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令和4年(2022年)10月14日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年10月14日)

知事記者会見
2022年10月14日(金曜)
14時00分~14時25分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】ジャストオンタイムですかね。では、よろしくお願いします。始めますね。さて今日は、1、2、3、4点について、お伝えをいたします。
まず、コロナです。今週から水際対策が大幅に緩和されましたね。来週からは、都の全国旅行支援もスタートというタイミングです。コロナとの共存に向けて、都民の皆さんには、引き続き感染防止対策をお願いを申し上げます。この冬なんですけれども、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されているという件については、もうかねてからお伝えしているとおりでございます。じゃあ、この同時流行、どういうふうに備えますかというと、両方のワクチン接種、インフルエンザとそしてコロナのワクチン接種を進めていくということが、ポイントになると思います。都の大規模接種会場、今(スライド)出ておりますけれども、この都庁舎の展望台もそうですが、今、予約なしでオミクロン株対応ワクチンの接種が可能となっております。そして、先日承認されたBA.5に対応するワクチンですけれども、今日から接種を開始をいたしております。オミクロン株対応のワクチンは2種類あります。BA.1、従来株の対応型と、BA.5対応型の2種類がございますが、いずれも従来株の対応ワクチンを上回る効果が期待をされているということであります。対象となる方は誰かというと、1回・2回目の接種を完了された12歳以上の全ての方、そして前回の接種から現時点で5か月以上経過した方になります。BA.1対応型か、BA.5対応型のいずれにいたしましても、どうぞ、打てる機会を逃さずに速やかに接種をしていただければと思います。
もう一方のワクチンですが、インフルエンザのワクチン。こちらの方は65歳以上の都民の方については、都の大規模接種会場で、毎週木曜日と金曜日にコロナワクチンと同時に接種することができます。こちらも今日からの開始となります。コロナもインフルエンザも、接種が可能となったら、是非速やかに接種をしていただきたいと思います。同時にというと、どうするのか。右と左と分けて打つことになるのではないかと思います。筋肉注射と皮下注射と、違いますもんで。
いずれにしましても、社会経済活動との両立につなげていくという点では、3つのポイント、ワクチン、換気、マスクがポイントでございますので、引き続きのご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:492KB)
(「BA.4-5対応ワクチン接種の開始(3674報)」は、こちらをご覧ください。)
(「新型コロナ・インフルエンザ ワクチン同時接種」は、こちらをご覧ください。)

2 環状第2号線の全線開通について

【知事】次に、テーマががらりと変わりまして、道路ですね。環状(第)2号線の全線開通についてであります。こちらは、現在整備を進めています築地から新橋まで、約1.4キロメートルなんですが、この区間が12月18日(日曜日)の15時00分、午後3時00分に開通をいたします。これによりまして、江東区の有明から千代田区神田佐久間町まで、環状第2号線の全線開通ということになりまして、臨海部と都心部を結ぶ交通・物流ネットワークが強化されるということになります。また地域交通の円滑化、臨海地区の避難ルートの多重化によって防災性の向上なども、これによって期待ができることとなります。そして、開通に先立ちまして、12月10日の土曜日ですけれども、都内にお住まいの、もしくは在住、在学、在勤、この皆様を対象にウォーキングイベントを実施をいたします。地下トンネル部分は、開通後にはもちろん歩行者とか自転車の皆さんは通行ができなくなりますので、今回がトンネル内を歩くことのできる唯一の機会となりますので、どうぞ皆様方、ご参加いただければというふうに思います。
それから昨日、報道発表も既にしておりますけれども、環状第5号の、(環状第5の)1号線、千駄ヶ谷でありますけれども、12月3日(土曜日)の(午後)2時00分から交通開放が行われます。これによって、今度は渋谷と新宿の2つの副都心を結ぶ道路ネットワークが強化。そして、新宿駅周辺の交通渋滞がこれによって緩和されて、沿道の環境が改善されると、これらのことが期待できるとされております。建設局に詳細をお聞きいただければと思います。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:700KB)
(「環状第2号線(築地-新橋)本線開通」は、こちらをご覧ください。)
(「環状第2号線(築地-新橋)開通記念イベント」は、こちらをご覧ください。)
(「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)交通開放」は、こちらをご覧ください。)

