報道発表資料 [2016年3月掲載]

健康食品の利用に関する消費者調査を実施しました!
都民を対象とした「健康食品」の摂取に係る調査結果報告書

平成28年3月29日
福祉保健局

 東京都では、「東京都食品安全推進計画」に基づき、「健康食品」の安全確保や正しい利用方法の普及啓発を行っています。
 このたび、これらの施策に資することを目的として、本年1月に「都民を対象とした「健康食品」の摂取に係る調査」を実施し、その結果を報告書としましたのでお知らせします。
 本調査の結果は、健康影響等についての分析・評価や都民・事業者への効果的な普及啓発のための基礎資料として活用していきます。

調査結果のポイント

「健康食品」の利用状況について

  • 66.4%が最近一年間に「健康食品」を利用していた。
  • 男女別の利用率では、男性62.1%、女性70.5%と女性のほうが高く、年代別では18〜39歳69.7%、40〜59歳67.8%、60〜74歳58.7%と若年層ほど高くなっていた。
  • 「効果・目的」、「原材料、内容成分」、「価格」などを重視して購入していた。
  • 摂取目的は、「栄養バランス」、「健康増進」、「疲労回復」などであった。

「健康食品」と医薬品との併用、同時に複数の「健康食品」利用について

  • 利用者の31%が医薬品と併用したことがあると回答していた。
  • 51.1%が「健康食品」の複数利用の経験ありと回答していた。

摂取の目安量について

  • 利用者の65.8%は摂取の目安量を守って摂取していると回答していたが、16.9%が目安量より多く摂取している、7.3%が目安量を考えずに摂取していると回答していた。

「健康食品」利用による体調不良について

  • 用者の3.6%が体調不良の経験ありと回答していた。
  • 症状は、主に「下痢、腹痛」、「吐き気、おう吐」、「皮膚のかゆみ、発赤、発疹」などであった。

中学生以下の子供の利用状況について

  • 中学生以下の子供と同居している回答者の15.1%が、中学生以下の子供の利用があると回答していた。
  • 摂取目的は「健康増進」、「栄養バランス」、「特定の栄養素摂取」、「疲労回復」などであった。

調査結果を踏まえた今後の取組

 東京都は、今後も健康食品の適正利用に向けた対策を推進していきます。

  • 関係部署との連携による総合的対策の推進
  • 東京都食品安全情報評価委員会での検討
  • 健康食品の正しい利用に関する知識の普及

※参考
 報告書本文は、東京都健康安全研究センターホームページからダウンロードできます。

※別紙 調査概要(PDF形式:393KB)

問い合わせ先
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3472