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令和6年(2024年)7月18日更新
令和6年5月上旬、小池知事がアメリカ合衆国カリフォルニア州を訪問しました。
令和6年5月5日(日曜日)~5月9日(木曜日) ※日程表はこちら
7名
8,716千円 ※出張者及び経費の内訳はこちら(PDF:102KB)
午後、羽田空港を出発し、現地時間の同日(5日)正午頃、ロサンゼルス国際空港に到着しました。
午後、「グローバルカンファレンス」の開催会場であるザ・ビバリー・ヒルトンにおいて、同会合の恒例プログラムである「What Matters Now」に登壇しました。
ミルケン・インスティテュート「グローバルカンファレンス」ホームページの抜粋
「What Matters Now」は、著名な政府高官や大企業の経営幹部等を招いて行われるファイヤーサイドチャット形式(暖炉脇のソファでくつろいでやりとりしているかのような形式)のプログラムで、知事は、モデレーター役のリチャード・ディティツィオ ミルケン・インスティテュートCEOと対談し、多くの企業幹部や金融関係者、各国政府関係者等を前に、アジアを代表する金融ハブを目指す取組や、ビジネス拠点としての東京の潜在力のほか、観光客誘致、女性活躍、再生可能エネルギーに関する取組など、都の施策を幅広くPRしました。
壇上で都の取組について発信する小池知事 (左の写真:ミルケン・インスティテュート提供) |
その後、グローバルカンファレンスのスピーカー等が招待されるウェルカムレセプションに出席し、多くの参加者と挨拶や意見交換を行いました。
午前、グローバルカンファレンスのプログラムである「Capital Ideas: Evolving Opportunities in Tokyo and Japan」にスピーカーの一人として登壇しました。本プログラムでは、東京・日本に関心を持つ海外のベンチャーキャピタル等の投資家や金融関係者等を前に、モデレーターとスピーカーとが日本、特に東京におけるビジネスと投資の機会について議論し、その内容について聴講者との間で質疑応答が行われました。そのなかで、知事は、海外からの投資を誘致するための政策や、東京・日本がいかに技術革新をリードしていくことができるか等について意見を交わすとともに、東京の投資環境や都の施策である「FinCity.Tokyo」、「東京グリーンボンド」、「Tokyo Innovation Base(TIB)」、「SusHi Tech Tokyo」等を出席者に紹介しました。
参加者と議論を交わす知事
午後、日系アメリカ人の歴史を保存・共有し、アメリカの民族的および文化的多様性への理解を深めることを目的として設立された全米日系人博物館を訪問しました。館内では、ウィリアム・T・フジオカ理事長と会談し、現地における日系人や日本人の活動・活躍、同館の取組等について話を聴取するとともに、館内に展示された歴史的記録等を視察することで、米国内における日系人の苦難の歴史や現在の発展に至る貢献等について理解と認識を深めることができました。
フジオカ理事長(写真右)との会談の様子 | 展示内容について説明を受ける知事 |
その後、「グローバルカンファレンス」の会場であるザ・ビバリー・ヒルトンにおいて、同会合に登壇したラーニア・アル・アブドッラー ヨルダン・ハシェミット王国王妃と面会し、同国と日本・東京との交流について意見交換するとともに、都の先進的な取組等を紹介しました。
ラーニア王妃(写真左)への表敬の様子
【写真:ヨルダン政府提供】
続いて、同じく同会合に登壇した、女性初のロサンゼルス市長であるカレン・バス氏と会談を行いました。2018年に締結した東京都とロサンゼルス市との合意書を踏まえて、会談では、2028年にロサンゼルス市で開催されるオリンピック・パラリンピック大会に向けた協力や職員交流等について意見を交わすとともに、今後の両都市の連携強化についても確認しました。
カレン・バス市長(写真左)との会談の様子
また、カリフォルニア州知事付上級顧問のディー・ディー・マイヤーズ氏とも面会し、共通の課題である気候変動対策や投資環境の整備、スタートアップ施策など「持続可能な社会」の実現に向けた取組について話し合いました。
同日(5月6日)夜、ロサンゼルスを離れ、サンフランシスコに移動しました。
