知事の部屋

 
猪瀬都知事「知事の部屋」
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記者会見

平成25年11月26日更新

猪瀬知事記者会見
平成25年11月26日(火曜)
10時00分〜11時15分

知事冒頭発言

1 徳洲会グループからの借り入れについて

【知事】まず、このたびは、私が医療法人徳洲会グループから5000万円をお借りした問題におきまして、都民の皆様、都庁職員の皆様、そして都議会の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしまして、まことに申しわけございません。
 その後、手元の資料を改めて確認した結果、経緯についてご説明させていただきます。
 2012年11月6日、徳洲会鎌倉病院で理事長の徳田虎雄氏に面会し、都知事選出馬の挨拶を行いました。その後、11月14日に徳田毅議員にもお会いしました。11月19日に、徳田毅議員から電話にて、議員会館においでいただきたいとの話がありました。翌11月20日、衆議院第一議員会館の徳田毅事務所を訪問し、徳田毅氏と面会したところ、徳田毅氏から5000万円をお貸しすると話され、徳田氏が用意した借用書に署名を求められました。これ、借用書であります。

 受け取った金銭は、自宅に持ち帰り、使う予定もないので、妻の貸し金庫に預けることにしました。今年1月下旬ごろ、お借りしたお金を返す旨を徳田毅氏に連絡し、2月4日に借入金の返却の方法を打ち合わせすることになりましたが、前日の2月3日に徳田氏側から都合が悪くなったとの連絡が入り、打ち合わせは急遽キャンセルになりました。
 これ以後、2月から始まった予算議会、3月上旬におけるIOC評価委員会の来日のプレゼンテーションの準備、4月のニューヨーク出張、5月下旬のロシアのサンクトペテルブルクにおけるスポーツアコードのプレゼンテーションの準備、その直前に妻の脳腫瘍が判明し、7月下旬に亡くなるまで、公務と妻の介護に追われていました。五輪招致は佳境に入り、妻の死亡後も海外出張が続き、落ちついたのは9月7日の五輪招致、ブエノスアイレスからの帰国後でありました。
 借入金返却のため、妻名義の貸し金庫から保管していた現金を取り出す手続きが8月23日に確認できたため、返還する準備を進めました。ブエノスアイレスから帰国後、徳田毅氏に連絡をとり、借入金の返却日時を9月26日とすることとし、その日、特別秘書の鈴木が都内のホテルで徳田毅氏の代理人である徳田秀子氏に面会し、借入金を全額返却いたしました。
 お借りしたときに作成した借用証は、徳田毅氏事務所から、後日、人を介して私の事務所に郵送されてきました。
 経緯は以上であります。
 都民の皆様、都庁関係者の皆様、都議会の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。

質疑応答

【事務方】それでは、これから質疑応答に入りますが、発言の際には最初に社名とお名前をいただくようお願いいたします。また、日程の都合上、11時までと会見はさせていただきますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。
 それでは、ご質問のある方の挙手をお願いします。

【記者】テレビ朝日の竹内結子と申します。今のお話ですと、11月20日に徳田議員のほうから5000万円を貸しますというお話があったということですけれども、それ以前にお金の話というのはなかったんでしょうか。

【知事】選挙にお金がかかるだろうという、そういう話題は上りました。

【記者】お金を貸してほしいとこちらから申し出たのか、それとも向こうから貸しますと先にお話があったのか、どちらが先なんでしょうか。

【知事】選挙にお金がかかるという話題が出ましたときに、僕自身は3000万ぐらいで選挙をやるつもりですというふうな話をしました。で、実際に今回の選挙でかかった費用は3000万円でした。あと、確認団体分入れて3700万円でした。ただ、そのときには、その後の生活とか、その先のことが全く見えなかったので、お金をお借りするという、個人的にお金をお借りするという気持ちになっていました。

【記者】5000万円という金額になったのは、どういった経緯からだったんでしょうか。

【知事】5000万円は、徳田毅議員の側から提示されて、こちらがその借用書にサインしたということであります。

【記者】日本テレビの坂巻です。借用書をですね、公開されましたが、ちょっともう一度見せていただきたいんですが。

【知事】はい。

【記者】借用書の文面というのは、どのようになっているんでしょうか。

【知事】借用書、徳田毅殿。11月20日、5000万円也。で、僕の住所とサインです。

【記者】期限とかは何も書いてないわけですよね。その日の日にちだけということですよね。

【知事】そうです。

【記者】その借用書は、当初、お探しになるということでしたけれども、どこに保管してあったんでしょうか。どこから出てきたんでしょうか。

【知事】徳田毅さんの側に保管して、もちろん徳田毅さん側にお渡ししたものですから、徳田毅さんの側に保管されていたということであります。

【記者】そうではなくて、返却された後ですね、知事の手元でその借用書というのはどこにあったんでしょうか。今回、見つかってきたわけですけど。

【知事】これは、返却された後、貸し金庫に入れてありました。

【記者】貸し金庫というのは、ご自分の貸し金庫ということでしょうか。

【知事】そうです。はい。

【記者】当初、借用書につきましては、あるかどうかちょっと曖昧な表現もあり、その後、あるというような形になってきたと思うんですよ。

【知事】はい。

【記者】ただ、貸し金庫に入れたんであれば、5000万円の金額ですし、なかなか記憶からなくなることはないと思うんですけれども、その点は。

【知事】はい。ちょっと説明が至らなかったことについておわび申し上げますが、届いているはずだということだけ僕は確認していましたので、自分の目で視認してないというか、確認してなかったというだけで、届いているよということは聞いていたんですが、自分が直接目で確かめていなかったということです。

【記者】貸し金庫にしまわれたのは知事ご本人でしょうか。

【知事】いや、違います。

【記者】フジテレビの椿原です。5000万円を貸してくれるといったときに、その5000万円、無利子、無担保で貸してくれるということに何か不自然なところを感じなかったですか。向こうが何か見返りを求めてくるなど、そういった意図があるのではないかと疑いはなかったんでしょうか。

【知事】まあ、借りたお金は、なるべく早くお返しするつもりでおりましたので、そのまま手つかずで保管しておりました。先ほど申し上げましたように、1月下旬にはもう返却の申し出をいたしております。ですから、確かに今、考えてみると、そのような批判を受けても仕方がありませんが、とりあえず僕は返すんだよという紙を、借りたということをね、確認すればいいと思っておりましたので、お返しするつもりでおりましたから、金利とか、あまり考えませんでした。当時、立候補して、いろんな方々にご挨拶したり、いろんな方々にお会いしていて、少し、ま、今となってはしかたありませんが、当時、そこまで考えに至りませんでした。はい。

【記者】使う予定もなかったので、すぐに金庫に入れたということでしたけれども、使う予定がないのに、なぜ5000万円もの大金を借りたんでしょうか。

【知事】まずは、当面の選挙資金としては、大体3000万円ぐらいだろうというふうに予測しておりましたので、ただ、その混乱期の、立候補をするということは既に決めていましたが、どういうふうに、何をしたらいいのかということについては、あまりまだ深い考えがなく、選挙をやったことがないので、とりあえず個人としてお借りして、その後、自分が、これはもう作家の仕事をできないのじゃないかもしれないとか、小さなオフィスですが、何人も雇っておりますので、そういうことでお借りしておいて、不安をちょっとこう取り除くことができたかなというふうに思っていた次第です。はい。

