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令和4年(2022年)11月25日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年11月25日)

知事記者会見
2022年11月25日(金曜)
14時00分~14時35分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】今日も6点ほどございます。まず、コロナからいきます。昨日、モニタリングの分析を行って、専門家からは、感染が拡大し、高齢者に対する警戒の必要性、医療提供体制、更に拡充する必要があるというコメントがございました。都は、新型コロナと季節性のインフルエンザとの同時流行を念頭に置いて、必要な方に必要な医療、そしてケアを届けられるよう、体制の整備を進めております。オミクロン株の感染下での課題の1つが、介護度が高い高齢者の受入れでございますけれども、そこを強化いたします。高齢者などの医療支援型施設については、今、(スライド)ご覧いただいているように3か所運営していますけれども、これに加えて、12月1日(木曜日)から、新たに4つの施設を開設いたします。すなわち、青山、足立東和、八王子めじろ台、旧府中療育センター。この4施設になります。いずれの施設におきましても、介護度5の方の受入れや救急要請にも対応すると。またコロナの治療、介護に加えまして、リハビリも実施し、回復後のスムーズな日常生活への移行を図ってまいります。
これまでも申し上げてきているんですが、この冬をアクティブに過ごすためのポイントがございます。3つです。1つ目が「攻め」です。攻めの、こちらは具体的にワクチンの接種ということで、都の大規模接種会場では、予約なしでもオミクロン株対応ワクチンが接種ができることになっております。BA.5の対応ワクチンですが、これまでファイザーだけだったんですが、11月29日(火曜日)からは、モデルナのワクチンの接種を始めます。また、お子さんです、生後6か月から4歳までの乳幼児に対するワクチン接種の機会の拡充ということで進めております。三楽病院での接種可能回数を拡充いたしまして、新たに、立川南会場におきましても、お子様の接種を開始をいたします。こちらは日本小児科学会も接種を推進しておりますので、お子様のワクチン接種について、是非検討していただきたいと存じます。年末年始ですけれども、帰省、会食など、人と会う機会が増えるシーズンになります。その前にどうぞ、オミクロン株対応ワクチンをできるだけ早く、多くの方に接種していただきたいと思います。動画を作成しましたのでご覧ください。

(動画放映)

【知事】ご覧いただいたとおりであります。これが攻めですね。
2つ目、こちらは「守り」の感染防止対策。換気については寒くなってきたからこそ、意識して実施をしていただきたい。
3つ目が「備え」であります。攻める、守る、備える。備えの備蓄です。熱が出た時のために、検査キットや解熱鎮痛剤などの医薬品、食料品などを用意しておいてください。また、受診方法などを事前にご自身で確認しておくことも重要です。重症化リスクの高い方や、小学生以下のお子さんは発熱外来を受診をしてください。重症化リスクの低い方は、まずは検査キットで自ら検査をする。そしてコロナが陽性だと分かった場合には、陽性者登録センターに登録をする。で、健康観察をしながら、自宅で療養をすると。このような順番になります。
発熱した際の相談窓口の方も拡充いたします。発熱相談センターの回数、これを、ごめんなさい、回線ですね。こちらを増強しまして、第7波のピーク時、その際は700回線を準備したんですが、12月1日(木曜日)からはそれを拡大しまして、1,000回線といたします。こちらは土日、祝日を含めて24時間、365日受け付けております。また発熱してどうも不安だなという方、また受診方法が分からない場合には、こちらにご相談いただきたいと思います。
いつも申し上げているんですが、私たち一人ひとりがしっかり対策をするということがまず大切でございますので、皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。
詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

東京動画ロゴ(会見で使用した動画は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:1,931KB)
(「発熱相談センターの電話番号追加(3781報)」は、こちらをご覧ください。)
(「都の大規模接種会場 乳幼児接種(3780報)」は、こちらをご覧ください。)
(「BA.4-5対応モデルナ社製ワクチン(3779報)」は、こちらをご覧ください。)
(「高齢者等医療支援型施設(旧府中療育センター)(3778報)」は、こちらをご覧ください。)
(「高齢者等医療支援型施設(八王子めじろ台)(3777報)」は、こちらをご覧ください。)
(「高齢者等医療支援型施設(足立東和)(3776報)」は、こちらをご覧ください。)
(「高齢者等医療支援型施設(青山)(3775報)」は、こちらをご覧ください。)

