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平成31年(2019年)3月22日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成31年3月22日)

知事記者会見
2019年3月22日(金曜)
14時00分~14時38分

知事冒頭発言

1 東京都水防災総合情報システムのリニューアルについて

【知事】それでは、今日は、東京都の方から4本お伝えすることがございますが、その前に、昨日、イチロー選手が突然の引退ということで、私も、ある意味、大変ショックではありましたけれども、その引き際の鮮やかさに、改めてイチローらしさを感じたところでございます。28年間の長きにわたっての第一線での活躍、それも大変、もうストイックに、1試合1試合、1打席1打席に臨むあの姿というのは、日本人のみならず、アメリカの人々の心を打ったものだと思います。
阪神・淡路大震災、オリックス、神戸がベースでしたので、その際もやはりイチロー選手の存在と、希望を与えてくれるさまざまな活躍、このことについては感謝の言葉を私からも申し上げたいと思っております。東京2020大会では野球も開催されますので、是非一緒に大会を盛り上げるような役割を担っていただければ良いと思っております。
ちなみに、イチロー選手と私の唯一の共通項は、新神戸駅ですき焼き弁当を売っているのですけれど、それが好物だということで、何の参考にもなりませんけれども、でも、あれは美味しいです。
それから、4本、お伝えしていきたいと思います。
まず、「東京都水防災総合情報システム」のリニューアルについてのお知らせでございます。昨年はご承知のように、水害が多発したということから、防災事業の緊急総点検を改めて行ったわけでございますが、それを受けまして、この度、河川の水位や雨量などの防災情報を提供しております「東京都水防災総合情報システム」をリニューアルして、スマートデバイス版の追加、さらには、いろいろな海外の方々も住んでおられる東京でございますので、多言語化対応をいたしました。これによって、情報の発信力をさらに強めるということで、今日のこの後、3時から配信いたします。
具体的には、スマートフォンやタブレットなど、位置情報が付いていますよね。それを活用することで、利用者が、地図上の現在地、周囲の河川水位や映像などを容易に確認できるような形になっております。多言語化対応については、英語と中国語、韓国語、この3か国語でも御覧いただけるようにいたしております。
そして、東京2020大会を控えておりますので、都を訪れられる外国人の方々や都内在住の外国の方々に御利用いただけるように、幅広く周知していきたいと考えております。
「東京都水防災総合情報システム」へは、「水防災」と検索する、もしくは、東京都防災ホームページがございますけれども、そのリンクからアクセスできるようにつながっております。急な大雨や梅雨、台風、集中豪雨の際に、「東京都水防災総合情報システム」をご利用いただいて、さまざまな情報を受け取っていただければと思っております。1本目であります。
詳細は、建設局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,077KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

2 「空き家ガイドブック」の配布について

【知事】次に、空き家対策に関連いたしまして、「東京空き家ガイドブック」を作成いたしましたので、そのお知らせでございます。
都民の皆さんが暮らしておられる住宅について、例えば、相続だったり転勤といった、人生の変わり目に空き家になることが多いわけでありますけれども、そうしたときに、この空き家の課題を解決するために役立つ情報をまとめたのがこちら。
「空き家の事例集編」と、それから「空き家のギモン編」ということで2部構成になっておりまして、それぞれわかりやすく解決方法、どこに尋ねれば良いかなど、まとめております。
「空き家の事例集編」の方では、空き家の課題にどんなことがあるのか、それから、解決のポイントは何なのか、それから、誰もが知りたい事例を、ワンストップ相談窓口事業として収集した事例でございまして、解決につながったケースから選びまして、15の事例を紹介いたしております。
例えば、空き家に家具などが残されている場合に、それを売却した事例がどうなったか、それから、道路に接していないことから建替えができない場合などにはどうしたら良いかなど、そのような事例が15書いてあります。
それから、2部構成になっているもう一つですけれども、「空き家のギモン編」では、空き家の問題に直面したときに出てきますさまざまな疑問を、代表的なものに対して、よくある質問といいましょうか、Q&A方式でご紹介をしているものであります。
空き家を相続した場合の確認事項、もちろん、土地の登記簿がどうなっているのか、実際に相続が、兄弟、親戚、その他いろいろありますけれども、それらの整理であるとか、空き家の、先ほどもありましたけど、家財の整理方法など、そういったことについての解説でございます。
手に取りやすいハンディなサイズになっておりますので、わかりやすいかと思いますし、文章もできるだけ親しみやすくし、それから、イラストも多く取り入れているということでございます。
今日以降、都庁、それから、区市町村の空き家担当の窓口それぞれにお配りしてございますので、是非参考にしていただきたい、御覧いただきたいと存じます。
また、都市整備局のホームページからもダウンロードできますので、御自分の疑問などで上手く検索していただければと考えております。
詳細は、都市整備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:609KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 「女子アスリートのコンディショニングガイド」の作成について

