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令和3年(2021年)10月15日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和3年10月15日)

知事記者会見
2021年10月15日(金曜)
14時00分~14時37分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】はい、よろしくお願いします。まず、今日は3本ございます。1本目がコロナであります。まず感染状況、医療提供体制、昨日のモニタリング会議で先週と同じですが、それぞれ黄色とオレンジ色となっております。新規陽性者数の減少が、ここのところずっと見られるわけでありますけれども、それに比べますと、重症者の方々、減ってはいます。ただ、少し遅めという感じで、重症用の病床の使用が長期化している。40代、50代の方が多い中において長期化がありまして、それが結局、救急医療体制への影響になっているんだという話から、昨日の医療提供体制については橙ということになった。そのようなご説明をいただいています。コロナがもちろんまだ消えてはおりません。引き続き、手洗い、それから消毒、こまめな換気、それからマスク、これはできるだけ不織布と。もう、この約1年何か月か、ずっと同じこと言っているんですが、結局こういうところになるかと思います。基本的な対策の徹底と定着、お願いをいたします。
昨日のモニタリング会議におきましても、ワクチン接種が重症化の予防効果があるということ、それから死亡率の低下が期待されるということで、接種について、更に推奨する、推進する必要があるというコメントをいただいております。接種状況ですが、東京都のホームページに掲載されておりますように、1回目の接種を終えた方が78%にまで達しております。2回目を終えた方が、こちらも70%をクリアして70.3%、上の方が都内の全人口に対しての接種率でありますけれども、1回目が70.8(%)、2回目で63.8(%)。これはアメリカの接種率をもう超えておりまして、イギリス、ドイツ、イスラエルと比べても遜色がない水準となっているかと思います。もう多くの方々、ワクチン接種、受けられる方、希望される方は進めておられると思いますが、まだ、ご検討いただいている方は、都の大規模接種会場では予約なしで接種できる会場がございます。2会場の受付時間、これをこの際拡大をして、より多くの方受けていただきたいということで、時間を変更させていただきます。開始した先週の土曜日から来庁した時間に必ず接種ができるという状況ですので、ぜひまだの方、またお知り合いの方にお勧めいただければと思います。それから、同じく予約なしの接種を、来週開設いたします東京ドームの会場で行います。こちらも、来場された時間帯に接種できる見通しとなっております。それから、国の専門部会におきまして、10代と20代の男性に関しましてのモデルナ社製のワクチンの副反応について、議論がされていると聞いております。この国の動向を踏まえまして、都として適切に対応してまいりますが、そのためにも三楽病院と、それから立川北の会場で、こちらの方でファイザー社製のワクチンでの接種の予約受け付けておりますので、こちらの方もご利用いただければと思います。
それから、ワクチン接種の促進キャンペーンを今日から開始したいと思います。名称は「TOKYOワクション」。ワクチンとアクションと。TOKYOワクションアプリ、今日からの開始といたします。先ほどオープンした特設サイトがございますが、こちらでワクチンに関する正しい知識や接種方法などの情報の発信、それから、来月の1日(月曜日)には新たに開設する、このTOKYOワクションのLINE公式アカウントを使いまして、接種記録をアプリで登録できる機能をリリースをいたします。TOKYOワクションという名称になります。さらに、接種記録を登録した方などには、今後様々な特典も用意してまいりますので、接種を迷っておられる方、ぜひ特設サイトにアクセスしていただいて、コロナから自分と大切な人を守るためにどういったアクションが必要なのか、考えるきっかけにもしていただきたい。それから、このキャンペーンの趣旨にご賛同いただいて、普通体験できないコト体験や割引クーポン、オリジナルグッズなどの特典も提供いただける、そのような事業者の募集も開始をいたします。特典の提供に関してのお問い合わせは、今日お知らせします報道発表などの資料をご確認の上、こちらの方にお示ししているメールアドレスまでお願いをいたしたく存じます。アプリなどの詳細は、後日改めてお知らせをいたします。
それから、例年ですと、12月から3月にかけてインフルエンザが流行する季節になるわけですけれども、基本的な対策は新型コロナウイルス感染症と同じです。手洗い、マスクの着用ということに尽きます。インフルエンザにかかりますと、重症化するリスクは高いということから、区市町村で既に今月から始まっております、定期の予防接種をご検討いただきたいと思います。新型コロナのワクチンとインフルエンザの方のワクチンは、互いにどちらかの接種から、中13日以上、2週間以上、約2週間以上空ける必要がございますので、接種の間隔、間についてはご留意をいただきたいと思います。都が設置している発熱相談センターと合わせまして、発熱外来を実施している医療機関の情報を公開しております。発熱などの症状がある場合は、受診する際の参考としていただきたいと思います。このインフルエンザワクチンにつきましては、ちなみに私も先週打ったところで、今週か、打ったばかりです。
現在のコロナの新規陽性者数でありますけれども、毎日発表しておりますように減少傾向が続いております。これはもう本当に、都民や事業者の皆様のご協力あってのものでありますし、この間本当にご苦労かけております医療従事者の皆様方にも、改めて感謝、敬意を表したいと思います。引き続き、感染しないさせない、そのための行動をよろしくお願いを申し上げます。以上、コロナに関して私の方からお伝えする件であります。
(詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,922KB)
(「大規模接種会場の運営方法変更(2580報)」は、こちらをご覧ください。)
(「TOKYOワクションアプリの開始(2581報)」は、こちらをご覧ください。)