【記者】ありがとうございました。

【記者】共同通信の中井と申します。先ほどの知事のお答えで、選挙にお金がかかるだろうという話題は出たというお話があったと思うんですけども、これはいつ、11月14日の毅さんとお話になったときですか。それとも、11月6日の鎌倉に行かれたときのお話なんですか。

【知事】これはですね、選挙でお金かかるだろうという話題は、あちこちで、いろんな人に会うと言われました。で、今のご質問に対してお答えしますと、11月14日のときにそういう話題が出ました。

【記者】6日に理事長にお会いになったときは、そういう選挙のお話は、お金かかるというようなことは一切なかったですか。

【知事】最初に11月の6日に徳田理事長に挨拶に行ったときは、基本的にはご挨拶をして、徳田理事長という人がさまざまな医療活動をやってきたという、そういう話をお聞きするという感じでありました。はい。

【記者】で、11月14日に毅議員にお会いになられたのは、これはどこでお会いになられたんですか。

【知事】毅議員とお会いしたのは、いわゆる和食屋のようなところであります。はい。

【記者】それは、知事から議員にもお会いしたいというふうにお話になったんですか。

【知事】場所のセッティングは僕ではありませんが。

【記者】先方から、知事に会いたいというお話があったんですか。

【知事】会おうじゃないかという話になったと思います。

【記者】先方からあって、じゃあ、それならばとお受けして、お会いになられたと。

【知事】はい。で、よもやま話みたいな話になりました。

【記者】そこでは、選挙にはお金かかるぞと。

【知事】そういう話も、話題に当然上りました。

【記者】そうすると、19日に毅議員からお電話があって、議員会館に来てくださいと。

【知事】うん。

【記者】それで、お金を受け取られたのが20日ということだったんですが。

【知事】そうです。

【記者】このとき、その5000万円はどういう名目で渡したいと先方はおっしゃったんでしょうか。

【知事】特段、名目というものはありません。ただ、僕が今後の、選挙というものをやったことがないので、今後の自分の先の生活の不安があるというふうな話はした記憶ははっきりしております。

【記者】前段で選挙にはお金がかかりますねと先方から言われて、で、後日、また5000万円渡しますと言われたときに、これはそういう話の中で、選挙に使ってくださいという趣旨であるというようなご理解は、知事としてはなさらなかったんですか。

【知事】まず、事実として申し上げますと、そのお金をすぐに貸し金庫に持っていきました。そして、今となっては考えが浅かったかもしれませんが、選挙に使わないという気持ちは強くありましたので、そのまま貸し金庫に入れて保管したままでした。したがいまして、選挙の責任者にはその話は一切いたしませんで、私の貯金で選挙をやりますということで、選挙の責任者には伝えておきました。

【記者】20日に議員会館でお会いになられたときに、知事が会館に行かれて、すぐに、紙袋かなんかに入っているものを渡されたわけですか。

【知事】自分のかばんに入れました。

【記者】むき出しでぼんと出てきて、机の上にぼんと置いてあるものを、があったわけですか。

【知事】それは、物ですから紙袋に入っていたかもしれませんが、それをかばんにしまいました。

【記者】行くと、もう用意してあったということですか。

【知事】そうです。

【記者】これが5000万円と、先方はどういうふうにおっしゃったんですか。

【知事】5000万円ご用意しました、で、ついてはお貸しするということですから、で、僕もお借りするということですので、借用書を書きますということです。

【記者】お貸しすると言ってましたか。

【知事】向こうはお貸しする、僕はお借りするですから、借用書を書きました。

【記者】少なくとも、お貸しすると先方はおっしゃったんですか。

【知事】そうです。ですから、借用書を書いたわけです。

【記者】当初は、選挙に使ってください、いや、それはいいんです、僕は選挙には使いません、それならお貸ししますというような趣旨のやりとりもなくて、とりあえずすぐお貸しします、お借りします、で、借用書を……。

【知事】先ほど言いましたが、説明が不十分で申しわけございませんが、11月14日にいろんな選挙の話題が出ました。そういうときに、いろいろお金がかかるかもしれないねというふうな一般的な話で、選挙についてお金がかかるのは常識だみたいな話がありましたから、ただ僕自身はお金をかけないでやりたい、持っている範囲でしかなかなかできないでしょうという話になりましたが、そういう話がありましたところで、僕自身は個人の借金としてお金を借りたということになります。

【記者】そのとき、選挙についての話は20日に関してはなさらなかったんですか。

【知事】いや、今となってはね、あの当時の立候補のプロセスの中で、毎日、話題が選挙のことでしたので、当時、そこまで細かくですね、区分けして物を考えていなかったということで、それは考えが至らないというところはありました、今、振り返ってみると。はい。

【記者】先方から、選挙頑張ってくださいとか、そのとき選挙のことに関してのお言葉は何かあったわけですか。5000万円貸すにせよ、別に選挙のお話で……。

【知事】毎日、あちこちで頑張ってくださいと言われていました。はい。

【記者】そういう一般的なやりとりはあったんですか。

【知事】ただ、僕が今、考えてみると、僕はお金もなくて立候補するわけですから、皆さんがいろんな形で応援してくださるのは、当然ではないかというおごりが僕の中にあったことは反省しております。そういう、だから皆さんが協力してくれるもんなんだというふうな流れが、いろんな方にご挨拶して感じていました。だから、それは僕自身が今、強く反省しているところであります。

【記者】徳洲会は、東京都内で病院なり老健施設を運営していらっしゃいますけど、そのときに、都内でも施設を運営しているグループである、徳洲会のグループであるというご認識はおありでしたか。

【知事】ありませんでした。

【記者】そのときにはご存じなかった?

【知事】はい。

【記者】病院も老健施設も、都内で徳洲会がやっているというのは知らなかったということですか。

【知事】ありませんでした。

【記者】建設の予定があるということはご存じでしたか。

【知事】知りませんでした。はい。

【記者】わかりました。

【事務方】よろしいですか。

【記者】日本テレビですが、今、先ほども出ていたお話なんですけど、14日に毅議員とお会いになられた、そこでいろいろ選挙のお話もあったということですけど、19日にお金を渡すという話になったということなんですけど、このお金を渡すのか、借りるのか、これ、どちらからお金の話というのは出たんでしょうか。

【知事】お金をお借りするということで話が終わったわけです。

【記者】それは14日にということですか。

【知事】そのときには、まだ、何が幾らだとかという話ではありません。一般論で話が進行してました。

【記者】19日になってお金をという話になったということですか。

【知事】そうです。具体的な金額が出てきたのは、そのときになって初めてです。

【記者】金額が出ないにしても、14日のうちに、そうすると、お金を貸しますとかって、ざっくりとしたような話というのは出てたんでしょうか。

【知事】ざっくりとした話では、僕自身が個人的に、自分はお金をかけない選挙をするつもりでいますと。ただ、その先々の手当ては自分でまだ見通しは考えてありませんということでお話をしました。