【知事】それから、3番目でありますけれども、こちらも一つ、冊子を作りました。これは、「女子アスリートのコンディショニングガイド」というもので、漫画の表紙になっています。中も、非常にわかりやすく図解などしているのですけれども、これは何かと申しますと、今、例えば、フィギュアスケート大会が行われていますけれども、もうザギトワ選手にしても、日本の選手にしても、皆、中高生ではないですか、言ってみれば。女子中高生のアスリートが、適切な体調管理ができるように、知っていただきたい項目などをまとめたものでございます。
例えば、成長期の身体的特徴、例えば、月経周期がどうだとか栄養不足がどうだといったトラブルなどもあります。それから、日頃の競技活動での留意点など、中高生のアスリート、一般の中高生にもわかりやすいように、今御紹介しましたように、漫画とかイラストを使って紹介しているということであります。適切な体調管理、「コンディショニング」と呼んでいますけれども、そのためには、運動と、運動量に見合った十分な栄養と休養、この三つのバランスが大切ということです。運動量、栄養、休養。そして、このバランスが崩れますと、月経不順になったり、骨量が低下する可能性があります。
グラフですけれども、女性の骨量のピークが18歳頃だということでありまして、下の赤い曲線のように、成長期に骨量獲得が不十分だった場合は、その後で問題になって、40歳後半から骨折リスクを抱えるなど、引退後に、健康に悪影響が出てくることが問題視されている。このため、10代での骨量は重要だということであります。
また、女子アスリートですが、健康トラブルを抱えているときには、婦人科の受診をしていただくのが望ましいということで、その前に、まず、セルフチェック用のシートを巻末に設けておりますので、まず自己診断して、その上で心配なところは婦人科を受診していただくなり、人生の中での自分の体のことを考えていただくという、そのきっかけになればと考えております。
冊子ですけれども、10万部作成いたしまして、競技団体を通じて、ジュニアアスリート、それから指導者の皆さんに配布することといたしております。それから、都内の学校の保健室などにも常備するということでございますし、また、これも先ほどと同じようにホームページで簡単にダウンロードできるようになっております。女子中高生の皆さんや保護者の皆さん、それから指導者の皆さんなどに広く御活用いただいて、理解を深めていただきたいと存じます。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:493KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

4 ラグビーワールドカップ2019の新たな広報展開について

【知事】それから、ラグビーワールドカップ2019が迫ってまいりました。大会開催まで182日となります。いよいよ半年を切ったということであります。今日は、さらに大会を盛り上げるため、いくつかの工夫をいたしておりますので、その取組について、御紹介しておきたいと思います。
昨日の3月21日(木曜日)から、西武鉄道株式会社の御協力を得まして、大会公式マスコット「レンジー」のデザインで装飾した車両が走行を開始いたしております。西武多摩川線、それから西武新宿・拝島線で、各1編成ずつ走行いたしておりますので、是非楽しみにしていただきたいと存じます。乗る楽しみと、それからその電車が走っているのを見る楽しみと、両方あるかと思います。
それから、今日3月22日(金曜日)からは、大会オフィシャルスポンサーであるキヤノン株式会社様の御協力で、今やっています旧築地市場の解体工事の仮囲いが、ずっと周りにありますけれども、迫力あるラグビー選手の大型看板「ラグビーウォールギャラリー」を、そこに出すことといたしております。
さらに、秩父宮ラグビー場、それから東京スポーツスクエアの周辺、有楽町、ここには、ラグビーワールドカップのデザインで装飾いたしました下水道公共汚水ますのフタを10か所程度設置するということであります。いろいろな形で、これからラグビー、そして2020年大会用に、気運醸成を図っていきたい考えでございます。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:401KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】3月幹事社の日刊工業新聞の大塚です。知事に質問が2点あります。
まず1点目は、「東京都水防災総合情報システム」のリニューアルについてです。スマートデバイス版、多言語化に対応されたとのことですが、従来、このシステムのアクセス件数は、年間およそどれぐらいに上っているのか、その実績数を教えていただきたいのと、近年、台風などによる風水害が毎年のように全国で発生しており、日頃からの防災の心構えも必要になっています。改めて、システムの活用について、知事の方から呼び掛けをお願いします。