2 「東京都こどもホームページ」について

【知事】2つ目のテーマでありますけれども、ご報告でありますが、子供に関して、「東京都こどもホームページ」についてのお知らせです。「未来の東京」戦略、この中に子供の笑顔のための戦略というのを第一に掲げております。子供政策を、戦略の中核に位置付けているということです。先般、都議会の方で東京都こども基本条例が成立をいたしまして、それも受けて、子供との対話を通じて子供目線に立った政策の強化ということを進める。その象徴的な取組として、「東京都こどもホームページ」を作成することといたします。このホームページですけれども、作成のプロセスから子供に参加してもらって、そこに意見やアイディアを反映させるというのが第一の特徴になります。東京の魅力や都政について楽しく知ることができる魅力的なコンテンツを作成したり、また子供たち様々な活動を発信できる仕組みなども盛り込んでまいります。この募集をするわけですけれども、今日からホームページの作成に協力してくれるメンバーを、都内在住または在学の小学校5・6年生が対象です。作成メンバーには、ワークショップを通じてコンテンツやホームページの名称をどうするかとか、色々意見やアイディアを出してもらいたいと思います。応募の締切11月10日(水曜日)でありますので、ぜひお子さんに声かけて、やってみないかと、参加を促していただければと。みんなでつくる東京都のホームページだよということで、よろしくお願いいたします。また、作成メンバー以外にも広く子供たちの意見やアイディアを募集もいたします。年内を目途に、ホームページに関するアンケートサイトも開設をいたしますので、よろしくお願いをいたします。政策企画局の方で扱っております。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:157KB)
(「「こどもホームページ作成メンバー」募集」は、こちらをご覧ください。)

3 優れた技術や製品の開発に取り組む中小企業への支援について

【知事】それから、3点目でありますけれども、優れた技術や製品の開発に取り組む中小企業への支援についてであります。先日パラリンピックで、都が中小企業を支援をしまして開発された、障害者用のスポーツ用具を使って、アスリートの皆さん、メダルを随分獲得してくれました。また、表敬に来られたパラのバドミントン、金、銀、銅がザクザクだったんですけれども、男女ともにメダルを獲得された、そのときにアスリートの皆さんがお使いになった車いすですけれども、軽量化しまして、また、それがまさにメダリストをたくさん生んだと。それから男女ともに、銅メダルを獲得した陸上の200メートルなんですけれども、こちらの方では、トップアスリート向けに形状を工夫した義足です、こちら(スライド)。義足の開発を、東京都立の産業技術研究センターなどが支援をしたものであります。また、男子で銀メダルを獲得したバスケットボールですけれども、車いすのキャスター、キャスターの部品です、あちら(スライド)にありますけれども、その部分の部品の開発を、都と大田区が連携して支援をしております。また、陸上競技用車いすの開発ですけれども、東京都の中小企業振興公社が支援をして、それぞれ性能の向上も図られているところです。また、今回のパラリンピック大会では、こうやって都としても中小企業の技術開発の後押しという形で支援ができたというものであります。これこそ大会のレガシーとして、今後もアスリートの障害者スポーツ用具の開発はもとより、様々な方が生活の場でお使いいただける製品化であるとか、販路の開拓もサポートをしていくということであります。また、技術力のレベルアップに取り組む中小企業を支援していきたいと、このように考えております。これからますます高齢化が進みますと、車いすのニーズなども当然高まっていくわけで、そのときに、東京大会のパラリンピックで使われてメダリストが出たのよという、そんな車椅子のブランド化なども可能なのではないかなというふうにも思いますし、それが、それこそ大会のレガシーにもなるのではないかとそういうふうに思っております。
私の方からお伝えするのは、今日はこの3点であります。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:178KB)
(「各企業開発スポーツ用具 パラスポーツで使用」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】ありがとうございます。10月幹事のTOKYO MX白井と申します。知事に3点質問があります。まず1点目、リバウンド防止措置期間の期限についてなんですが、宣言の解除後ですね、感染者数は減少を続けていますが、防止措置期間の期限が24日(日曜日)と迫っていますが、こちらの24日(日曜日)には、解除できる見通しなのか教えてください。