【記者】それに対して、毅議員というのは、そこで、じゃ、お金を貸しますよというような話が出てきたんでしょうか。

【知事】その場で決めたわけではありませんが、親切な方だなと思いました。ただ、そういう話をすること自体が、今となっては仕方ありませんが、ご批判を受けても仕方ないと思っているんですが、そういうことについて認識が薄かったということです。立候補の前ですし、選挙戦も始まっていないので、ごく普通のそういう会話が行われているもんだなっていうぐらいに思っていました。

【記者】そうすると、渡すというようなやりとりというのは、そうすると、毅議員のほうから持ちかけられたという認識ではあると。

【知事】毅議員のほうで貸してあげたほうがいいのではないかというふうにご判断されたということになりますが、したがって、毅議員の側も、お貸しするのだから借用書を書きますねと、僕のほうでね。そういう形で、一時的にお借りしたという形になります。

【記者】19日の段階で金額が出たということですけど、金額の、借用書にします、お金を貸しますというような話というのはいつ出たんでしょうか。

【知事】19日に、あした、議員会館に来てくれないかというふうに毅議員のほうから連絡がありました。

【記者】そうすると、14日から19日に関しては、特に5日間ほど空いていますけど、連絡なく。

【知事】その間は全く知りません。はい。

【記者】金額に関してっていうのは、19日の段階の電話で言われたと。

【知事】そうです。

【記者】あと、最初のほうの説明で、9月の26日に返すと決まったというようなお話がありましたけど、これっていうのは、いつの段階で決まった話になるんでしょうか。

【知事】これは、先ほど説明させていただきましたが、2月の4日に、まずは、お借りしてからそれほど間がない、約2か月ぐらいのところですね。やはり個人の借金ですので、選挙費用にも一切使ってないで、手つかずで、選挙の責任者も関知してない、そういうお金ですから、もうお返ししなきゃいけないなという気持ちでご連絡しましたら、たまたま先方の事情がちょっとできちゃったものですから、そこで一旦キャンセルになってしまいました。ドタキャンみたいに、ちょっとアポイントメントが崩れてしまいました。その後、先ほど申し上げましたように、IOCのプレゼンテーション含めて、ずっとですね、休みがないような状態が、予算議会もずっとありましたので。そういう流れの中で、妻の貸し金庫を開ける手続きが幾つか、いろいろ、委任状だとかいろんなものが必要なものですから、8月23日にようやく開けることができたので、そこで返却の準備体制に入るということでありました。

【記者】今、8月23日にお金を出せるとなったということですけど、その後の、どういったやりとりの中で9月26日という日付は決まったんでしょうか。

【知事】とにかく急がなければいけないと。ただ、また、そこからすぐサンクトペテルブルクに行かなければいけないような日程が組まれていて、特別秘書も一緒にサンクトペテルブルクに行きますので、帰ってきて、9月7日のプレゼンテーションの後、帰ってきたのは3日ぐらい後ですから、そこから早いところやっちゃわないとねというふうなことで、流れとしては、実際に本当にありました。それで、その流れの中で、ちょうど徳洲会のいろんな騒ぎが重なり合いました。これはまことに誤解を招くところでございますが、もっと、だから、早くやっておけばよかったなと思っておりますが、そこは本当にご批判されても仕方がありませんが、急いでいたつもりであります。はい。

【記者】そこの日取りの日程というのは、そうすると、特別秘書のほうと先方ということで、そこには猪瀬先生というのは関わらずということですか。

【知事】もう、だから、とにかく早くお返ししなきゃという指示を出して、海外から戻ってきてますので、先ほど言いましたように、8月23日に金庫が空いたので、やれる体制、ぎりぎりできているということでありました。はい。

【記者】最後なんですけど、改めてちょっと借用書を示して、見せていただければと思うんですが。

【知事】はい、これです。

【記者】改めての質問なんですが、それは選挙のためのお金ではないという認識で。

【知事】はい。誤解を招く発言があったかもしれませんが、僕としては、選挙をやるための資金は、自分の銀行口座で用意して、選挙についての支払いは全て銀行からの振り込みで裏づけがとれるような形になっております。したがいまして、今考えてみると、この5000万円をお借りする必要なかったわけですね、結果的にね。ですが、そのときに、これから先どうなるんだろうという不安がちょっとあったことが、どうしても、ちょっと置いといてという気持ちがありました。ただ、もう12月、選挙終わった時点で、これ、お返ししなきゃなというふうな気持ちにもうなっておりまして、先ほどから申し上げましたように、個人の借金でありますから、個人としてきちんとお返しするつもりでいました。はい。

【記者】そこに関してもう1点なんですけど、選挙自体は12月に終わっていると思うんですけど、今回、8月に関しては、8月にお金を出すと決まって、1か月で手続きできているわけですけど、そこ、12月に選挙終わったのに1月中に返せず2月にずれ込んでしまったというのは、何か理由はあったんでしょうか。

【知事】それは、できるだけ急いだつもりです。12月の予算の査定、正月にかけてずっと予算の査定と、1月10日、ロンドンの出張がありました。そして、2月に予算議会が始まると。何とかその狭間でお返ししなきゃということでアポイントメントをとったということになります。

【記者】NHKです。5000万円のやりとりに関して、基本的なことで確認ですが、無利子、無担保でしょうか。

【知事】無利子、無担保です。

【記者】その無利子、無担保というのは、知事自身は、いつご認識されたでしょうか。

【知事】サイン、借用書にサインするときに、僕はあまり借用書ってよく知りませんでしたので、借用書という書き方の形式については、すいません、あまりよくわからなかったですが、とりあえず自分の名前をきちんと書いて、信認の問題ですから、お金を借りたものは返すという信認がちゃんとあればいいというふうな理解でありました。

【記者】通常、市中からお金を借りるときというのは、銀行などに頼む場合は利子がつきます、担保もつきます。その5000万円を借りるというときになって、利子、担保についてはお考えにならなかったでしょうか。

【知事】考えに至りませんでしたが、一時のものだというふうな基本的な理解が頭にあったことは事実です。したがって、できる限り早く返すという気持ちの中で利子のことは考えておりませんでした。

【記者】利子、担保については、毅議員と会った際に、毅議員側から無利子、無担保ですよということを説明されたのでしょうか。

【知事】そういう言葉自体がありませんでした。借用書を書くように求められ、借用書を書いて、借りたのだから返せばいいというふうに、短い期間の借金だなという理解で僕はおりました。はい。

【記者】そうしますと、借用書を書くときに、利子、担保について、ご自身は何か不安に思うところ、疑問に思うところは一切なかったということでしょうか。

【知事】当時は、そこまでの考えに至りませんでした。今となっては大変申しわけないと思いますが、まことにすいません。そこまで考えるような心理的な余裕はなかったというのが正直なところであります。

【記者】最後ですが、先ほども質問出てましたが、徳洲会グループは東京都内にも病院を、医療機関を経営しておりますが、そういった徳洲会グループの都内での医療事業の計画について、事前にお話を聞いていることはなかったでしょうか。

