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平成31年(2019年)4月1日更新

庁議

平成31年(2019年)4月1日(月曜日)、都庁第一本庁舎において庁議が開催され、冒頭、知事は幹部職員に対する訓示を行いました。

先ほど、新たな元号が「令和」と発表されました。そして今日は4月1日、新年度でございます。この新しい元号の下に、次の時代の幕開けということで、あと1か月後には新しい日本のスタートがさらに切られるわけでございます。先程も記者会見で出典が万葉集の「梅花の歌」ということだそうでございまして、これからの輝かしい時代を象徴するにふさわしい、希望に満ちた元号となったと思います。そして、一日一日を大切に積み重ねて、新しく来るべく令和時代における東京の持続的な発展へと繋げていきたいと考えています。そのためにも、この節目に改めて皆さんと共に気を引き締めて、共に力を尽くしていきたいと思います。よろしくお願いします。
今日からは新たに、「戦略政策情報推進本部」、それから「住宅政策本部」を立ち上げております。「稼ぐ力」を高めるとともに、都市の活力の源である「人」、この「人」が安心して暮らせる環境を築くことが、東京が活気溢れる都市であり続けるために不可欠な要素となります。いずれも重要な役割を担う本部となります。強化した執行体制の下で、各局の皆さんには、大いにリーダーシップを発揮するように、それととともに、縦だけではなくて、横の連携も一層密にしていただくようお願いします。引き続き全庁一丸で、「新しい東京」を創る「東京大改革」に、力強く邁進していきたいと思います。
さて、今年は、いよいよラグビーのワールドカップが9月に、そしてまた、来年はオリンピック・パラリンピック、2020年を迎えることになります。2年にまたがって、東京にとって大変重要な一年を迎えるということでございます。前回、1964年大会には、首都高、そして東海道新幹線の整備など、高度経済成長を加速すると同時に、ピクトグラムが普及したり、街がきれいになったりなどなど、今日の成熟社会の礎を築くものでございました。同様に、来年に迫りました東京2020大会のスプリングボード、跳躍台として、成熟都市・東京をさらなる進化へと導く、そのためには、何よりも今年度の取組が大きな鍵を握ることになります。
それから今年度でありますが、2020年のその先の明るい未来を、都民の皆さんと共に拓く大きな方針として、新たな長期計画の策定をすることとしております。東京の未来にとりまして2019年度は極めて重要と、重ねて申し上げたいと存じます。そして、まさに総力を挙げて課題に取り組んでいかなければならないというその認識を、皆さんと改めて共有したいと思います。
そして、先週閉会いたしました第一回定例会においては、そうした観点から、未来志向で編成した予算を可決いただいております。ご承知のとおり、今年度の予算のポイントは3つ、「都市力の強化」「稼ぐ東京」「人と人を繋ぐ」、この3点でございます。この3つの柱に基づき施策を推し進め、基礎としてある3本柱、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」を着実に実現してまいります。そのためにも、職員の皆さんには、予算の効率的かつ効果的な執行にお努めいただき、特に新たな事業につきましては、創意工夫を重ねながらスピード感を持って取り組む、政策の成果を最大限に高めていただきますようにお願いします。
そしてもう一つ、成果を高めるためにもう一点お願いしたいこと、それは「隗より始めよ」ということを徹底していただきたいということであります。
就任以来、政策には大義と共感が必要と、繰り返し申し上げておりますが、実行プランの政策の強化版、今年度予算に盛り込んだ政策は、都として十分に練り上げたものでありますし、都民の皆さんや、大学研究者の皆さんの智恵も反映したものであることはご存知のとおりであります。このあとは、これらの政策に、いかに都民の共感を呼ぶことができるのか。このことが、政策の成果を左右するものとなります。
そして都民の皆さんに、都政を知っていただいて、身近に感じていただくためにも、これまで以上に、情報公開の推進、それから例えば今動画の時代ですので、「東京動画」これももっともっと活用してください。職員の皆さん一人ひとりが、都政への共感を呼ぶためにも、自らができることを実践していただきたいと存じます。
それから、災害時の的確な避難に繋げるために、このたび「マイ・タイムライン」を作るということで、そのキットも用意をしていだいているかと思います。それから世界的に問題となっている、例えば使い捨てプラスチックの削減、これも「隗より始めよ」で進めていく。それから働き方改革、これも企業の皆さまに声を掛けると同時に、都庁内における働き方改革、これもぜひ進めていただきたい。スムーズビズの推進、こちらも都庁から実践していく。それによって一緒にやりましょうということで、声を掛けていただきたい。そして東京全体が動くよう、皆さんから発信していただきたいと思います。
それから、この働き方改革でありますけども、新年のごあいさつでも申し上げましたように、テレワーク、ペーパーレスの取組、などなど進めていただいていますけれども、それぞれ各局どういう状況になっているのか改めて確認してください。
それから、年次の有給休暇についても、法律も変わりまして、計画的な取得を進めていただいて、人生の充実と仕事の充実を両立していただきたいと思います。
忙しい環境で、働き方を変えるというのは、なかなか勇気がいるかもしれませんけれども、これからの東京がサステイナブルであるためにも、また、人口が減少するという中で、東京が持続可能な発展を遂げるためにも、官民問わず、これは大きなテーマでございますので、生産性を上げるというこのことについて、ぜひ真剣に考え、かつ実践していただきたいと思います。そしてそのことをぜひ職員の皆さんに意識してもらう、その工夫を皆さんでお願いしたい。上司次第ということになろうかと思いますので、ぜひそこはよろしくお願いいたします。都庁から変える、「隗より始めよ」、それから、「トップから変える」、上司から変える、この二つ、ぜひ効率的な、そして、都民にとって都政が身近に感じられると同時に、都政に対しての親しみや共感を覚えるように、ぜひ協力いただきたいと思います。
それから、メリハリをつけて働いていただきたいということでございますけれども、このことについては、皆さんがしっかりリーダーシップをとっていただきたい。
それから、職員の皆さんにはですね、都政の現場から都民のニーズを丁寧に汲み取ってもらうと同時に、この度の予算には500名の職員を海外へ派遣するという「国際競争力強化プロジェクト」を盛り込んでいます。これは、世界は今激動しておりますので、是非その東京が世界をリードするためには、世界を知らなければならないという観点から、これを活用して、世界へ飛び込んで、その変化のスピードを肌で感じてもらいたいと思います。そのことを、都民のため、東京のために生かして、またそれぞれ一人一人が、何を為すべきか、時代と世界を鳥の目で俯瞰しながら大いに議論し、また新たな取組へと繋げていきたいと、このように思っています。
午前中、入都式が行われました。今年は1,656名の新たな時代を切り拓く新規採用職員の皆さんを先程迎えたところでございます。こうした若手の柔軟な発想も大切にしながら、今年度も一緒に頑張ってまいりたいと思います。皆さんのご協力、よろしくお願いを申し上げます。

庁議の様子の画像

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