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令和3年(2021年)4月1日更新

庁議

(令和3年4月1日(木曜日)13時30分~13時45分)
令和3年(2021年)4月1日(木曜日)、都庁第一本庁舎において庁議が開催され、冒頭、小池知事は職員に対する訓示を行いました。

はい、皆さんこんにちは。これまでも様々な課題に取り組んでこられている方ばかりでございます。まずは、お疲れ様です。そして、新年度、今日から迎えました。デジタルトランスフォーメーションを加速する拠点となりますデジタルサービス局が今日発足をいたしまして、新しい体制がスタートしたわけであります。今日からまた新たな気持ちで、明るい未来を切り拓く「東京大改革2.0」に、力強く邁進してまいりましょう。
そして今、世界は激動の真っ最中にあります。国際金融センターを巡ります競争の激化、そして脱炭素化に向けた水素社会への取組の加速など、目まぐるしく変化する国際社会にあって、世界から選ばれる持続可能な都市・東京を実現をする。そのことが都民一人ひとりの幸せに繋がる道であります。
一昨日、そのための都政の新たな羅針盤となります「『未来の東京』戦略」と、東京のさらなる進化に向けまして、都政の構造改革を推し進める「シン・トセイ 都政の構造改革QOSアップグレード戦略」、これを公表をいたしました。とりまく危機を乗り越えて、そして豊かで活力に満ちた東京を次の世代に引き継いでいく。そのためには、私たちには、具体の取組を「実践・実装」することが求められております。今こそ、行動を起こさなくてはいけない。
そのために、特に皆さんに求めていきたいのは、「発想を変える」ということであります。国際競争力、ジェンダーギャップの世界ランキング、昨日も発表されましたけれども、日本は長く低迷を続けているのが現実であります。加えまして、コロナ禍で我が国の様々な課題が浮き彫りになっております。こうした中で、東京が世界から選ばれて、そして世界をリードする、その都市となるためには、相当の努力が必要です。これまでの延長線上での取組では十分でない、そのことは明らかです。皆さん一人ひとりが、世界の潮流を見据えて、大胆な発想を持って、偉大な先人たちの精神を受け継ぎながら、これまでの常識に囚われない新たな都政、まさしく「シン・トセイ」を担うその覚悟で、戦略に盛り込みました数々のプロジェクトを果敢に推し進めていただきたい。そして、生産性を高めるための働き方改革も徹底をしながら、共にですね、新たな都政を展開していきましょう。
そして、希望ある東京の未来を創り上げる。そのためにも、何よりも大切な都民の命と、そして健康を守ることは最優先であります。一日も早く、目の前にある、この「見えざる敵」、新型コロナウイルスに打ち克たなくてはなりません。状況は、まだまだ予断を許しておりません。この間、感染症との闘いの最前線に立ち続けられておられる医療従事者の皆さんや、多大なるご協力をいただいている都民・事業者の皆さん。そして、都としての幅広い対策に尽力されている職員の皆さん。全ての方々に改めて深く感謝を申し上げます。
今は、「リバウンド防止期間」という極めて重要な時期であります。感染者数のリバウンドを何としても防ぐ。そのために、先般、区市町村と連携して戦略的な検査の実施。そして変異株検査の拡充など、感染拡大の予兆を確実に捉える取組を推進する。このようなことを表明をいたしました。そのための具体的な体制として、各局の連携の下で、横断的な「検査チーム」、本日新たに立ち上げをいたします。このチームを基軸にして、まずは高齢者施設等での検査の拡充、これを加速していきます。さらに、繁華街などにおけるモニタリング検査の実施など、追加の対策を具体化するように指示をしたところであります。陽性者を早期に発見し感染を抑え込む。そのために、スピード感をもって、検査体制の充実に戦略的に取り組んでまいります。
長きにわたる闘いになっている中で、今後とも都民・事業者の皆さんと一丸となって感染症に立ち向かっていくためにも、引き続き都が率先して対策に邁進をすると同時に、その内容を広く分かりやすく伝えていくことが欠かせないわけです。職員の皆さんも、大変な日々がずっと続いているというわけですが、外出の自粛、テレワーク、時差出勤等の徹底、そして広報も伝わらなければ意味がありません。「伝わる」広報など、改めて都民の理解、そして共感に繋がります行動をお願いをいたします。特に、テレワークについては、民間の皆さんにも一層の取組を進めていただきたいお願いをする立場でありますので、だからこそ、「隗より始めよ」で、都庁においても、都の職員の皆さんも、これまで以上に率先して実施をしていただきたい。お願いをいたします。
そして、先月25日、いよいよ東京2020大会の聖火リレーが、福島県Jヴィレッジからスタートしたところです。私自身も、出発式に参加をいたしました。力強く復興を遂げつつある被災地の「今」を目の当たりにすることによって、震災から10年の節目の年に開催する復興オリンピック・パラリンピックなんだと、何としてでも成功させるんだと、この想いを改めて強くしたところであります。
大会には、海外からのお客様をお迎えできないという極めて残念な事態になっておりますけども、私たちはホストシティとして、安全・安心な大会を実現するとの責任を果たさなければなりません。スポーツが持つ無限の力。それが、コロナ禍で疲弊する世界に勇気と、そして希望を届けてくれることを信じて、着実に準備を進めてまいりましょう。
2021年度、これは未来への行動を加速して、持続可能な東京を創り上げる「サステナブル・リカバリー」のスタートの年であります。大切な一日一日を、しっかりと積み重ねてまいりましょう。皆さんの力に期待をしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
以上で、私からの話を終わります。

庁議の写真

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