【知事】それは全くありません。はい。

【記者】ご自身としても、病院を経営なさっているというのは認識していなかったんでしょうか。

【知事】病院は無数にありますから、特にどの病院かという認識については全くありません。はい。

【記者】基本的な事実関係の確認なんですが、まず14日なんですが、先ほど和食屋というお話だったんですけども、どこの和食屋さんで、そのとき出席したメンバー、知事と毅議員と、ほかにどなたかいらっしゃったのかを教えてください。

【知事】和食屋さんは、今回改めて調べ直してみましたら、和食屋さんは、ちょっと名前は言えませんが、麻布の和食屋さんでした。

【記者】メンバーは。

【知事】メンバーは、徳田毅さんと、僕と、あと紹介する人が1人ということです。

【記者】その紹介する人というのは、徳田虎雄さんに会いに行ったときに一緒にいた方ですか。

【知事】そうですね。はい。

【記者】その3名で、どれぐらいお話はしたんですかね、時間的には。

【知事】普通のご飯を食べる長さです。

【記者】といいますと。

【知事】会食という、和食で、どうですか、1時間半ぐらいですか。

【記者】ま、1時間、2時間だと。

【知事】ええ、そんなとこだと思います。

【記者】そこでは、あくまで一般論として、選挙にお金がかかるというお話が出ただけで、具体的にお金の貸し借りが、その後、どうしましょうという話はなかったということでよろしいですね。

【知事】いろんな話が出ました。ですから、そういう中で、もしお金がないのなら、いつでもお貸ししますよという話は出ています。

【記者】14日の段階で、いつでも貸しますよという話までは出たということですか。

【知事】というか、そういう方向の話が出たということですね。ええ。

【記者】19日の電話で、初めて5000万という具体的な金額が出てきたという理解でいいですか。

【知事】そうです。はい。

【記者】20日の借用書をつくる際なんですけど、これは確認ですけど、徳洲会側、毅議員のほうが準備して、それに署名する状態のものがあったということですか。

【知事】そうです。はい。

【記者】5000万という金額が最初からもう書かれていたんですか。

【知事】今の紙ですね、いや、これ、金額はそこで書き込むようにということで書き込みました。

【記者】これは知事のほうでお書きになったんですか。

【知事】はい、そうです。

【記者】すいません、ちょっとよく見えないんですけども、知事の署名の部分に実印等は押されてはいるんでしょうか。

【知事】押してないです。

【記者】サインだけですか。

【知事】で、だからね、今となってみれば、何かそういうことしてないなというのは思いましたが、ただ、信頼関係ですから、相手側に借用書がいっていることは事実なので、返さなきゃいけないという認識はありましたから、強くね。ですから、先ほど言いましたように、1月にもうお返ししますよというふうなご連絡を差し上げたわけです。はい。

【記者】非常に細かい質問で恐縮なんですけども、一般的な、これだけの高額の貸し借りになりますと、通常、借用書は2通つくってですね、双方が持ち合ったりですとか、あと、これは課税対象になりますので、印紙を張ったりですとか、そういった行為が普通は発生するんですけども、そういったものは一切、今回はなかったということでよろしいですか。

【知事】はい。おっしゃるとおりです。ですから、僕もそういう、あまり常識が、っていうか、あまりお金借りたことなかったもんですから、よくわからないで、ま、信頼関係だと思いましたので、ちゃんと自分の名前で借りたので、お返しするということで思っておりましたし、長期間お借りするつもりではありませんでしたので、今おっしゃられたご指摘のとおりだと思います、本来ならば。したがって、当時はそのぐらいの考えぐらいでしか、立候補の前で、自分でも、とにかくいろんな人に会って頭が混乱していたと思います。申しわけございませんでした。はい。

【記者】ちょっと時間が飛ぶんですけど、借用書の返ってきた経緯なんですけども、聞き間違いなければ、先ほど人を介して郵送されてきたというお話だと思うんですけど、人を介しての意味がちょっとわからないんですが。

【知事】お金を返しに行きましたら、その場に借用書がなかったので、それで、後で徳田毅さんの事務所のほうから送ってもらうようにということで返していただいたわけですね。

【記者】じゃ、事務所から知事のほうに郵送で来たということですか。

【知事】そうです。はい。

【事務方】よろしいですか。

【記者】毎日新聞の清水です。徳田虎雄氏と最初に会った11月6日のことですが、先日の会見では、このときはまだ選挙に出るかどうか決めていなかったというお話だったんですが、きょうは出馬の挨拶というふうに説明されています。この違いは何なんでしょうか。

【知事】10月の下旬に石原知事が突然おやめになるということで、後継指名されました。したがいまして、まだ出馬はするのは後になりますが、これから出るかもしれないのでよろしくお願いしますというふうにご挨拶、あちこち回りました。

【記者】出る、要するに出るということを挨拶しに行ったんですか。決めてたんですか、決めてないんですか、そのときは。

【知事】もうそれは後継指名されていましたから。ただ、あのときは、正式な出馬表明はいつかという問題がありました。まだ正式な出馬表明はしておりません、そのときはね。ですから、出馬するかもしれないということは清水さんも当然思ってたし、皆さん思ってますから、そういうふうなことで挨拶をして回ったということです。はい。

【記者】その場ではほかにどういったことをお話されました?

【知事】徳田虎雄さんの業績について説明を、自分で裸一貫で病院をつくってきたという話をいろいろと聞いて、偉い人だなというふうに思いました。

【記者】知事は、そのとき、副知事時代にですね、救急医療体制整備のプロジェクトチームをつくられていて、都内の救急医療に関してはかなりお詳しかったと思うんですが、そのときに徳洲会が都内に医療機関を持つ、しかも、救急対応している医療機関を持っているということは本当にご存じなかったんですか。

【知事】大きな病院、日赤の広尾病院とか、あと都立の墨東病院とか、そういう大きな病院の名前は知ってますが、無数の医療機関がありますので、それについて、あまり、どこの病院がどうだということについては、僕は知識がありませんでした。

【記者】その都内に医療機関を持っているかどうかもご存じなかった病院の、病院グループの理事長になぜご挨拶に行ったんですか。

【知事】全国に徳洲会病院というのを展開していて、いろんな雑誌や本に取り上げられたりしていましたので、大変な立志伝中の人物だというふうに承っておりました。ですから、今たまたま徳田虎雄さんの話になりましたが、ほかにたくさんそういう方がいますので、あちこちご挨拶しなければということで、駆け回っていたような記憶があります。はい。

【記者】もう1点ですが、11月20日に議員会館にお金を受け取りに行かれたときですけども、私の記憶では、この時期ですね、猪瀬さんに限らず、副知事が日中に単身でですね、秘書の方等も連れずに行動するということはあまり見受けられませんでした。知事はお一人で行かれたんですか。

【知事】副知事の時代には、必ずしも秘書の方がついてくるということは、常態ではありませんでした。

【記者】お1人で議員会館まで行かれたんですか。

【知事】それは、仕事の、別の仕事の後にそこに寄りました。議員会館に寄りました。したがいまして、個人的な仕事、つまり副知事の仕事はその日の午後は先に片づけてあって、ほかの仕事をして、その帰りに議員会館に寄りました。