2 HTTの推進に向けた取組について

【知事】2つ目の項目です。先ほど、(HTT・)ゼロエミッション推進協議会を開催をいたしました。民間企業の皆様方の取組に感謝申し上げて、また改めて冬の取組について、参加した皆さん方と確認をしたところです。この冬も、都民の皆様には節電をお願いしておりますけれども、更なるHTTの推進に向けた取組ということで、2点お知らせをいたします。
1点目が、子供が主役になって節電アクションに取り組む「わが家の環境局長事業」であります。皆が自分は環境局長なんだって言って、家で、自宅で、色々お母さんを指導するとか、そういう役割をしてもらう。冬の取組ですから、東京ウォームホーム、温かい家、としてビンゴを提供いたします。「東京ウォームホーム・ビンゴ」であります。11月29日(火曜日)から、東京都のホームページからアクセスできまして、クイズに答えながら、ご家庭での冬の節電アクションを実行する。そして、それがうまくビンゴになったら、ポイントが獲得できるという、そういうお楽しみ付きで色々学べるということになります。ポイントが貯まること、ポイントになりますよっていう話しましたが、これはじゃあポイント貯めてどうするのかというと、普段は入ることができない神田川の環状7号線地下調節池、こちらの見学ツアーが抽選で当たるというもので、是非冬、温かい冬の家、色々な工夫を凝らしながら、こんな他ではできない見学ツアーができる。是非多くの皆さんに参加していただきたいと思います。
「東京ウォームホーム・ビンゴ」の開始に合わせまして、私と子供たちで、「わが家の環境局長サミット」を開催をいたします。このサミットでは、おうちでできる節電提案などを子供たちと冬のHTTについて議論をするというものです。子供たちからどんな提案があるんでしょうかね、大変楽しみにしております。
それからもう1つ、既存のマンション、もう建っているマンションですね。これについてのHTTの推進についてであります。都内の既存マンションですが、分譲や賃貸など合わせますと14万棟。都民のおよそ半分の世帯がこのマンションに、集合住宅に住んでおられるんですね。都が目指しているゼロエミッション東京の実現には、こうした既存のマンションでの取組がとても重要です。マンションの共用部の電力消費量に応じました太陽光発電と蓄電池、これを設置することで、お昼間の電力を賄いながら、夜に使う電力を蓄電池にためるということで、効果的になります。こうした設備の導入を促進するために、太陽光発電の補助を拡充。そして蓄電池の補助率を引き上げるというものです。これにかかる費用ですけれども、(令和4年)第4回(都議会)の定例会に提案する補正予算に計上いたしております。この制度を活用いたしますと、ご覧のスライドの例では、設備費に800(万円)、マンションですから、ちょっと大きくなりますね。総額800万円かかりますけれども、そこに都が補充して、それの分を拡充をして、現実にご負担いただく初期費用は、結果170万円となるということです。最初、こうやってお金かかりますが、一方、太陽光発電を導入することで、共用部、マンションの共用部の電気代ですけれども、年間で約21万円安くなる計算になります。結果として、初期費用を先ほどの170万円と申し上げましたけれども、約8年で回収できるということになります。タイミングとすれば、大規模修繕の時期っていうのが、こういう省エネや再エネに取り組むいい機会になります。大規模修繕工事との同時施工にいたしますと、コストが抑えることができるわけです。こうした機会を生かして、分譲、賃貸マンションの管理組合、所有者の皆様はこの都の補助制度などを活用して、省エネ、再エネに取り組んでいただきたいと思います。この取組をすることによって、マンションの資産価値の向上にもつながります。2030年のカーボンハーフの達成に向けて、ぜひともこのようなご協力をお願いをしたいと思います。環境局と住宅政策本部で取り組んでおります。
(詳細は、環境局、住宅政策本部にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:600KB)
(「こどもが主役 家族で節電 ゲーム・サミット」は、こちらをご覧ください。)