【知事】はい、昨日も先生方から指摘ありました。そして先ほども申し上げたように、重症者の病床の使用がまだ長期化していることなど、いまだ救命・救急医療体制に影響が残っているということであります。またリバウンド防止措置の効果や宣言解除後の夜間人流の急増などの影響も見極めるということもございます。リバウンドをなんとしても防いでいく。日常生活や社会経済活動の回復や再生の土台をしっかり作り上げていくというために、引き続き皆様方のご協力をお願いをしていきたいと考えております。色々総合的に判断していくということだと思います。

【記者】ありがとうございます。次に2つ目、衆院選について伺います。昨日、解散となりまして、衆院選の日程も決まり、事実上、選挙が始まった状況となっておりますが、まず、今回の選挙っていうものをどのように見ていらっしゃるのかというところと、また、こちらは何度も確認になるんですが、衆院選、ご自身はどのように関与されるおつもりなのか伺わせてください。

【知事】後の質問については一言で、私自身出馬をすることはございません。それからテーマでありますけれども、これ国政です。今は、国政は課題、コロナもあります、経済もありますが、私自身ずっと最近の国際情勢見ておりましても、日本を取り巻く安全保障情勢っていうのはかなり厳しいものがあります。戦後76年間、大変、平和に暮らしてきているこの日本でありますが、安全保障状況、環境というのは非常に厳しいものがある。そうなってくると、それぞれの皆さんが安全保障について、どうやって国、国民、領土、領海、領空を守っていくのか、その安全保障体制にどうやって向かっていくのか、これらのことは、結局それ無くして、生活や経済、コロナ対策など、まずは大前提は安全保障だと、私は国政だからこそ取り組んでほしいというふうに思っております。そのことをリアルに考えるべきだというふうに思いますので、そういう論戦をお願いしたいと思います。

【記者】ありがとうございます。では、最後に都議会の話になるんですが、無免許事故の木下議員に対して、昨日2度目の召喚状が出されましたが、現在の除名をめぐる議論も始まっていますが、知事は木下都議の問題についてどのようにお考えでしょうか。

【知事】はい、本人も困っているんじゃないでしょうか。自分自身、もう一度、客観視すべきだということは何度も申し上げていますし、今、木下さんには、自分が取るべき行動は何なのか、これを改めて考え、その上で行動していただきたいというふうに思います。選挙に勝ったから、それは自分が偉かったっていうだけではありません。多くの方々の協力があってのことです。それを既得権として考えてしまうのは、全く倫理に反しているのではないか、そのように思います。

【記者】ありがとうございます。では幹事社からは以上です。質問がある社は挙手の上、知事に指名されましたら、社名、お名前、名乗ってから質問お願いします。

【記者】(日本テレビ・中丸記者)日本テレビです。新型コロナ対策についてお伺いします。岸田総理、昨日の記者会見で、今後のその第6波を踏まえてだと思いますが、この夏のその2倍の感染力にも対応するということですが、幽霊病床を見える化して、病床使用率を8割超に引き上げるというふうに発言されました。第5波でその都内の病床使用率も、これまで7割で頭打ちという状況も続いていました。政府のこうしたそのコロナ対策に対して、東京都、都知事としての見解と都の対応についてお伺いします。あとこれに関連して、財務省でも病床確保の補助金が適正に使用されているかどうか検証する話も出ていますが、都としてはいかがでしょうか。