【記者】お1人で。

【知事】そうです。

【記者】で、そのまま自宅に帰られたということですか。

【知事】と思いますが。はい。

【記者】知事、借用書なんですけれども、それは後ほどコピーか何かで各社に配布していただけますでしょうか。

【知事】もちろん、今とりあえずここにあるわけですが、今、見せたので、写真は撮られたかと思いますが、はい。

【記者】あと確認ですが、5000万円という数字は知事ご本人が書きこまれたんですか。

【知事】そうです。

【記者】当時の話だとですね、知事が借りるときに知事のほうから借用書を書いて出されたというような発言だったと私理解したんですけれども、きょうは、向こうから出されたという話だったんですが、ここのあたりはどうでしょうか。

【知事】先ほど最初に申し上げましたが、手元の資料を確認して、僕もこの借用書と向き合うのに随分1年近くたっておりますので、明確な記憶はなかったんですが、自分で記入した記憶だけははっきりしてましたから、自分で書いたんだなというふうに思っておりました。
 ただ、紙はもともと毅議員側にあった紙であることは間違いないわけです。はい。

【記者】それが、返したときに、実際に5000万円のお金を返しに行ったときに借用書がなかったので、後から送るというのは、その場での話だったんでしょうか。

【知事】お返ししたのは、えーと、徳田秀子さんにお返しして、毅さんのほうのご連絡いろいろと、うちの特別秘書のほうでいろいろあちこちご連絡したときに、徳田秀子さんが連絡先になりましたので、そこにお返ししておいたということになります。

【記者】すいません、秀子さんのほうはですね、「借用書を見たことがない」とおっしゃっているそうですが、そのあたり……。

【知事】あっ、だから、秀子さんとこになかったんです。なかったので、借用書を毅さんの事務所のほうから、もうお返ししましたのでということで、送ってくださいということだったんです。

【記者】秀子さん自身は、ご自身はそのとき借用書の存在を知らなかったということですか。

【知事】はい。それ知らないと思います。なぜかというと、毅議員と僕の間で借用書を書いてますので、その秀子さんは知らないと思います、借用書の存在とか、そういうものについて。はい。

【記者】その場では、じゃ、その借用書云々という話には、鈴木秘書が行かれたときならなかった……。

【知事】結果的に、時間差で借用書は戻ってきたということを申し上げてるわけであります。

【記者】ちなみに、借用書は何月何日に戻ってきたかわかりますでしょうか。郵送されてきたというのは。

【知事】えーと、9月26日ぐらいのところのあたりで戻ってきてるということになりますが、はい。

【記者】あとですね、すいません、1点。

【知事】はい。

【記者】秀子さんがですね、「返却をするという知事側からのお話は聞いたことがない」ともおっしゃっているそうなんですが、このあたりはどうでしょうか。

【知事】どういう意味でしょうか。

【記者】知事がですね、1月、2月にお金を返却したいということを徳洲会側に伝えたと思うんですが。

【知事】それは秀子さんは知らないんじゃないでしょうか。毅さんのほうにご連絡してるわけですから。毅さんにお借りして、毅さんにお返しするつもりでいたが、たまたまお返ししたときに秀子さんになってしまったということで、したがって借用書は毅さんのほうからいただくということになります。はい。

【記者】あと、すいません、もう過去にも質問されてると思います、一応、猪瀬知事側から1億円を借りたいということを言われたというふうに向こうがおっしゃっているそうですけれども、このあたりは、こういう意思の齟齬が起きるのはどうしてなんでしょうか。

【知事】それは、まだ立候補の届け出がない段階でいろんな会話があちこちで行われていて、その中でそういう言葉もどっか、出たということになりますが、こちらからそういうお金を請求したことはありません。はい。

【記者】テレビ朝日です。猪瀬知事のほうから金額を提示したことはないというお話ですけども、それは間違いないですね。

【知事】そうです。はい。僕のほうからは提起してません。

【記者】そうしますと、5000万という数字が出てきたことについては、知事としてはどういうふうに理解されたんですか。

【知事】いや、僕はそういう大きなお金を見たことありませんので、5000万円というのを見てちょっとびっくりしました。ですから、これは貸し金庫にすぐしまわなければいけないなということで、これはなかなか手をつけられるものではないなとそのときに思いました。ですから、選挙費用に一切使わないで保管しました。で、その時点で、せっかくお貸ししてくださるのに、いや、それはお貸ししてくださるのをそこでお返ししたら失礼なことになりますから、確かにこの先の不安とかありましたので、とりあえずお預かりして貸し金庫に入れたと。それは妻だけに言って、貸し金庫にしまったということでありまして、ま、そういうところですね。はい。

【記者】いきさつとしてですね、知事のほうから1億5000万という話があって、それを虎雄さんの側が1億、結果的には5000万先にというような話で5000万という金額が出てきたということなんですが。

【知事】いや、僕のほうからそういう話をしたわけではありません。が、そういう話題にはなっていたということですね。はい。

【記者】えっ、どういう意味ですか。話題に……。

【知事】それは、だから、食事のときにそういう話が出たんだろうと思いますが、それはこちらから何か言ったわけではありません。

【記者】いや、そこ、そこなんですけども。

【知事】ええ。

【記者】例えば、猪瀬さんの口から具体的に、例えば1億5000万とか1億とかという数字が出なくても、同席された方がいますよね。

【知事】でも、その方もそう言ったかどうかわかりません。はい。

【記者】いや、ですから、そういう意味で、猪瀬さん側からね、そういう話が出たという解釈なのかなというふうに思うんですが、その点はどうですか。

【知事】あっ、はい、言葉の説明が足りなくて申しわけございませんでしたが、こちら側からそういう金額を提示したことはありません。

【記者】そうしますと、猪瀬さんも言ってないし、周りにいた方、何人の方が正確にいたのかというのは、先ほどの話ですと、同席された方1名の方がいらしたと。病院にいらした方と同じだという話ですから、その方が病院にもついていかれたしということですよね。

【知事】はい。

【記者】そういう方たちの中からその数字が出たというようなことではないんですか。

【知事】会話の中でそういういろんな言葉が出たということはあったかもしれませんが、僕は一々覚えておりません。

【記者】ごめんなさい、会話の中というのはどこの時点の会話ですか。

【知事】いや、だから、食事をしてるときに、これから都知事選というものがあるけれども、そういうものがどういうものなのかという会話があったことはあったと思いますよ。ただ、それについて、話があちこち飛びますから、食事しながらの会話ですから、そのぐらいの感じの世界だったと思います。はい。

【記者】じゃ、その中で、知事の記憶ははっきりしてないけれども、1億5000とか1億というような数字が出たかもしれないということですか。

【知事】僕は細かく覚えてませんがね。はい。

【記者】いや、ですから、可能性として、そのときに出たんではないかというぐらいの認識ですか。

【知事】かもしれませんね。はい。

【記者】最後にしますけれども、いろいろとこういうことがあって、知事のほうに5000万のお金が1回は渡って、結果的には返すというような状況になった中でですね、会見を4回も開かなきゃならないというような……。

【知事】うん?

