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猪瀬都知事「知事の部屋」
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平成25年1月31日更新

「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会評議会」に出席
Governor Attends the Tokyo 2020 Council Meeting

 猪瀬知事は、1月30日に都庁第一本庁舎にて開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会評議会」に出席しました。

 第3回評議会となる今回の議題は、今月提出した立候補ファイルと3月のIOC評価委員会の視察について。また、評議会議長に公益財団法人日本体育協会の森喜朗名誉会長、評議会副会長に公益財団法人日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問が就任しました。

 評議会会長として初めての出席となった猪瀬知事は、「評議会の皆様には、オリンピック・パラリンピック東京招致に向けて、多大なご尽力をいただいていることに厚く御礼申し上げます。」と挨拶しました。
 これからの招致活動について、「ロンドンで記者会見をやりまして、大変反響が大きかったということで、まず第1ステップはクリアしたと思っています。これから、第2ステップ、第3ステップ、第4ステップ。第2ステップは、調査団が3月初旬に来ますが、この調査団に中身をきちんと説明できるか。それから、ロンドン・オリンピックの閉会式で、ロゲ会長が『ロンドンのホスピタリティはすごくいい』とおっしゃいました。我々は、第2ステップの段階で、東京のホスピタリティ、日本語ではおもてなしと言いますけれども、より洗練された世界であることを直接見ていただく。間近に迫っているこの第2ステップを、我々はまずクリアしなければいけない。調査団は言わば通知表を作る訳です、どのくらいかと。その評価が今後の成功に大きくつながっていきます。そして第3ステップは、スイスのローザンヌ、7月です。第4ステップはご承知のとおり、9月7日、ブエノスアイレスです。是非皆さんにお願いしたいのは、これは東京オリンピックではなく、日本オリンピックです。ワールドカップは国でやります。たまたまオリンピックの理念は、都市の名前がついているから、東京ということになりますけど、日本国のオリンピックです。被災地に聖火ランナーが走り、宮城スタジアムでサッカーをやる訳ですが、国を挙げての国家総力戦であるということは、招致活動の一番大事なところなんですけれども、まだまだ国家総力戦という部分は薄い感じがするんです。IOCの委員は100人位います。このIOCの委員に対して、会長である猪瀬、評議会議長の森さん、理事長の竹田さん、3人は正面から行きますが、IOCの委員にとって重要なのは、『友達作戦』と『絆作戦』です。あえて言いますが、『絆作戦』というのは、それぞれのスポーツの組織を通じてIOC委員に働きかける。『友達作戦』というのは、外務省であり、文部科学省であり、経済産業省が国家として、あるいは民間の会社の人が取引の関係も含めて、そういうところからIOC委員に迫る。この両方で迫っていって、100人のIOC委員、個人で一票ずつ獲得していく。こういうことが今一番必要です。全体で、国を挙げて、民間も霞ヶ関も、各スポーツ団体も、全員でやる。これが、この頃ひしひしと感じている我々を取り巻く状況であり、それをどう突破するかということではないかと思っています。今日はこれだけ皆さんにお集まりいただいて、もう一度国家総力戦であるということを申し上げたい。これから、招致を成功させるためによろしくお願いします。」と述べました。

On Wednesday, January 30, Governor Inose attended the Tokyo 2020 Council meeting. He greeted the Council, saying, “I would like to express my deep appreciation to you, the members of this Council, for your enormous efforts for Tokyo’s bid.”
Regarding the bid activities from now on, he stated, “I think we were able to take our first successful step with the very favorable reception we received at our press conference in London. Our next step will be to have the members of the IOC Evaluation Commission see our hospitality with their own eyes and realize how sophisticated Tokyo is. The third step will be our presentation at Lausanne, Switzerland, in July. And the fourth step, as you well know, will be taken on September 7 in Buenos Aires. I certainly hope that you will work to boost enthusiasm for the bid as not just a ‘Tokyo Olympics,’ but as a ‘Japan Olympics.’ World cup events are hosted by the whole nation. In the case of the Olympics, however, a city name is used, so it becomes the Tokyo Games, but this is really a Games for Japan. Since we plan to have torchbearers run through the areas hit by the earthquake and tsunami, and football matches held at the Miyagi stadium, the most important point of our bid activities will be for us to work toward this goal united as a nation.”