午前、サンフランシスコ市内から、最初の訪問先であるスタンフォード大学が所在するシリコンバレーに移動しました。
世界中から優秀な学生が集い、これまで多くの著名な起業家を輩出してきたスタンフォード大学において、まず、第10代学長として同大学を飛躍させ(任期:2000-2016)、現在は名誉学長を務めるジョン・リロイ・ヘネシー氏と会談しました。
会談では、シリコンバレーにおけるスタートアップ・エコシステムの発展や技術革新を創出する要因のほか、スタートアップを育成するうえで重視すべき点について意見を伺うなど、東京のスタートアップ施策の推進に活かせる貴重な知見を得ることができました。
ヘネシー名誉学長(写真左)との会談の様子
その後、スタンフォード大学側からの紹介により、岩手県の花巻東高校を卒業し、同大学に進学した佐々木麟太郎氏と会い、野球と勉強の両立に励む同氏を激励しました。
続いて、2023年11月、経済産業省が、現地の産学官と連携して、海外展開を目指す日本のスタートアップを支援する拠点として設立したJapan Innovation Campus(JIC)を訪問しました。同施設では、シリコンバレーで活躍するベンチャーキャピタルやアクセラレーターから、スタートアップを育成するエコシステムについて実践的な話を聞き、東京が克服するべき課題等に関して助言を受けるとともに、東京に対する多くの期待を感じることができました。
シリコンバレーで活動する方々との意見交換の様子 | ご参加いただいた関係者の皆様との集合写真 |
午後、テクノロジー分野における世界的リーディング企業であるGoogleのグローバル本社を訪問し、ウィルソン・ホワイト副社長に面会するとともに、AI等の最先端技術を活用した同社の取組について説明を受けました。また、「SusHi Tech Tokyo」や「Tokyo Innovation Base」等、東京が進めるスタートアップ施策を紹介しました。さらに、世界中から優秀な人材を惹きつけ、社員が斬新な発想を生み出すことができる、デザイン性と機能性に溢れた同社の職場環境を視察し、多いに刺激を受けました。
その後はスタンフォード大学に戻り、同大学のティナ・シーリグ教授及び学生と交流を行いました。まず、知事から、教授と学生等を前に、都のスタートアップに関する戦略や都市としての潜在力、東京の持つ魅力等について講義を行い、あらゆる分野で挑戦者を後押しする都市を作っていきたいとの想いを伝えました。次に、学生等を前に、シーリグ教授と対談を行い、東京のビジネス環境や、ゼロエミッション東京の実現に向けた先進的な環境施策、女性の活躍を促進するための取組などについて紹介しました。最後に、日本人を含む同大学の学生等と、東京の目指す都市像などについて活発な意見交換を行うなど、有意義な交流を行うことができました。
講義を行う小池知事 | 学生との意見交換の様子 |
その後、シリコンバレーを離れ、サンフランシスコ近郊に所在するカリフォルニア大学バークレー校を訪問し、2012年に設立された公立大学発のアクセラレーター「Berkeley SkyDeck」を視察しました。そのなかで、エグゼクティブディレクターであるキャロライン・ウィネット氏から、「Berkeley SkyDeck」が提供するアクセラレーション・プログラムの内容や強み、大学がスタートアップを生み出していくために必要なことなどの説明を受け、東京のスタートアップ施策の推進に資する知見を得ることができました。
Berkeley SkyDeckで説明を受ける小池知事
夕方、サンフランシスコ市内に移動し、同市内において、2021年8月から商用で展開されている自動運転タクシーサービス「WAYMO(ウェイモ)」を体験しました。
知事は、市内の公道で実際にWAYMOに乗車し、その安全性や快適性を実感するとともに、車両基地を訪問し、車両の特徴や技術、自動運転システム等について説明を受け、今後の東京のモビリティ施策を検討、推進していくうえでの貴重な知見を得ることができました。
サンフランシスコ市内でのWAYMO体験の様子
現地時間の深夜、日本に向け、サンフランシスコ国際空港を出発しました。
日本時間早朝、羽田空港に帰着しました。
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