【記者】記者会見を、結果的には4回ですよね、今日でね。

【知事】うん。

【記者】そういうような形になって、何か非常に誤解が生まれたりというようなね、で、はっきり申し上げて、知事のほうの説明も非常に曖昧なところがあったというふうに思うんですけど。

【知事】はい。

【記者】この事態に対しては、先ほどご迷惑をおかけして申しわけありませんという謝罪はありましたけども、何でこんなことになったというふうにお考えですか。

【知事】それは、1年前、立候補するというときに、僕は選挙の素人でしたので、そういう意味では、どういうふうに頭を整理していいかわからない混乱のまま、そのときが過ぎてしまったと。先ほど申し上げましたように、1月にお返しするということも、1月下旬か、お返しするということも流れとしてはありました。ただ、その後の招致活動含めたさまざまな問題で、すっかり昔の話のようになってしまいましたが、それは引き続き、そういうつもりではなくて、お返しする機会を探していたということは事実であります。
 で、そういうことで、今おっしゃられたような混乱を招いた、こういうことで都政を停滞させることがないように、今、改めて経緯を説明して、おわび申し上げてるところであります。はい。

【記者】で、結果的には、虎雄さんにお会いになっていろんなお話をし、効果といいますかね、虎雄さんにお会いになった効果みたいなものは知事としてはどんなふうに感じてますか。

【知事】いや、どんな人だろうという好奇心がありました。ただ、いろんな形でいろんな人にお会いしてますから、特にどういう効果があったかということはわかりませんが、はい。別に選挙活動を手伝ってもらったわけではありません。

【記者】ただ結果的には5000万というね、生活のことを考えたときに安心できるお金を援助してくれたわけじゃないですか。そういうことも含めて、今、徳田虎雄さんないしは徳洲会に対してどんなふうに思っていらっしゃいますか。

【知事】徳洲会そのものについては僕、詳しくありません。ただ、徳田虎雄さんという人は立志伝中の人物で、そういう医療のためにいろいろと貢献された方だという認識はあります。ま、そういうことで、それだけといえばそれだけになりますけれども、いろんな方にご挨拶行って、いろんな僕の知らないいろんな人にお会いしたということも含めて、徳田さんだけじゃなくて、選挙というのはいろいろ勉強になりますねということは僕なりにわかりました。
 で、そういう経験で、当時はやっぱり僕自身が選挙に出るということで、少し、自分が、ふだんの自分とちょっとわからない、じゃないような雰囲気の世界に一気に押し出されたようなところがありまして、今振り返ってみると、このお金の問題だけじゃなくて、いろんな人にいろんな何か厳しい言い方をしてしまったりとか、選挙というのはそういう大変な世界なんだなということを、いろいろと人に対して、こんなのじゃないとか、いろんなね、部下をしかったりとか、そういうことも含めて、いろんなことを反省してますけどね。はい。

【記者】フジテレビです。まず、徳洲会側から個人的な借り入れということだったんですけれども、5000万円に関しては。

【知事】はい。

【記者】相手側も同じ認識で貸していたんでしょうか。渡されるときに毅議員は何のお金と言って渡していたんでしょうか。

【知事】詳しい会話はあまりしておりませんが、私の個人の借金ですので、使途を特に限定して渡されたわけではありません。

【記者】先ほど見せていただいた借用書なんですが、徳洲会側から返してもらったという証明は載っているんでしょうか。

【知事】借用書を、先ほど言いましたように、簡単な借用書ですから、ただ、この借用書1枚は非常に重要で、この借用書を返してもらうということは、お金を返したという証拠ですから、それで、そういう意味で、この借用書はお金を返さないと戻ってこないものです。はい。

【記者】当日5000万円を受け取るときの議員会館に行ったときなんですけれども、これは何時ごろ行かれた。

【知事】夕方です。

【記者】夕方。これ公務後。

【知事】公務の後です。その前にほかの、公務といっても毎日都庁で仕事してるわけじゃありませんが、ほかの仕事、別の仕事が1つありまして、公務じゃない、その仕事の流れで寄りました。

【記者】強制捜査が徳洲会に入りましたけれども、このことが5000万円の返却を早めたということはありますでしょうか。

【知事】先ほど申し上げましたように、8月23日に貸し金庫が開いたので、そこからその返済の準備に入ろうということにはしていました。

【記者】資産報告書、都の条例で定めている資産報告書には記載をしていないということなんですけれども、これは明らかに違反ではないかと思われますが、しかし、これ罰則はありません。ご自身で何か自身でペナルティーを課すとか、都のトップとして何かその辺の責任はどうとるおつもりでお考えでしょうか。

【知事】まず1つは、今ご指摘の点について申し上げると、先ほど言いましたが、1月下旬にお返しするというまず意思があって、それがたまたまできなくなった後、8月にちょっと飛んでしまい、そして9月になってしまったということについて、本当に、結果的に自分の不手際なので、それはものすごく反省しております。
 で、こういう、今、僕自身がおわびをしているわけですが、一刻も早く都政が滞りのないように、オリンピック誘致の後もこれから組織委員会等を立ち上げて、それから年末の予算の議会がありますので、できるだけ身を粉にしてもこの仕事をきちっとやることが、今回の、僕自身のいろいろな皆さんに誤解を招いた行為に対する償いかと思っております。

【記者】東京新聞の臼井です。知事、借用書について何点かお伺いしたいと思います。

【知事】はい。

【記者】知事は金曜日の定例会見、それから土曜日のあきる野市での防災会見後の、あっ、防災訓練後のぶら下がりで、借用書について曖昧なご回答をなさっていました。最初はあるかないかわからない旨述べておられました。それから、土曜日、防災訓練の後は「あると思うが、公開するつもりはない」とおっしゃっていました。公開するおつもりになったのはどうしてですか。

【知事】きのうの朝、貸し金庫にあることが確認されたので、それで公開することにしました。つまり、どこにあるかちょっと自信がなかったものですから、書類の山だったものですから、それで確認ができたので、今こうやってお見せしているわけです。

【記者】先ほど、それが9月の26日ごろに、秀子さんにお金を返却された後に郵送で届いたものだとおっしゃっていました。貸し金庫にお入れになったのはどなたですか。

【知事】貸し金庫はうちの事務所の職員が入れました。

【記者】あっ、ごめんなさい、郵送……。

【知事】いや、だからね、受け取ったわけです、とにかくその借用書を。受け取ったというか、返していただいたわけですね。

【記者】郵送で返していただいたということですか。

【知事】返していただいた。

【記者】はい。

【知事】そして、その返していただいたものを、もう大分前になりますので、1カ月以上、2カ月近く前になりますので、しまっておくということで、どこにしまったのかということについて、僕自身が自分では自信がないので、確認して、そして、貸し金庫であることは間違いないだろうということで、月曜、土日がだめだったので、月曜日の朝に確認して、ああ、やっぱりちゃんとありましたねということで、きょうお見せしているということです。

【記者】わかりました。そうしますと、貸し金庫にお入れになったのは知事ご自身だということですか。

【知事】いや、違います。

【記者】貸し金庫に……。

【知事】うちのスタッフです。今は、僕の鍵がありますので、代わりにやってくれということできますから。

【記者】貸し金庫の鍵を知事ご自身ではなく、奥様名義の貸し金庫の鍵を知事ご自身ではなく、スタッフの方が持っておられたということなんですね。

【知事】ええ。奥様名義の貸し金庫が、結局、非常に細かい説明で申しわけないが、奥様名義の貸し金庫って僕が開けられないんですね。それでちょっとこの間、苦労して、いろんな委任状とか、そういう印鑑証明とか、やって、やっと8月23日に開けることができたということなんです。はい。