【知事】できるだけ使い勝手と、それから、今回は特に位置情報と、すぐ傍の河川がどうなっているのか、それから結構ツイッターなどでも一般の方々がどんどん写真を載せたりもしていますけれども、都として水位を直接皆さんにお伝えするような工夫も行ったというのが、今回のバージョンアップ版であります。
アクセス数につきましては、最新の数字で平成29年度がありますけれども、年間に7,270万件ということでございます。たしか東京アメッシュは1億を超えたと思いますけれども(平成29年度の東京アメッシュのアクセス数は、約5,900万件)、こちらの方も7,000万を超えるアクセス数になっています。ちなみに、年々、アクセス数は増えている。これはいろいろバージョンアップして、使い勝手も良くなっているのと同時に、災害が増えている現実もあるのではないかと、私は思うところでございます。

【記者】ありがとうございました。
では、2点目なんですけども、来週から予算特別委員会、しめくくり総括質疑が始まります。前半の論戦では、青いファイルが紛失したりと、一時騒然となりました。一都民としては、都議会の先生方には、日本の首都東京の名に恥じないよう、冷静で建設的な2019年度予算案の議論、御審議をお願いしたいと思うのですが、混迷が続く中で、知事はこの後半の論戦に、どう臨まれますか。教えてください。

【知事】議会のことにつきましては、もう議会の中でお決めいただき、また運営していただくことかと存じます。
そして、先週12日(火曜日)から3日間、予算特別委員会で31年度予算案を中心に、都議会各会派の皆さんに説明を行って、また、いただいた御意見であるとか御提言に対して、一問一答という形でやりとりすることができたと考えております。
この31年度予算案は、平成最後の予算であるということ、それから佳境を迎えております東京2020大会の開催準備の総仕上げに当たるということで、教育、医療、福祉、都民生活のベースを担う予算となるわけでございます。この予算案を遅滞なく成立いたしまして、執行できるというのが、最大の都民へのサービスにつながると考えております。次、25日(月曜日)がしめくくり総括ということでございますので、そこでもしっかりと説明を行っていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございました。
幹事社質問は以上です。質問のある方は、手を挙げて、知事に指名されたら、社名と名前を名乗って行ってください。

【記者】TBSの加古です。イチロー選手の引退について、お伺いをさせていただきます。先ほど知事、2020大会で野球もラインナップに入っていることから、その気運を盛り上げる役割になってほしいと仰いましたけれども、具体的にどのようなことをお考えなのか。例えば、都が開催するイベントに招聘したりですとか、聖火リレーのランナーとしてトーチを掲げたりですとか、いろんな選択肢あると思うんですけれども、具体的に何かアイデアがあればお願いします。

【知事】先ほど、私の希望を申し上げたに尽きるのですけれども、昨日の今日のことですし、突然の引退ということでございました。ただ、野球も種目としてございますし、また、イチロー選手もさまざまな、昨日の記者会見なども、とても一つひとつ中身のある、また魂のこもった話が聞けたということで、スポーツのみならず、いろいろな意味での、イチロー選手もこれからのさまざまな協力をいただければと願うところですが、まずは御苦労さまと、今は申し上げておきたいと思っております。

