現場視察（築地市場）

平成29（2017）年1月12日（木曜）、小池知事は、築地市場を視察しました。

まず始めに、生鮮マグロ卸売場において、早朝5時過ぎから始まるせりの直前の様子を視察しました。
続いて行われた市場業界関係者との懇談で知事は、マグロを吟味する様子など、活気ある現場ならでは雰囲気を味わう一方で、老朽化など、築地が抱えている問題点についても改めて確認したとした上で、「移転延期に伴う補償問題については、丁寧にヒアリングをして、補償スキームをきっちり策定するので安心していただきたい」と話しました。また、今週末に出る最終的な地下水のモニタリング結果を踏まえ、「これまで皆さんと共に歩んできた市場なので、これからどうあるべきか、将来も見据えた形で方針を決めていきたい」と語りました。
業界関係者からは、「早期に移転の可否の判断をして欲しい」、「豊洲市場の安全性の確認が重要」などの意見も出されました。
最後に、青果卸売場において、実際に野菜などせりが行われる様子を視察し、行程を終えた知事は、「実際に動いている、大変活気のある築地市場を視察することができました。また、卸、仲卸、青果、それぞれの担当者からも直接、ご意見を伺うことができました。安心・安全が豊洲市場で確保できるのか、地下水モニタリングの科学的なデータも踏まえ、冷静に判断したい」とした上で、「築地市場がこれまで果たしてきた役割の大きさを痛感しました」と感想を述べました。