【記者】すいません。お伺い申し上げたいのは、その貸し金庫に借用書をお入れになったのはどなたですか。

【知事】これはうちのスタッフです。

【記者】スタッフの方が奥様名義の貸し金庫……。

【知事】いや、今は奥様名義じゃなくて、僕の名義で貸し金庫は名義変更したわけですね。つまり、ややこしい話で大変申しわけないんだが、妻の貸し金庫は妻しかあけ方を知らないんですね。それで、それを銀行の方にあけてもらうには、いろいろな手続きが必要になりまして、その手続きで約1カ月ぐらいかかったようなところがありまして、亡くなってから、そういうのをやる手続きがありました。今は、僕の名前なので、僕と部下の名前になってるのかな。だから、開くことはできるんですね。ええ。

【記者】何銀行の何支店なんですか。

【知事】それは、銀行に迷惑かけるので言いません。はい。そこは信用してください、そこは。

【記者】そうしますと、知事は、その借用書を、きのう確認されたということですが、帰ってきてから一度もご確認になっていないということでしょうか。

【知事】それは、スタッフは、書類の整理というのはスタッフがやってますから、それで、僕自身が自分で見てないということで、ちょっと不安があったというだけの話です。

【記者】じゃあ、ご自分で見られたのはきのうが初めてだったということですね。

【知事】もちろん戻ってきてからはね。

【記者】戻ってきてからは、きのうが初めてだったということですね。

【知事】ええ。で、実際に、だって、普通の手続き上、お金を返したら借用書返ってきますから、で、それで一件落着ということで、取っとくというだけのことですからね。

【記者】貸し金庫に入れるように指示されたんですか。

【知事】いや、それは、だから、大事なものは貸し金庫に入れるということでありまして……。

【記者】あの、ええとですね、ちょっと……。

【知事】ご質問の趣旨がちょっと……。

【記者】ええと、知事ですね、この会見を聞いてる人の多くが、その借用書は最近つくったものなんではないかという疑いを持っているのではないかと思って伺っているんですが。

【知事】わかりました。

【記者】その借用書は最近つくったもの、借用書というのは公正証書と違って、立会人、公証人もいませんし、いくらでもつくれるものだと思います。そう思っている人が多いかと思います。貸し金庫にお入れになったとおっしゃってます、スタッフの方が。その報告、お受けになっていなかったんですか、そんな大事なものなのに。

【知事】いやいや、それは誤解なので、これは間違いなく原本です。原本です。

【記者】スタッフの方が借用書をお受け取りになって、そして、貸し金庫にお入れになったとおっしゃいました。その報告をお受けになってなかったんですか、26日の後の時点で。

【知事】お金を返したら借用書が戻ってくるのは当然のことだと思っていました。

【記者】そうですか。僕は非常に気になるのは、26日は徳洲会への強制捜査が入った後だと思います。そのときにですね、そのときにですね、もし私だったら、もし徳洲会から5000万円を受け取っていたことが明るみになったときに、この金が知事として、一番まずいのは、この金が借りたものではなく、もらっちゃったものだという話になったときです。しかし、ほんとうに借用書をつくっているのであれば、その借用書があれば、借りたということがある程度証明の足しになるかもしれないと考えます。だから、先ほど、知事、ご自分でおっしゃいましたけど、非常に重要なものだとおっしゃいました。

【知事】だから、貸し金庫に入れてる。うん。

【記者】それをですね、それを、それをですよ、それを、金をお返しになるときに、知事としては、どうしてもお引き取りになる必要があったと思います。もう一遍お伺いしますけど、貸し金庫にお入れになる、そのときに、借用書が自分の手元に、事務所側に戻ってきたことをスタッフの方に確認されなかったんですか。

【知事】いや、だから確認してますよ。だから、僕が見てなかったと言ってるだけであって、普通に返済されたら借用書は戻ってきますので、それで、お金を返したということで、それでもう僕としては、片づいたなと思っております。で、この借用書については、徳田毅さんにも見ていただければ、これが本物だということは確認していただけます。はい。

【記者】もう一遍お伺いしますけど、じゃあ、26日、借用書が返ったときで、ご報告お受けになっていたんですか。

【知事】えっとね……。

【記者】だから、貸し金庫に保管されるように指示なさったんですか。

【知事】それは事務的なものですから……。

【記者】でも、大事なものですよね、知事にとっては。

【知事】これ、返ってきたっていうことは、もう当然のことで、当たり前だと思ってますから。ええ。当然、返ってくるのは。お金返したら借用書が戻ってくるというのは当然のことだと思っています。で、それは、鈴木特別秘書から、借用書は戻ってますよという報告は受けてるが、どこにどうしまったのかについて知らなかったということであります。

【記者】しかし、金曜日や土曜日には、そのようにご説明にならなかったですよね。

【知事】それは、僕の説明が悪かったか、うまく意思疎通ができなかったということにすぎないと思います。

【記者】あるかないかわかりませんとおっしゃっていました。

【知事】いや、そんなことはないです。

【記者】いやいや、そうおっしゃってました。

【知事】「あると思います」と言いました。

【記者】それは土曜日の話です。

【知事】で、これは信用していただくしかありません。実際に、これは僕自身が書いたことは間違いないし、徳田毅議員も、これを、その目の前で見て、お金をお貸しくださったわけですから。

【事務方】それでは、お時間過ぎましたので、あと1社ということでお願いしたいんですが。

【記者】フジテレビの江藤です。11月19日の件で確認したいんですけれども、徳田さんからの電話の内容ですけれども、5000万円が用意できたとか現金が用意できたとか、どういう形で会いましょうという、電話でどういうお話があったんでしょうか。11月19日の時点での電話の内容です。

【知事】19日には、あした20日に取りに来てくれというふうな、議員会館に来てくださいというお電話をいただきました、夕方過ぎに。

【記者】そのとき、5000万円用意できたのでとか、現金が用意できたのでとか、そういう具体的な話はなかったんでしょうか。

【知事】多分、お金をお貸しくださるのではないかということで伺いました。はい。

【記者】じゃあ、「現金が用意できたので」とおっしゃったということですね。

【知事】そこまで正確に覚えてませんが、来ていただきたいということは、そういうことだろうと思って行きました。はい。

【記者】先週金曜日の会見のときに、無利子・無担保で5000万円も借りることができたと。で、そのとき、ちょっと怖い気持ちありませんでしたか、のお答えに、戸惑いがあったとおっしゃっていましたけれども、なぜ戸惑いがあったのでしょうか。

【知事】やっぱり僕としては、そういうお金を見たことがないので、目の前にしてみると、あっ、こんなに大金なんだなというふうに思いました。で、その戸惑いがありましたので、じゃあ、これはちょっと手をつけられないなというふうな意識に変わっていくんですね。ええ。それで、そのまま直行して、妻に渡し、貸し金庫に入れて、いずれ返済するから保管しといてくれと、こういうふうなことで、選挙関係には一切使わないということになりました。はい。