【知事】そうですね、いつの間にか幽霊病床というのが政府の資料にまで取り上げられるようになっているのかというふうに思いますし、実際この第5波を経験する中で、病床の確保ということについては非常に厳しい思いをした東京でございます。それをベースに、それらの経験をベースにしながら、より改善をしていくというのは当然のことかと思います。また、見える化っていうのは、ぜひそれを進めるべきだと思いますし、具体的な取組の全体像について国の方が明らかにするとしておりますので、それを踏まえて対応していきたいと思います。また一方で、病床の使用率っていうのは、そこの病床、ベッド数だけではなく、それに必要な、重症度に応じた人数、医療従事者の人数がより多く必要になってくると、そちらの方に取りかかることは、すなわち医療従事者の集中がそちらにいくと、結局ベッドがあってもケアができないということになると、難しい、お断りというか、受けられないというような、そういう状況も現場の事情を考えればありますので、それらも第5波、今回の様々な知見を分析しながら、真の意味の見える化につなげていければというふうに思います。それ、二…。

【記者】補助金の…。

【知事】補助金。

【記者】財務省の方で補助金の、病床確保に関する補助金の適正使用の検証という話も出ていますが。

【知事】そうですね。はい、病床だけでなく、どうやって国と、都もそうですけれども、財政を確実に都民や国民の命や健康を守っていくのに役立てられたかということを、財務省がよく見ていくというのは、それはそれで必要な対応だというふうに思います。それをしっかり行っていただいて、必要なところに必要な財政的なバックを行っていただきたい、このように思っております。

【記者】東京新聞の小倉です、よろしくお願いします。今月、二人の副知事が同時に退任となります。残りの任期が多羅尾副知事はもう8か月、梶原副知事は1年8か月とそれぞれ残していますけれども、この時期での交代を決めた理由と、それから今回の人事の狙いをお聞かせください。

【知事】はい、お二方とも非常に都政に対して長い経験をベースにしながら、功績を残してくれました。特にこのコロナ禍においては、二人とも最前線のトップに立っていただいて、また私を支えていただいて、進んできたところであります。コロナがだんだん落ち着いてき始めているところにおいて、今回1つの区切りと考えて、人事を行わせていただきました。また一方で、この間の皆さん、お二方の重ねられた経験や人脈などを今後も生かしていくという意味で、参与で残っていただくということも踏まえております。そしてまた、これからも都政を更に、このコロナ対策だけでなく、更に前へ進めるというためにも、今回の人事だけでなく、職員全体、この間もBCPや、取り組んでもらったり、また危機管理などの点でも、職員総動員で進めてまいりました。今回の地震のときも、職員の現場の力、水道の対応に当たってくれた彼も都の職員です。そして交通局も大変活発な動きをしてくれました。これも、副知事がいて私がいてという、こういう組織の中で進めてきたものであります。これからも東京の都政が、こういった副知事の皆さんはじめとする職員総動員で、これからもしっかりと都民のために対応していきたいと考えております。

【記者】朝日新聞の関口と申します。都立病院の独法化のことで伺いたいんですが、今回の定例会で定款が可決されて、前進したと思います。繰り返しになってしまうかもしれないんですが、なぜこの時期にこの定款を出されたのかっていうことを1点伺いたいのと、あと、所信表明演説の中でも、来年の7月に設立するというお話がありましたが、厚生委員会の中で、8月の第5波の重症者がピークの時期にこの決断というのをされたというお話も出ましたが、決めた時期として適切だったのかどうか、ちょっと見解を伺えればと思います。

【知事】コロナにおいての公立、公的な医療機関の重要性というのもございます。一方で、その重要性をさらに効率化して、かつ、柔軟にしていくためにも、こういうコロナの体制においても病床が確保され、また、必要な人員が確保されるということは重要な点だというふうに思っております。それゆえに、これまでもずっと準備もしてまいりました都立・公社病院の独法化ということを進めることといたしました。特に、人材の確保という点での柔軟性は、大変、独法化によることによってプラス面も多いということは、今回、(東京都健康)長寿医療センター、渋沢栄一が創設した、あちらも独法化されてもう随分あるんですけど、今回も、この独法化された(東京都健康)長寿医療センター、健康センターも、大変柔軟に対応をしてくれたということもございます。そういった点からも、次、第6波に、来ないことが一番なんですけれども、色々な意味で、こういった独法化した病院や医療施設が、より有効に働くような、それらのことを踏まえて、これからも準備を進めていきたいと考えています。

