東京都青少年健全育成功労者表彰式

平成30年（2018年）10月22日（月曜日）、東京都青少年健全育成功労者等表彰式が都庁で開催され、小池知事が出席しました。
東京都では、青少年の健全な育成活動に顕著な功績があった方々を対象に、昭和39年から知事表彰を、昭和53年から知事感謝状の贈呈を行っています。

今年度は、警視庁委嘱少年補導員の田中眞津子さんら69名、ガールスカウト東京都第59団など3団体が、青少年健全育成功労者・団体として知事から表彰されました。また、東京都立桜町高等学校演劇部などの5団体が模範青少年団体として、図書類の販売等で自主規制を行ったコンビニエンスストアオーナーの加藤一肇さんら2名が自主規制功労者として表彰されました。さらに、東京都の青少年問題に対する施策の推進に協力し、特に功績のあった警視庁委嘱少年補導員の金子久子さんら78名、品川区青少年対策荏原第三地区委員会など4団体に感謝状が贈呈されました。

知事は、受賞者等の長年の活動に敬意を表し、「皆さまが青少年の健全育成活動に日々取り組んでいる成果として、都内における青少年犯罪は年々減少傾向にあります」と挨拶しました。そして、「インターネットの危険性に対しての意識が不十分なため、SNSなどのコミュニケーションツールが増えたことで、被害者または加害者として青少年が犯罪に巻き込まれる状況も生じています。都は、いわゆる『自画撮り』被害を防止するために、青少年健全育成条例の改正など青少年を守るための対策をしていますが、青少年を健全に育成するためには、日頃から青少年としっかりと向き合い、その成長を支えている皆さまの活動は極めて重要」と述べました。また、東京、日本が持続的な成長を実現するための鍵は「人」にあるとして、「皆さまの真摯な活動を通じて、青少年が得る多様な価値観、多様な年代との触れ合い、さまざまな『人』との交流の機会は、自らが社会の一員としてかけがえのないものという自己優良感を育み、彼らが明るい未来に向かって成長を続けていくための原動力になります」、「誰もが生き生きと活躍できる東京の実現に力を貸していただきたい」と話しました。