【記者】フジテレビ小川です。同じくイチロー選手の件で、もうちょっとお伺いしたいのですが、イチロー選手は、やはり阪神・淡路大震災のときに、非常に被災者の方とか現場の方々の、非常に心の支えになったり、非常に力付ける活躍をしたというので、地元からも非常に残念と、惜しむ声が上がっていると思いますが、先ほど少し触れてらっしゃったと思うんですが、その辺りをもう少し教えていただきたい。知事として現場に阪神・淡路大震災のときも行かれていた小池さんとして、どういうふうに、あのとき、お感じになったのかということ、イチロー選手への思いがあれば教えてほしいのと、あとさっき仰ったすき焼き弁当なんですけど、「あっちっちすき焼き弁当」というふうに、ちょっとネットでググったら出てきたんですけど、もうちょっと、そのお弁当が、どういうのだったのかも少し教えてもらえると。

【知事】イチロー選手が、あの苦しいときに神戸をベースにして、野球で活躍してくれたというだけで、あの地域の人たちは、それが希望になり、そしてまた、楽しみになったということであります。もちろん被災地それぞれいろいろな活動もされておられましたけれども、何よりも野球という彼の本業の場で活躍してくれたのが、最大のエネルギーを送ってくださったと思います。
すき焼き弁当については、美味しいです。要は、すき焼き弁当の話でよろしいですか。シューって糸引っ張ると、温かくなるのです。というので、ホカホカのすき焼き弁当というので、わざわざ新神戸駅から新幹線に、かつては乗るようにもしていたころもありました。
とにかく、イチローさんは、「すき焼き弁当が好きだ」と言って、「一緒だ」と言って、何かすごく連帯感を感じたことがありました。

【記者】あと、すみません。もう一点なんですけど、桜トーチが公開されまして、被災地の廃材を使ったりとか、いろいろと復興五輪という意味と、あと、ちょうど桜の開花宣言もされたことで、日本の花として世界中に広く知られていますが、桜トーチを御覧になっての御感想と、桜トーチにどういう思いを込めてほしいというのをお願いします。

【知事】とても素晴らしいデザインで、かつ、被災地での仮設住宅で使われた廃材を活用するというのもメッセージ性があるかと思います。
また、いろいろな苦労話もこれから聞けるのでしょうけれども、やはり持って走るときには、重さがポイントになるかと思いますけれども、そこも大変工夫されておられると聞いています。
聖火リレーが始まるのが3月ですから、ギリシャから火を分けてもらうのが3月の十何日です。それから日本に来て、松島からずっと福島からということで、大体3月からずっと聖火リレーであのトーチが走るということで、ちょうど桜の季節から聖火リレーが始まるということで、聖火リレーのトーチが決まりました。そして、アンバサダーが決まったということで、いろいろな環境が整いつつあるということでありまして、これらを活用しながら、気運醸成にこれからも努めていきたいと考えております。

【記者】THE PAGEの具志堅です。すみません。豊洲市場の黒い粉じん問題についてお伺いしたいんですが、先日の12日(火曜日)の予算特別委員会の中で、共産党の委員から、豊洲市場内で採取した黒い粉塵の中から自然界よりも大量に、多い濃度の重金属、アンチモンなどの重金属が含まれていましたという報告があって、それの一連のやりとりがあったというのを記憶しているんですけれども、都としては、建築物衛生法ですかね、そういうものを守って、それで調査をして、問題ないというお答えだったと思うんですけども、物はやっぱり重金属ですので、濃度次第では、由々しい事態に至らないのかなという懸念を抱くところなんですけれども、お聞きしたいのが2点ありまして、一つは、この報告を受けて、都としては、やっぱり重金属ですので、きっちり都としても独自の調査を行う必要があるとお考えなのかということをまずお聞きしたいんですが。もう一つは、もし行わないというのであれば、現状で安全だという認識を都としてお持ちなのかということを。その2点をお聞きしたいんですが。

【知事】予算特別委員会の方で、そのような御質問を頂戴したことは事実であります。
豊洲市場での空気環境測定を行っておりますけれども、これは建築物衛生法などに基づいたものでありまして、去年10月と今年1月、それぞれ実施いたしまして、浮遊粉じんの測定値ということで、法令で定めております基準値、これは0.15ミリグラム/立法メートルですけれども、それを大きく下回っているということであります。
実際、その浮遊物というか、下に落ちているものを、毎日散水清掃を実施して、特に水産仲卸売場の通路ですけれども、適切に衛生管理を行っているということで、これからも施設内で良好な衛生環境が確保できるように、業界の方とも連携しながら、対応していくということでございます。
こういった形で、中身的には、ターレなどのタイヤがコンクリートの床と擦れることで発生しているものではないかということでございますので、そのためにも毎日散水清掃を行うということ。
それから、今、申し上げましたように、業界のその現場におられます皆さんとも連携しながら、適切な対応をするというのが、都としての考え方でございます。