3 「都心部・臨海地域地下鉄構想」について

【知事】次に、3点目です。「都心部・臨海地域の地下鉄構想」についてのお知らせです。臨海部は、大規模で様々な開発が進められて、今後、世界から人と投資を呼び込む、大いなるポテンシャルを持つエリアではあります。この地下鉄ですが、都心部と臨海部とをつなぐ基幹的な交通基盤で、言わば背骨としての役割が期待されております。ベイエリアの鉄道網を充実させることで、東京を持続可能な都市にしていくという上で、重要な路線となります。都は事業化に向けて学識経験者、そして国も参加する検討会を設置しまして、そして検討を重ねてきまして、この度、事業計画案をまとめたところです。この計画案では、東京から有明・東京ビッグサイト駅を結びます。これは、距離にすれば約6.1キロ。駅にすれば、全部で7つの駅、そしてルートや駅の位置の案を初めてお示しをしております。駅名は全て仮称であります。この地下鉄の開通で、晴海の選手村の跡地、築地のまちづくりなど、沿線の利便性が向上しまして、個性豊かなまちの魅力が一層発揮されることとなります。早期の事業化に向けて更に検討を進めてまいります。
(詳細は、都市整備局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:234KB)
(「「都心部・臨海地域地下鉄」事業計画案」は、こちらをご覧ください。)

4 都営大江戸線への女性専用車の導入について

【知事】その次は、都営大江戸線について、女性の専用車の導入についてのお知らせです。女性専用車については、痴漢対策の一環として、現在、新宿線で運行していますけれども、この度、大江戸線にも導入するというお知らせです。令和5年、来年1月18日(水曜日)から平日の朝のラッシュ時間帯に全ての列車で運行いたします。女性専用車には、小学生以下のお子様や、お体の不自由な男性やまたその介護者の方もご乗車いただけることになります。また1月中旬から都営地下鉄におけます痴漢等迷惑行為の対策強化期間を設けます。駅そして車内放送による案内、そして各駅における警備を強化しまして、警視庁と連携した啓発活動などを実施をいたします。誰もが安心して都営地下鉄をご利用いただけますように、皆さんのご理解ご協力よろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、交通局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:183KB)
(「交通局 都営大江戸線に女性専用車を導入」は、こちらをご覧ください。)

5 東京グリーンボンドの発行について

【知事】次に、個人向けに東京グリーンボンドを発行するというお知らせです。これずっと行っておりますが、今年度も、昨年同様に、オーストラリアドルでの発行を予定しております。今回ご購入の検討にあたりまして、重要な条件となる利率の範囲ですけれども、年3.00%から4.80%に決定をいたしました。最終的な利率は12月8日の木曜日に公表を予定をいたしております。なお、都債の信用力への評価となる格付けですけれども、基本的に国と同一水準ということになりますけれども、国の影響を除きまして都単独のスタンドアローン評価という目安がありますけれども、こちらにいたしますと、国を上回る評価になり「aa+」(ダブルエープラス)という高いレベルになります。先月、更新されました格付けレポートにおきましては、財政力だけではなく、環境課題への対応など、持続可能な都市を目指した取組も、こちらの方にも評価をいただいております。売り出し期間は、12月9日(金曜日)から20日(火曜日)までですけれども、大体口座開設に時間がかかる場合がありますから、ご関心のある方、是非取扱いの金融機関に事前にお問い合わせをいただければと思います。そのグリーンボンドによる資金、これ、どうなるのかということですが、今こちらに映っておりますように(スライド)、ご覧のような事業に充当をいたします。こちらは、都有施設への太陽光発電設備の導入。それから、海の森公園の整備、海岸保全施設の整備という環境に対しての様々な対策に充てられるものになります。別にメガソーラーという意味ではありません。ということで、皆様方からの資金はご覧のような事業で充当されて、そしてそれは都の環境政策を強力に推進していくことになります。これまで2万7,000人以上の方にご賛同いただいてまいりました。皆さんの後押しが、東京の環境と未来を守ることにつながる、是非この機会にご購入をご検討いただきたいと思います。
(詳細は、財務局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:247KB)
(「「東京グリーンボンド(外貨)」の仮条件決定」は、こちらをご覧ください。)

6 「東京都版」図柄入りナンバープレートのデザイン決定について

【知事】続いて、最後ですけれど、東京都をイメージできる車のナンバープレート、これについて公募、皆さんのどれがいいか、一票投じて、一票というか皆さんの声を聞かせてくださいということを申し上げたのは、だいぶ前になりますかね。そうしてご紹介した3つのデザイン案でアンケートを実施をして、1か月で1万人の方が回答していただいております。最も多くの賛同を集めましたのは、ご覧の(スライド)「ソメイヨシノと東京タワー」でございます。国による手続きを行いまして、来年の10月頃から車に取り付けられるようになります。観光面でのPRにもつながりますので、是非ともご活用いただきたいと存じます。
以上6点、私の方からまずお伝えをいたしました。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:445KB)
(「都版図柄入りナンバープレート アンケート結果」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【知事】では、どうぞ。

