行政視察（善福寺川、神田川・環状七号線地下調節池）

平成29（2017）年8月2日（水曜日）、小池知事が河川の治水対策の現場を視察しました。

始めに、知事は、善福寺川の済美橋付近で、環境に配慮した河道整備の状況を視察し、続いて善福寺川調節池内部を視察し、効果等についての説明を受けました。
次に、神田川・環状七号線地下調節池（善福寺川取水施設）を訪れ、危機管理体制や操作室を確認した後、地下調節池の内部を視察し、トンネル内の構造のほか、維持管理や渇水時の利用等について説明を受けました。

善福寺川調節池は、善福寺川上流域の浸水被害を早期に軽減することを目的として設置された、貯留量約35,000立方メートルの調整池で、神田川・環状七号線地下調節池は、水害が多発した神田川中流域の水害に対する安全度を早期に向上させるため、環状七号線の道路下に建設された延長4.5キロメートル、内径12.5メートルのトンネルなどから構成される調節池です。

視察を終えた知事は、近年、豪雨による水害が激甚化しており、都としての対策現場を見ることが視察の目的とした上で、「調整池を効果的に設置することで、ゲリラ豪雨などによる災害を最小化できます。また、河道の拡幅の際に、親水公園と一体化することで、平時は水に親しめるようにします」など、さまざまな工夫をしていると述べました。その上で、「整備箇所の特性を踏まえて、施策を適宜適切に組み合わせることによって、『セーフシティ』を実現したい」と話しました。