【記者】ちょっと意地悪な質問ですけれども、5000万円を無利子・無担保でお金を貸してくれるという、それが一般の市民や都民からすると、ちょっと理解できないんですけれども、逆に、その戸惑いというのは、今後、「あの5000万円貸したよね」とか、何かの折に言われるかもしれないから、ちょっと怖い気がしたとか、そういう意味ではないんでしょうか。

【知事】いや、そういうことではなくて、僕自身が、そういう、あまり大金を見たことないので、ですから、早くお返ししたいなということで、1月下旬にご連絡して、実際に、僕にとってはあまり必要ないお金なんだなっていう認識に至りましたので、できるだけ早くお返ししたいという気持ちになったことは、もう間違いないことであります。

【記者】知事本人の認識はわかったんですけれども、徳田さん側からすれば、これはぜひ選挙資金に使ってほしいと思って出した5000万円と思ったことはないでしょうか。

【知事】選挙資金は3000万円ぐらいでやろうと思っていました。実際に、3000万円ちょっとぐらいの選挙資金でやりました。ですから、徳田さんがどういうお気持ちで、それは、いろいろ応援する気持ちでやっていただいたことは事実でしょうけれども、それは細かい使途について彼から指図を受けるということではありませんので。はい。

【記者】指図を受けなかったのはわかるんですけれども、向こう側はそういう認識だったかもしれないということは、そういう考えはなかったですか。これは選挙資金に使ってほしいというつもりで向こうは渡したんだろうなと、この5000万円は。

【知事】それは相手のお気持ちですから、そういういろんな、そういうお気持ちもあったかもしれませんが、それはほかのお気持ちもあったかもしれませんね。はい。

【記者】無利子・無担保の借用なんですけれども、これ、市中の金融機関だと、短期で高額のお金を借りると、一定程度の金利が設定されると思うんですけれども、そういう平均の金利から考えるとですね、無利子で借りて、一定期間、今回の借りたものについても、計算上は幾らかの額は出ると思うんですけれども、税法上ですね、金利分が徳田さんからの譲渡に当たるという捉え方もできると思うんですが、そこは今後、借りたお金そのものはお返しになったと思うんですが、金利相当分を徳田さん側にお返しされるというようなお考えはありますか。

【知事】そういう今のご質問は、正しい指摘かなと今、思いました。はい。でも、とりあえずお返ししたばっかなものですから、後でそういうことについての計算をしてみて、適当な金利であれば、お渡ししなければいけないかもしれませんね。はい。

【記者】今時点だと、金利相当分の金銭について、これは徳田さん側からの便宜を受けているという解釈もできると思うんです。

【知事】いや、ま、でも、ま、それは先ほど申し上げましたように、大変申しわけございませんが、1月中にお返しするつもりでいて、ちょっとなかなか、ちょっと事情が、大変申しわけないけど、許さなくて、延び延びになってしまったということなので。

【記者】あ、すいません、ご事情はわかるんですけど…。

【知事】ええ。すいませんけど、事情がそういうことだったので。

【記者】いえ。つまり税法上の所得のですよ。

【知事】厳密に言えば。

【記者】所得に相当すると思うんですが。

【知事】だから、そういうことについての、今言われてみて、何らかのお返し、金利を返したほうがいいかもしれませんね。

【記者】それはその……。

【知事】とりあえずは、まずは、お返しして借用書を、ま、お返ししていただくというところがまず順序でしたので、そこから次にまた何か考えるということになるかもしれませんね。はい。

【事務方】それでは、お時間になりますので。

【記者】前半の答えと矛盾があったので、ちょっとそれに関して。

【事務方】じゃ、最後にしたいと思います。

【記者】今の質問の前の質問で、19日のお電話のことについて、具体的な金額はなかったと、出なかったというようなお話を今されたんですけど、この会見の前半では、19日の電話で金額を言われたという質問に、そうですと。19日の電話の金額、19日の電話で金額が出たと、19日という質問に、具体的な金額が出たのはそのときですとお答えになっているんですけれども、その19日の電話について、もう一度ちゃんとご説明いただけますか。

【知事】はい。今、ご指摘があった19日に取りに来てくれというふうに言われましたので、そのときに金額の提示があったかもしれません。はい。

【記者】そこは、「かもしれない」なんですか、「あった」ではないんですか。

【知事】あした来てくれということですから、これこれこうだからというふうな理由がついていたというふうに、ま、思います。はい。

【記者】じゃ、そこで具体的な金額が出たかどうかは、今、記憶にないという。

【知事】メモにはないんでちょっとわかりませんが、言われたかもしれません。はい。

【記者】じゃ、5000万という金額が出たという認識は、そこの電話ではないわけですか。

【知事】いや、だから、ちょっとそこについては、何時に電話があったというメモはあるんですが、金額についてのメモはないので、もしかしてそこでそう言われている可能性はあると思います。はい。

【記者】防災、総合防災訓練の後の質問でですね、知事は、金額については、その場で借用書を書かれるときに金額について知ったというふうにお話になっていましたが、それとの整合性は。

【知事】はい。今おっしゃられたことについては、借用書に金額を書くときの印象がとても僕の中にシーンとして残っておりましたので、そういうふうに申し上げたかもしれませんが、前の日に、来てくれというときに、金額についても言われたかもしれないということで、メモはありませんが、そう言われている可能性も、いろいろ考えてみるとあると思います。はい。

【記者】すいません、最後に1点。

【知事】はい。

【記者】知事の中で、5000万円という金額がはっきり出てきたのは、いつだったんでしょうか。

【知事】出てきたというのは、借用書を書いたときに、改めて、あ、こういう金額なんだなというふうな認識をいたしました。で、前の日の電話でそういうことを聞いたかどうか、聞いたとしても、現実感はなかったと思います。はい。

【記者】ありがとうございます。

【記者】すいません、最後、1点なんですけど、都政を滞りなくやることが誤解を招いた行為というふうに先ほどおっしゃっていましたけど、改めてなんですけど、進退について改めてお聞かせください。

【知事】はい。じゃ、最後に、そういうご質問に答えさせていただきますが、先ほど、最初に冒頭で申し上げましたが、都民の皆様、都庁の職員の皆様、都議会の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしまして、大変申しわけございません。
 今後、都民のため、国民のため、東京のため、日本のために、全身全霊で職務を邁進してまいりますので、ぜひご指導、いろいろと、ちょっとした間違いもあったりするかもしれませんが、そこはご批判していただいて、これから都民、国民のために一生懸命働いていきたいと、本当に心からそう思っております。
 これから、我々、この国は、とにかく停滞は許されない。少しでも前に進まなければいけない。東京から、やっぱり国を変えていくということについて、僕は、情熱を持ってます。そのために頑張らさせていただきたいと思います。
 そういう中で、繰り返しますが、皆様にご迷惑をおかけしたことを本当におわびいたします。仕事はちゃんとやらせていただきたいと思います。都民のため、国民のために頑張ります。
 以上であります。

【事務方】これで会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

以上

(テキスト版文責 知事本局政策部政策課)