【記者】(NHK・中村記者)ではよろしくお願いします。NHKから伺います。まずですね、東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会をめぐってですね、談合が行われていた疑いがあるとして、今日、東京地検特捜部がですね、電通などに強制捜査に入りました。これの受け止めをお願いします。

【知事】はい。そのようなことにつきましては、本当に何て言うんですかね。よく使われる言葉かもしれませんが、もう誠に遺憾ですよね。これについて、都として、この組織委員会の精算法人に事実関係を確認中ということですし、また都とすれば、捜査には全面的に協力をするように伝えております。そして、都として、組織委員会の契約手続きなどの適正性などについて、必要な調査を行うように潮田副知事の方にも指示も行っているところであります。

【記者】関連で伺います。都の調査についてはですね、具体的にいつまでにどのような結論を出すのか。また、調査についてはその事業者についても、ヒアリングを行っていくのかなど、調査を進め方についてお聞かせください。

【知事】まず、その時間的なことについて言いますと、聞き取りと、職員、その組織委員会に都から職員、派遣しておりましたので、そういった職員からの聞き取りなどを行ってまいります。そして、まとめていくことについては、先ほど申し上げましたように、潮田副知事のもとでの調査を進めて、だいたい今年中ぐらいに中間取りまとめということになろうかと思います。

【記者】ありがとうございます。続きまして、新しい地下鉄の件で伺います。新しい地下鉄のですね、については臨海部ということで、例えば、首都直下型地震とかもですね、想定され、液状化の心配もある中で災害対策、その辺の安全対策にはどのように取り組むお考えでしょうか。

【知事】もちろん、これからの都心部・臨海地域でありますので、この地下鉄は基幹的な交通基盤をなす、言わば背骨になるということで先ほど申し上げました。東京、銀座など、非常に高密な都心部を通過しますので、結局地下ということであります。これからの耐震基準などに準拠するなど、安全性にも十分配慮しながら調査設計などを行っていって、事業計画のブラッシュアップを行ってまいります。

【記者】最後に私からですね、サッカーのワールドカップ、一昨日、日本代表がですね、初戦でドイツに逆転勝ちをしました。次、コスタリカ戦ということで、知事の期待といいますか、また注目選手などいれば教えてください。

【知事】そうですね。まずは初戦で、このドイツを相手に勝ったということはもう本当に私自身も大変嬉しく思います。次のコスタリカ戦でも、是非その力を発揮していただきたいと思います。中でも、選手の中に東京出身という選手が、お二方おられまして、1人が権田防衛大臣と言われている、権田選手ですね。それから、こちらは世田谷の出身。それから調布の出身が相馬選手ということで、東京出身の選手をはじめ、日本のチーム、森保監督のもとでしっかりと戦い抜いてほしいと思います。それから、議会に平都議がいらっしゃいますけど、(義理の)お兄さん、ご承知のように長友選手であります。応援したいと思います。一方で、世界中というか、FIFAワールドカップというのは非常に注目が高い。世界中がもう色々な形でウォッチしてるわけですけど、一方でウクライナは電力が足りないというか、攻撃されて、なかなか何ていうんですかね。応援どころじゃないですよね。そんな事を忘れずに、今日のHTTの、ゼロエミッションの協議会ではありませんけれども、やはりそういったような思いも込めて、応援をしていきたいと思います。

【記者】では、各社さんお願いします。

【知事】はい。

【記者】読売新聞、越村と申します。どうぞよろしくお願いします。五輪の談合絡みの件で何点かお願いいたします。まず組織委の事業の契約情報の公開状況についてなんですけれども、公表されている組織委の資料を見ますとですね、大体落札日と落札者名と契約金額と選定理由というものが、まずもって公表されているんですけれども。通常の自治体、東京都をはじめ、自治体のこういう落札情報だと、予定価格であったりとか、参加事業者であったりとか、落札率であったりとか、そういう基本情報がある。普通だったら公開、自治体だったら公開されているようなものがですね、組織委の事業の落札情報の中にはないんですが、まずもって情報公開、後ろ向きに組織委の情報公開程度は少ないのかなと思うんですけれども。その点について、知事の受け止めを伺いたいんですけど。

【知事】それらも含めて調査をする必要があるということで清算法人に対しても、都の調査に対して協力を求めていきたいと、このように思います。それにしても読売さん、詳しく報道しておられますね。