【記者】その1番の建屋内の大気というか、室内空気の調査等は行う必要はないんでしょうか。

【知事】だから、それが今、申し上げた空気環境測定であります。

【記者】粉じんですよね。はい。でも、その中の粉じんの中身について、例えば、濃度が非常に高い重金属が含まれていれば、やはり問題ではないかという認識、不安を抱かれる方もいらっしゃると思うんですけれども、その辺りの不安を払拭する方法って何かないんですかね。

【知事】だから、ここの空気中のものと、それから下に落ちているものと、そことの考え方の違いだと思います。はい。大丈夫ですか。

【記者】はい、ありがとうございます。

【記者】共同通信の井上です。公立福生病院の透析中止をめぐる問題についてお伺いします。
都の検査、今も続いていると思うんですけれども、一応、年度末ということもあって、その検査の進捗状況と、あと、都が何らかの対応を出す目途というのは、今のところどのように考えていらっしゃるでしょうか。

【知事】この件について、中には医師が透析再開の要請を聞き入れなかったかのような、そのことを都が認定したかのような報道があったかと思いますけれども、これについては、都が何か認定したという事実はないということを、まず申し上げておきます。
都としては、一連の経緯を改めてきちんと確認いたしまして、医療法に基づいて、適切に病院を指導していくという姿勢については、これまでもお答えしてきたとおりであります。

【記者】指導の目途というのは、いつ頃になりそうですか。

【知事】そうですね。今、一連の経緯を確認しているというところでございますので、どれぐらいでしょうか。時間的に今、具体的にお答えはできませんけれども、これまでの経緯を確認し、それをベースにして判断したいと考えております。

【記者】NHKの成澤です。すみません。統一地方選挙についてお伺いしたいんですけれども、統一地方選の幕開けとなる11の道府県の知事選が昨日告示されました。個別に見ていきますと、大阪では大阪都構想の是非を巡って、維新対反維新という構図になっていたりとか、北海道では与野党対決、福井とか島根、徳島、福岡の各県では保守分裂といった形にもなっています。
東京都内の選挙というのは、統一地方選の後半にはなりますが、知事として、今回の統一地方選でどのような論戦が行われることを期待しているかということと、また、今回の統一地方選でどこかの選挙に応援に入ったりする予定があるかどうか、この2点をお伺いします。

【知事】最後の御質問ですけれども、現時点でどこか応援に回るということは考えておりません。
それから、統一地方選ですけれども、それぞれやはり地域ごとにテーマが違うものですから、そこはまさしく有権者の皆さんが一番求めておられること、その実現性といったことで御判断されるのだろうなと思っております。
それから、超高齢社会、人口減少ということがより如実になっている中で、どう地方がアイデアを活かして、地方の良さを引き出していくのかということの競い合いをしていくのが良いのではないか。また、そのことが今、求められているのではないかと思います。
ちなみに、今日、ふるさと納税の話で、泉佐野の方が不交付、3月分が切られるという話がありましたけれども、頑張って知恵を使ったところが、かえってお仕置きされるというのは、本当に良いのかどうか、私は非常に疑問に思うところであります。これまでもいろいろな地方創生のアイデアがあったけれども、逆に頑張ったところの方が交付税を切られるケースが結構ありまして、そのことが結局のところ、それぞれ地方創生でどういう結果が出てきたのかをなかなか探しにくいと多くの方が仰っている原因ではないか。むしろ、頑張ったところにもっと頑張れよという流れをつくっていかないと、等しく貧しくなるという。だって均等にやるから、儲け過ぎのところは駄目だというのが今回の根拠だと聞いておりますので、それでは本当に地方が元気を出せるかという根本問題に突き当たるのではないか。その意味で、今回の統一地方選挙でそれぞれ、今、知事選ですね。それからその後、ずっと続くわけでありますけれども、それぞれが知恵を絞る、知恵を出すということの競い合いが、それぞれの地域の有権者にとってプラスになるのではないかなと思っております。