3 「とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)」の開設について

【知事】次に、3番目が、今度は若者に関してですが、若者の健康上の悩みに関しての相談窓口の開設についてのお知らせです。思春期といいますと、心身ともに大きく変化しますね。そして、自分自身の身体や性に関する不安、悩みが増えてくる時期でもあります。こういった思春期の若者が健やかに成長する、そのためには、年齢に応じた体の特徴であるとか性に関する正しい知識などを身につけることは重要です。そこで都は、看護師などの専門職が対応する相談窓口を開設をいたします。名づけて「とうきょう若者ヘルスサポート」、略して「わかさぽ」を開設といたします。今月の26日(水曜日)から、ご覧の電話番号(スライド)で相談を受け付けることといたします。この「わかさぽ」を広く知っていただくということで、連絡先を記載したカードを都内の中学校や高校を通じて配布をいたします。是非お気軽にご相談いただければ。要は、そういう悩みを抱えて、どこに相談していいかわからないっていうのが問題だったわけで、この「わかさぽ」を開設することによって、そのチャネルを作ってあげると相談ができる、ここが一番大きなところだと私は思います。これからは対面、そしてメールでの相談も受け付ける予定にしておりますので、若い世代の皆様方こそ、健康で元気に過ごせるよう、相談機会は、充実をしてまいりたいと考えています。
(詳細は、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:182KB)
(「とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)開設」は、こちらをご覧ください。)

4 「東京都版」図柄入りナンバープレートについて

【知事】そして、最後ですけれども、これもガラリと変わりますが、車のナンバープレートについて、東京都をイメージできるデザインのプレートを作成するということについてのお知らせです。(スライド)出ない。昨年秋(正しくは、来年の秋)からですけれども、都道府県それぞれが独自のデザインのナンバープレートが交付できるようになってまして、これに向けて、都もデザイン案を3つ作成をいたしました。
1つ目が、都の花はソメイヨシノ、それから東京のシンボルである東京タワー、こちら(スライド)です。東京タワーがそびえ立っているところですね。ソメイヨシノの薄いピンクと、東京タワーの、赤い、東京タワー、色鮮やかにこう組み合わせたデザインになっています。桜のデザインの中には伝統的な模様である七宝を、七つの宝。七宝を入れるように、ちょっと細かいんですけれども、そういう工夫も行っています。
2つ目のデザイン案なんですが、ソメイヨシノの花びらを取り上げて、華やかに。これはもう、もろ桜ですね。ソメイヨシノの花びらを取り上げて、華やかさが出た、そのようなデザインになってると思います。
3つ目がこちら(スライド)、こういう江戸切子のデザインで、こういうシャープなデザイン、ご存知だと思いますけれども、これ伝統的な江戸切子で使う「矢来」。新宿(区)矢来町というのもありますけれども、矢来を表現したものになっています。矢来というのは、魔除けの意味を持っていると。すなわち、それは交通安全の願いを込めるというようにも受けとめていただければと思います。
ということで、これらの3つの中から東京をイメージする上で最もふさわしいものを選んでいただきたいと。アンケートを行いますので、是非ご参加をいただきたいということになります。
本日4点について、お伝えをいたしましたので、どうぞ。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:638KB)
(「ナンバープレート 都民図柄アンケートを実施」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】はい、10月幹事社の日経新聞、牛山と申します。まず、知事のご発表の中から、道路網の充実について伺いたいと思います。環状2号線の全通について、先ほど新宿御苑脇の道路についても発表されましたが、利便性の向上ですとか、都市の競争力向上について、このネットワークの拡充が、どのようにつながると期待されていますでしょうか。お考えをお願いします。

【知事】言うまでもありませんが、今日この道路、特に幹線道路でございますけれども、東京の骨格を形成する重要な幹線道路になります。今日お伝えした(環状)第2号線ですけれども、全線開通は、地元の方やまた工事に携わった方など、非常に多くの方々のお力添えで成しえておりますので、まずもって感謝を申し上げる。それから臨海部と都心部を結ぶ大動脈になりますので、拠点間のアクセス性については言うまでもないと思いますけれども、向上するということであります。道路ネットワークが充実することで、交通渋滞の解消や、人や物の流れの円滑化、経済活動の活性化ということなど、多くのことが期待できるのではないかというふうに思います。もうそれに尽きると思います。

