東京を世界一の都市へ
東京都知事の舛添要一です。
東京都は、現在、2019年のラグビーワールドカップ、翌2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会という世界的な大会を控え、全力で準備を進めております。この二つの大会を一体のものとして捉え、成功に導くことが、東京と日本を将来に向けて飛躍させていくことに繋がります。
私が2020年の先に目指すのは、「ゆとりある成熟社会」です。その実現のために、安全・安心という都民生活の最も重要な基盤をしっかりと整え、また、グローバル化や少子高齢・人口減少といった時代の流れに的確に対処してまいります。大会のレガシーを最大限活かせるよう、環境に優しい「水素社会」の実現、観光都市としてのさらなる発展、ボランティア文化の定着、芸術文化の振興にも取り組みます。そして、ワーク・ライフ・バランスを推進するなど、日々の生活に時間的なゆとりを生み出し、真の豊かさを実感できる、楽しく快適な都市をつくり上げたいと思います。
都民の皆様と一緒に、この東京を、皆が胸を張れる「世界一の都市」に高めていきたいと思っております。ご協力を心からお願い申し上げます。
東京都知事 舛添 要一