全国知事会議

平成29（2017）年7月27日（木曜日）及び28日（金曜日）、全国知事会が岩手県で開催され、小池知事が出席しました。

会議中、小池知事は、「地方税財政関係」の議事では、地方税財源の確保・充実等について、「地方間で限られた財源の奪い合いをしても、地方全体の財源不足の根本的な解決には繋がりません。安定的で継続的な行政サービスを提供していくために、地方の役割に見合った地方税財源の拡充が不可欠です」と意見を述べました。
また、「オリパラ関係」の議事では、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の遠藤副会長との意見交換の中で、大会の気運醸成に繋げたいとして、「1）東京都と組織委員会の共同作成による、2020年大会の概要をまとめたガイドブック」、「2）競技会場を皮切りに、今後2年間かけて全道府県を巡回するフラッグツアー」、「3）7月24日から9月6日の大会開催期間に合わせて実施する、都庁内でのラジオ体操」について紹介し、オール・ジャパンでの取組に理解と協力を求めました。
さらに、「地方創生・人づくり関係」の議事では、東京一極集中是正に向け、東京23区の大学の学部・学科の新増設を抑制する議論に関して、「大学の国際競争力の向上は、大学の自由な努力があってこそ。自由な努力を妨げる要望はするべきではない。大学は所在地ではなく、方針やカリキュラムが重要であり、国に対しては、学生の学ぶ意欲に応える魅力ある大学作りのための支援策を要望すべきです」と主張しました。
会議では、その他、「東日本大震災関係」「安心・安全・防災関係」、「社会保障関係」、「憲法・地方分権関係」、「スポーツ・万博関係」について議論されました。