さんにも、協力を重ねてお願いいたします。
東京都知事 石原 慎太郎 |
本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。 |
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