【記者】MXテレビの白井です。話題が変わって恐縮なんですけれども、少し気になったので。知事の左手の薬指。

【知事】すき焼きの話題から。

【記者】すき焼きと、併せて指輪についても伺わせていただければと思うんですけども、3月の初めの方の会見ぐらいから付けてらっしゃるような印象があるんですけども、そちらの指輪がどのような意味を持つのかを、伺わせていただければと思います。

【知事】「実は」と言いたいところなのですけれども、「予算がちゃんと成立するように」と、一言で言えば、自分に願掛けて。やはり今回の予算は、先程も申し上げたように、「平成の最後の予算」だし、ラグビーだ、それから2020年だ、とても東京にとって重要な予算だし、それから、都民の生活のことを考えると、医療、そして福祉、教育、ここの段階は、その後に効いてくる極めて重要なところだと思いますので、是非きっちり成立させたい思いで、私自身に願掛けというか、私自身への戒めであったり、自分自身を励ましたり、都民の皆さんにしっかりと考え方をお伝えしたい、そういう思いを込めて、期間限定であります。

【記者】朝日新聞の井上です。ごめんなさい、最後で恐縮なんですけど、2問、ちょっとお伺いしたいんですけど、1点目が、先程仰っていたふるさと納税に対する総務省の対応ですね。これ、そもそものところで言うと、やっぱり泉佐野市の方が、ルールを明確に逸脱して、ギフト券で返すということで、そこはやはり知恵を使うというよりも、「さすがにやり過ぎじゃないか」という声があったと思うんですけれども、そういった知恵を使うという中に同一のものとして位置付けて良いのか、そもそも、そうした「ふるさと納税の趣旨を逸脱した」と言われるような、自治体側の方のやり方というのは、知事としてどう見てらっしゃいますでしょうか。

【知事】いろいろ、あまりルールを決め過ぎると、裁量の出しようがなかったりするわけで、あまり何でも、お箸の上げ下ろしまで決めること自体、どうかなと思います。
しかし、これは、税の観点から言って、そもそものふるさと納税というのが、最初から疑問符が付けられていた部分もあります。そういう意味で、泉佐野のその部分だけを捉えて申し上げているのではなくて、考え方そのものということで、私は指摘させていただいたということです。

【記者】わかりました。もう一点なんですけれどもJOCの竹田会長、先日、退任を表明された、その際にも知事のぶら下がりで質疑のやりとりあったわけなんですけれども、招致に関する疑惑というものが発端としてありまして、その点については竹田会長御自身が潔白を証明されていくということで、それを期待されたいということもあったかと思うんですけども、東京都としても、招致の当事者でもあるということでもありますし、これまで経緯にも関わってきていた立場でもあるので、東京都としてもう少し主体的に、疑惑の解明に積極的に乗り出したりですとか、都民や国民への説明にもう少し尽くしたりですとか、何らかそういった活動をされていく考えというのはございますでしょうか。

【知事】まず、長年JOCを牽引されてきた竹田会長でいらっしゃいますので、その御努力に対して感謝を申し上げたいと思います。
そしてまた、スポーツ界やJOCの将来を考えて、次の世代のリーダーに託して、2020大会を迎えるという御決断ということについて、その考えは尊重したいと思います。
今、お話のあった招致時のロビー活動でありますけれども、都はロビー活動そのものには関与してはいない、それから公費も支出はしていないというファクトがまずあります。そして、竹田会長自ら「潔白を証明していきたい」という発言をされているわけでございますので、都として必要なサポート、やはり気運醸成ということについては、この問題というのはどう考えてもプラスにはならないわけで、その潔白を証明していただけるような、そういう形を取れればと思います。何ができるかについては検討したいと思っております。
いずれにしましても、東京としては、2020大会に向けて、JOCと組織委員会など関係者と連携して、そして、先程もラグビーの気運醸成についてお話しさせていただきましたけれども、桜トーチができというような流れの中で、より気運を高めていく。そのことを、この東京都としてしっかり進めていきたい、そう考えております。
以上です。

 (テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)

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