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令和2年(2020年)7月6日更新

職員向けメッセージ
(令和2年7月6日(月曜日)10時00分~10時08分)

令和2年(2020年)7月6日(月曜日)、小池知事が、都庁職員に対してメッセージを送りました。

知事から職員へのメッセージ動画イメージ
小池知事から職員へのメッセージ(令和2年7月6日)

職員の皆さん、おはようございます。まず日々、都民のため、東京のため、挑戦を続けている職員一人ひとりを改めてねぎらいたいと思います。なによりも喫緊の課題であります新型コロナウイルス対策については、これまでも、そして今現在も、全庁をあげて取りくんでいただいています。これからも感染症拡大防止と社会経済活動の両立のため、都民の共感と協力をもとにしっかり取りくんでまいりましょう。
また、この週末には、熊本県、鹿児島県に大雨特別警報が発令されまして、川の氾濫や土砂崩れによって大きな被害が発生をいたしております。亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心からのお見舞いを申し上げます。また、現地からの要請がございましたら、担当の方々には現場支援をよろしくお願いします。
梅雨の最中です。本格的な台風の季節も控えまして、東京もいつ、豪雨に見舞われるか分かりません。着実に備えを講じるよう、お願いいたします。
さて、このたび、都民の皆様の力強いご支持をいただきまして、再び都政を担うこととなりました。この4年間、常に「都民が第一」、都民ファーストの姿勢で、都民のための東京大改革に邁進してまいりました。職員の皆さんと共に進めてきた都政が、都民の皆様に評価された結果だと、このように受け止めております。そこで今日は、この4年間を振り返って、次の4年間に向けた決意について、皆さんにお話をさせていただきます。
4年前、「東京大改革」の旗印のもと、都知事としての第一歩を踏み出しました。都政の三本柱、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」のこの3つのシティを実現して、「新しい東京」を創り上げる。そのために、新たに立ち上げた都政改革本部の下で、「都民ファースト」「情報公開」「賢い支出」、この3点を原則として行う都政改革に着手しました。長年あたりまえとされてきた都政の手法と体質を変えるための改革には、当初戸惑いを覚えた方も多かったかもしれません。それでも皆さんは、行政のプロとしての知恵と経験を活かして、自律的な改革を不断に進めてこられました。情報公開条例の改正、公金支出情報の公開、そして、事業見直しによる約3500億円の財源確保など、皆さんの一つ一つの地道な取組によって、「都民が第一」の都政は確実に進めることができました。
特に、このコロナ禍におきまして、都民の命と健康を守り、生活や経済を支えるための対応を、大型の補正予算を編成して迅速に進めることができましたのは、こうした取組の積み重ねの成果であります。まだまだ大変な時期が続いていますが、引き続き、都民・事業者の皆様に寄り添いながら、「見えざる敵」に打ち勝つための取組を進めてまいりましょう。
また、これまでの4年間は、首都・東京を活性化するべく、東京の最大のエネルギー源である「人」が輝くための施策を、重点的に進めてきた期間でもありました。就任以来、力を入れてきた待機児童対策によって、都内の待機児童数は約6千2百人減少。言い換えますと、約6千2百人の女性、あるいは男性が、社会でより活躍するための環境を整備できたということでもございます。
加えて、受動喫煙防止条例、人権尊重条例、児童虐待防止条例、ソーシャルファーム条例など、数々の新たな条例も、すべて「人」に焦点を当てた都政の象徴であります。これまでの延長線上にとらわれることなく、「人」がいきいきと輝く都市を実現する。そうした思いを、職員の皆さんと共有をして、都議会の皆様にご理解いただけたからこそ、これらの新たな条例を制定することができたわけです。引き続き、「人」が輝き活気あふれる東京を、共に創り上げてまいりましょう。
さて、次の東京の4年間はどうでしょうか。まず激動する国際情勢、日進月歩で進む情報通信革命、産業の大転換、少子・超高齢化など人口動態の変化、そして今回のコロナ禍が迫ってくる社会変革。鳥の目、虫の目、魚の目で東京を見ますと、これまでの「東京大改革」の方策のスピードでは間に合わないほどの激変を、首都・東京、そして都政に求められていると痛感しております。
そこでこれまでの「東京大改革」をさらにバージョンアップさせまして、「東京大改革2.0」を進めてまいります。「『未来の東京』戦略ビジョン」で描いた未来の姿の多くは、かなり前倒しで実践することも求められてくるでしょう。一方で、着実に歩みを進める項目もあります。メリハリを利かせながら、都民のニーズ、未来のニーズに的確に答えていきたいと思います。
まずは、喫緊の課題であります新型コロナウイルス感染症対策、これをさらに加速させなければなりません。東京版のCDC、疾病対策予防センターを創設して、ここを拠点に、検査体制・医療提供体制の充実・強化、病院・医療従事者へのサポートの推進、ワクチン・治療薬の開発支援などを進めてまいります。「感染拡大要警戒」の状況の中で、職員の皆さんも引き続き、基本的な対策である手洗いの励行、ソーシャルディスタンスの確保、そして、時差出勤・テレワークの実践を徹底していただいて、「ウィズ コロナ」のスタイルを東京都政として進めていきましょう。そして、世界の各都市があたりまえに行っている、常に行っているオンライン行政などで、都民サービスの質を高めるとともに、職員の皆さんの価値をより高めてまいりたい。
「東京大改革2.0」、その柱は、「都民の命を守り『稼ぐ』東京」です。「『人』が輝く東京」です。「『都民ファースト』の視点での行財政改革・構造改革」の3点であります。感染拡大防止、そして、社会経済生活を両立させる「新しい日常」の中、まさに「爆速」で進めるデジタル化による、東京の経済の「新しい成長」の実現。災害に強く、かつ魅力あふれる街づくりの推進。子供も女性も、高齢の方も障がいのある方も、誰もがいきいきと輝ける都市の構築。都民サービスの向上や、危機に強い都庁の実現に向けました行財政改革・構造改革の徹底。さあ、これからの4年間、都民の皆様の幸せの向上のため、都政が為すべきこと、実現しなければならないことは、山積しています。改めて、重責に身の引き締まる思いです。これまで、私の都政運営を支えてくれた皆さんとならば、これらの取組を着実に前へと進めることができる、そのように確信しております。東京にとって死活的に重要な4年間。引き続き皆さんと共に、為すべきことに邁進していきたいと存じます。
この選挙戦を通じて、職員の皆さんと共に進めてきた都政への評価、そして、これからの4年間の都政への期待は、ますます大きくなっています。そうした期待に応えるべく、都庁一丸となって、一日一日、最善を尽くしてまいりましょう。どうぞ引き続きよろしくお願いを申し上げます。がんばりましょう。

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