【記者】ありがとうございます。では次に、都議会について伺いたいと思います。都議会の閉会後に一部の議員がですね、高校入試への英語スピーキングテストを、入試に使わないよう求める要望書を都教委に提出されるなどしています。こうした中、知事が最高顧問を務められます都民ファーストの会では、荒木氏が代表辞任を表明するなどしておりますが、それぞれ知事として、どのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。

【知事】色々な動きがあろうかと思いますし、色々な思いも皆さんお持ちだというふうに思います。荒木さんについては、以前、参議院(選挙)が行われて残念ながら当選が叶わなかった。もうその頃から総会で、自分自身の辞任についてはもう皆さんに伝えていたというふうに聞いております。そのことを踏まえながら、これから会派の方で色々と対応されることというふうに聞いております。

【記者】ありがとうございます。もう1点お願いします。全然違う話題なんですけれども、外国為替市場で円安ドル高が進んでおります。以前知事はインバウンドにはインセンティブになるという発言をされていましたが、都内で生活されている都民の方や、事業者についての影響についてどう考えているか教えていただきたいのと、都として何か支援策をご用意されていたり、考えられるんであれば、その辺りのお考えも伺えればと思います。

【知事】マーケットのことはマーケットに聞けっていうのはよく使われる言葉でありますが、非常にマーケットも日々の動きが激しく、さらにはアメリカの失業率などについて、経済がどれぐらい過熱しているのか、そしてインフレがどこまで進むのかなど、思惑を含めて、また投機筋なども含めて、それが日々の数字を形成していくわけです。そういう中で、このところの、更に円安が高まっているということについては、これは言うまでもありません。円安の時と、円高の時と、プラスの分野とマイナスの分野、どちらにいっても同じようにあると。一方で、インバウンドについては、これは、円安の影響はプラスに、インバウンドについてはプラスに効果があるということは言うまでもないと思います。逆に、海外、最近海外の出張を重ねておりますけど、本当高いですよね。円安は、海外に出る時はもうマイナスということになります。何よりもエネルギー事情が、最近は本当にサハリンの問題しかり。そして、ガスのパイプラインの破損の話、先日は今度、マレーシアのパイプラインの破損の話などが出てきておりますし、これから冬場に向かうと。これはプラス、マイナス、両方かと思いますけれども。いずれにしましても、国民生活に、また都民の生活にとってエネルギー価格の上昇、そしてそれに伴って様々な影響が出てくるかと思われます。これからよく、それこそマーケットも注視をしながら、また都民生活への影響など踏まえながら、これまでも、補正予算など組んで対応してきましたし、今、国の方も様々考えておられることだと思います。1つ言えることは、こういう急激な変化っていうのはある意味、変化を、様々のところに変化を促しているという、そういう警告でもあると思うんですね。今朝も、お米の活用ということで、東急(百貨店)の方に、デパートの方での食品売り場で米粉を使った製品なども見てまいりました。海外からの小麦などの原材料を買い込むのには、円安が厳しい。そもそも、世界中の穀物市場などがタイトになっているとそれだけ高くなる。ましてや円安のダブルパンチということならば、改めて、お米という、日本の瑞穂の国以来の食料源ということに、「げん」というのは源ですけれども。それに着目するというのはありじゃないかということで、東急さんにもご協力いただいて、東京の消費者力を活かしていくという点で、これからもキャンペーンを行っていきたい。それによって農政が変わる。だから、ゲームチェンジせよと言っているんじゃないかと、この円安のマーケットっていうのは。そういう声を、しっかり耳傾けながら、そうなると産業に従事しておられる仕事の質も変わってくる。AIが入ってくる。そういう、まさにゲームチェンジを強いられていて、そこで都として、対策を細やかに大胆に組んでいく必要があるんじゃないか、このように思っています。長くなりました、すいません。