【記者】決めた時期としては適切だった。

【知事】はい、むしろ、より柔軟な対応ができるということは、独法化のプラス面かというふうに考えております。

【記者】(フジテレビ・小川記者)フジテレビです。今日、インフルエンザの対策についてお話ありましたが、小池知事は、今季のインフルエンザの流行についてどのような見通しを持っていらっしゃるのか。あともう1点が、今回、インフルエンザワクチンの確保量が少ないというふうに聞いているんですけれど、都内で希望者はきちんと打てる環境整備ができるのか、この2点、お願いします。

【知事】今シーズンのインフルエンザの見通しですけれども、もちろん確実なことは言えませんけれども、北半球に先立ってインフルエンザの流行期を迎える南半球においては、今年もインフルエンザの流行は見られなかったということであります。一方で、インドなどでは、インフルエンザの患者が、少数ながら発生はしているという状況です。また、ワクチンの供給については、希望者の分は、例年並みの量は確保される見込みであると、このように聞いております。ちなみに、去年というか、昨シーズンが、前回も申し上げた61人ですかかった方が、今年9月から10月の間にかかった方はお一人ということだと、聞いております。インフルエンザの場合は、タミフルとか、既に治療薬があるなど五類になっているわけですけれども、今このコロナの方は、色々な治療薬など、経口薬なども出てくるという準備がされていると聞いておりますし、これらについては、インフルエンザとコロナと基本的には守るべきことは同じであるということから、インフルエンザも抑え、そして同時流行という形を抑えるという意味でも、どちらも必要な期間を空けてワクチンは接種していかれることの方が、特にインフルエンザの場合は必要なんだろうというふうに思います。

【記者】NHKの成澤です。東京オリンピックで若い世代が活躍したスケートボードの競技などが行われた江東区の有明アーバンスポーツパークについて伺います。こちらはですね、土地は都の所有で、仮設の施設となっていたと思うんですけれども、今後の利活用の在り方など、都としての考え、決まっていましたら、方針などお聞かせください。

【知事】アーバンスポーツというのは全く新しいジャンルのスポーツで、これで、東京大会で、特に日本の若いアスリートというか、ね、本当に小さい女の子、男の子、大活躍してくれました。そういう意味で、東京大会の1つのレガシーになったというふうに思います。それから、有明アーバンスポーツパークですけれども、大会後の活用について以前から検討進めております。今年、先ほども申し上げた「未来の東京」ですけれども、この戦略の中にも、大会で使った仮設施設を活用して、おっしゃるような若者に人気のある都市型スポーツの場を、有明アーバンスポーツパーク、仮称ですけども、これで整備をすることとしております。大会施設の活用や効率的な運営方法については総合的に検討をしてまいります。これからも、もう新しいスポーツとして定着をすることでしょうし、これから、ある意味IOCも、新しいスポーツを積極的に取り入れていくという1つの意思の表れだったかと思いますが、東京大会がそれを具現化したということだと思います。これからも愛されるスポーツとして、有明アーバンスポーツパークが愛される地となることを期待しております。

【記者】TBSの寺川といいます。先ほど話あった国から若い人へのモデルナの推奨の話を伺いたいんですけど、知事はこれ、この動きについて、最初聞いたときはどういうふうに受け止められましたですか。

【知事】その後、また質問があるんですか。

【記者】受け止められたのかということと、今、時期としては、ファイザーから、東京都だけじゃなくて、国全体として、大規模接種会場ではファイザーからモデルナにちょうど切り替わってっている時期なので、今この時期にというのも、それも適切かなというふうに思ってはいるんですけど、それも踏まえて知事の見解をお聞かせください。

【知事】色々な各国での知見であるとかWHOの判断とか、色々あるんだろうということは承知しております。今まさに国でそれを検討しておられるということで、その対応を、それに対しての結論に対しての対応をしていくということで注視していきたい。ワクチンの確保という点で、モデルナ、アストラゼネカ、そしてファイザーについては、基本となる部分はもう確保済みだというふうに聞いてはおりますけれど、今後どう、モデルナを若い人たちへの接種を避ける、もしくは推奨しないということまでになったときに、どうファイザー製などを確保していくかと、まさにこれは国との、ワクチンの確保という点では国の方にしっかりと確保についての努力をしていただきたいと思います。色々な知見、どの国もing形だとは思いますが、安全な方法は何なのかということを模索しながら、必要な物資については確保していただきたい、こう思っております。以上です。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

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