「子供が携帯電話等にのめり込んで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になった」
と、中学生・高校生の保護者の約45%が回答!!
平成28年4月25日
青少年・治安対策本部
東京都は、「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」を実施し、その結果を取りまとめました。
調査概要
調査の目的
青少年が利用する携帯電話等のフィルタリングへの加入状況等を調査し、今後の施策の参考とする。
調査対象者
都内在住の小学生(4〜6年生)、中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者 1,500名
調査方法
インターネットによるアンケート調査
主な調査結果(※概要は別紙資料 (PDF形式:505KB)参照)
携帯電話等を持たせた理由
- 小学生の約16%、中学生の約64%、高校生の約90%がスマホを利用(p.3)
- 保護者が、携帯電話を子供に持たせた理由として最も多い回答は、「子供といつでも連絡が取れるようにするため」が約88%で、保護者が必要性を認めて持たせている現状がある
一方、スマホを子供に持たせた理由として最も多い回答は、「子供の所在地をわかるようにするため」と「子供にせがまれたため仕方なく持たせた」がそれぞれ約32%と、保護者が必要性を認めた場合とともに、子供からの希望を受けて持たせている現状がある(p.4) - 中学生・高校生の保護者の約45%が、「子供が携帯電話等にのめり込んで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったことがある」と回答(p.5)
家庭内でのルールづくり
- 小学生の40%、中学生の約31%、高校生の約50%が、家庭内でのルールを未作成(p.6)
- ルールづくりをしている家庭のうち、家庭内のルールが守られていない理由で最も多い回答は、小学生が「親と子供で決めたいルールが異なるから」が約48%、中学生と高校生は、「親が子供を見張るようなことができない(したくない)から」がそれぞれ約48%、約54%(p.7)
- 携帯電話等の利用について、家庭内のルールが未作成の理由で最も多い回答は、「ルールを作らなくても、子供が適正な利用をしているから」が約60%(p.8)
友達間でのルールづくり
- 友達間でのルールについて、「作っている」は各学年とも約10%未満(p.9)
- 友達間でのルールについて、保護者の約79%が、「必要だ」と回答(p.9)
フィルタリング加入状況
- 小学生の約22%、中学生の約36%、高校生の約47%が、フィルタリングサービスに未加入(p.11)
- 携帯電話等の利用について、フィルタリング未加入の理由で最も多い回答は、「インターネットの使い方について、子供を信用しているから」が約53%(p.12)
※本調査結果は、都で取り組んでいるフィルタリングやルール作りの普及を、より一層促進するための基礎データとして活用します。
※調査結果の全文は青少年課ホームページに掲載します。
問い合わせ先 青少年・治安対策本部総合対策部青少年課 電話 03-5388-3169 |