【記者】ありがとうございます。それでは各社の質疑に移ります。質問のある方は挙手の上、知事の指名を受けてから所属と名前を述べた上で、ご質問をお願いします。

【記者】NHKの中村です。よろしくお願いします。先ほどの質問にもありましたけども、都民ファーストの会の荒木代表の辞任の意向の件についてなんですが、一昨日の夜にそのSNSで表明されたわけですが、その際に知事とはどのように、何か相談はあったのでしょうか。お聞かせください。

【知事】それって前から言ってますけど。そんなことはもう前から聞いてますし、総会で全員に伝えているというふうに前から聞いているので、特に驚きもしなかったです。

【記者】ありがとうございます。あと今回のですね、荒木代表が辞任することによってですね、その都民ファーストの会の運営自体にどのような影響があるのだとお考えかというですね、次の代表に望む人物像などありましたら、お聞かせください。

【知事】それはもう都民ファーストの皆さんが、ふさわしい方をお選びになるというふうに思いますし、また都民の皆さんにとって何が必要なのか、そして、国際都市東京として何をすべきなのかっていうことを、都議会議員としての責任を持って進められるというふうに思っております。いいですか。

【知事】日刊工さん。

【記者】日刊工業新聞の神崎です。都民ファーストではなく、東京商工会議所についてちょっとお伺いしたいんですけれども。昨日ですね、新しい会頭人事案が了承されまして、新しい会頭に三菱商事の小林相談役が、相談役ですね、相談役が11月に就任されます。長く務めた三村会頭とはですね、知事、緊密に連携してこられた印象ですけれども、今後、小林新会頭とはどんな関係を築いていかれたいのか。あとこれまで何か接点などありましたらですね、ちょっと教えていただければと思います。合わせて、大手の商社のトップが会議所の顔になるということについての受け止めもお願いできますでしょうか。

【知事】はい。三村会頭には本当に長い間、東商の会頭と、東京都知事としてご協力をいただいた、また連携させていただいたことに、深く感謝を申し上げたいと存じます。また長年、環境大臣の頃からも、様々意見交換などもさせていただいたり、三村会頭、特に渋沢栄一の流れを汲む東京商工会議所でございますので、そういう意味で、東京の大きなこの変遷ということをずっと伴奏をしてくださった、またリードしてくださったのが東京商工会議所。そのトップを三村さんが務めてこられた。もう長年ご協力いただいたこと、本当に感謝したいと思います。そして、この度、この次期会頭にお務めになる小林会頭でございますけれども、次期会頭でございますけれども、特にやはり東京都はグローバルな展開をしていくのが使命であり、そして国内のこの商事会社っていうのは、やはり国内はもとより海外との取引、特に最近の三菱商事さんにされても、商社っていうのは、エネルギー関係や金融関係で非常にグローバルな活動をされておられます。そういった意味で、まさに東京がこれから目指す部分を担っておられる。また、これまでの製造業とちょっと違う部分になりますので、分野が違いますので、また新しい分野での東京都としての、都との連携をお願いをしたいとこのように思っております。小林さんご自身と個人的にお付き合いがあるということではございませんが、(三菱)商事さんはじめ、商社関係の方々とは、日頃から様々お付き合いはさせていただいております。

【知事】はい。

【記者】(フジテレビ・小川記者)すいません、話題はちょっとまた変わるんですが、フジテレビです。知事、Go To Eatについて、国に対して再開できるというふうに伝えてあるとのことでしたが、Go To Eatの再開日時ですとか、現在の検討状況とか、何か決まってることありましたら教えてください。

【知事】はい。国に対して、再開可能ということでお伝えはしております。また一方で、前回の時は10日間ぐらいで終わっちゃってるんですね。様々、この第8波を控えて注意すべきところは注意して。ただ、やはり食の魅力っていうのは東京の魅力の1つでもございますので、それを進めていきたいと思います。それで食事券などの作成などについては、事業会社が行うということ、国の事業で。それを担うのが事業会社ということで、聞いておりますのは、今月の26日(水曜日)からの販売再開ということだと聞いております。はい。はい、それではこれでよろしいですか。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

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