【記者】ありがとうございます。すいません。その点で、今仰った東京都の調査なんですけれども、これは例えばそういった情報について、今の清算法人から、東京都側から出すようにということを、公表するようにということを求めたりとか、もしくは東京都側が入手して、東京都としてそういう基本情報については公表するとか、そこら辺の予定、方針というのは、どういうふうにお考えでしょうか。

【知事】先ほど申し上げましたように、組織委員会の担当部署に、都の職員も派遣されて、そこで仕事をしておりました。今、その聞き取り調査などを行っているところであります。また、清算法人の協力のもとで、それらに必要な書類等々、今これからの捜査ということになりますけれども、都は全面的に協力して、この疑惑というか、これの解明に向けて協力をしていきたいと考えています。

【記者】その協力というのは、やっぱり情報公開というところが、一丁目一番地、知事の一丁目一番地である情報公開というのを重視しながら調査を進めるということでよろしいでしょうか。

【知事】基本的に調査でございますので、それらの必要なことについて、協力を求めていくということになろうかと思います。

【記者】最後にもう1点。今回の調査に関してなんですけれども、汚職、高橋被告の方の汚職事件では、こうした調査チームというものは設けなかったと思いますが、今回、談合疑惑の方では、調査、こういうチームを設けた。この違いというのは、どういうところにあるんでしょうか。

【知事】高橋氏が絡んでいる件については、これ汚職ということですけれども。こちら今、ただチームといいましょうか、第三者の、このチームというのか、第三者委員会、ちょっと名称を確認しますけれど、既に設けております。今回については、談合ということで、また別の形でございますので、都から職員も出している件について、聞き取りなどをする必要があるということで昨日、潮田副知事のもとでスタートしたところです。

【記者】ありがとうございます。

【知事】共同さん、テレ東さん。はい。

【記者】テレビ東京の野中と申します。もう既に質問であることですが、今回の談合のことで、組織委員会の方に都の職員の方が参加されていたということなのですが、実際に今回の談合に関わっていた可能性はあるんでしょうか。今、把握されている範囲で、都としての答えをお聞きしたいのと、あと1点ですね。報道で、大会組織委員会側が競技ごとに実績のある広告会社などを記した一覧表を作成していた疑いがある、というふうに一部報じられているんですが、こちらって把握されていますでしょうか。

【知事】だからそれは組織委員会の問題でありますので、組織委員会に派遣されていた職員への聞き取りを行っているということです。契約手続きなどの適正性について、必要な調査を行うようにということで聞き取りも含めて、潮田副知事に指示をしているというところです。

【記者】こちらの報道にあった一覧表に関しては、まだちょっと把握されてはいないっていうことでしょうか。

【知事】組織委員会の方のお話ですから。

【記者】そうですね、実績ある。はい。

【知事】はい。次どうぞ、はい

【記者】はい、分かりました。はい。ありがとうございます。

【知事】どうぞ。

【記者】TBSの寺川といいます。よろしくお願いします。地下鉄の話なんですが、もう少し詳しく伺いたくて、今分かっている時点で、いつ頃に開業する予定だとか、その建設にどれぐらいのお金かかるかとかっていう見通しが分かれば、教えていただきたいということが1つと、あと先ほど知事からも触れられましたけれども、その新しい地下鉄を作るっていうところの狙いとか、こういうふうになってほしいっていうところがあれば教えてください。

【知事】ベイエリアというのは、これから発展、そしてまた様々な新たな取組なども予定をされて、(東京ベイ)eSGプロジェクトなどが、正にその中身になるわけです。そういった中で、今後の人口であるとか、そしてその方々が、どういう足を使われるのかなど、色々な想定を含めて、計画をこれまでも練ってきたところであります。実際にどれぐらいの進み具合になるのかということについては、これからも順次お伝えすることになるかと思います。

【記者】ありがとうございます。別の話で、新型コロナの話なんですが、先日の厚労省の専門家会議の中で、コロナとインフルの同時検査キットが薬局で販売するってことが検討されてますが、これについて知事の受け止め、考えがあったらお願いします。

【知事】今、都として、それをどうするかということについては、まだ決めておりませんが。ただ、まずはコロナ(の抗原定性検査キット)については、薬局で既に販売されている。それに加えて、今のところ、かかりつけ医などでインフルエンザについての受診をしていただくということになろうかと思います。色々整理が必要かと思います。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしいですか。最後どうぞ。

【記者】朝日新聞の土舘と申します。新地下鉄について、まずこのタイミングでの発表になったことについて、何か理由があるのかというのと。新しい、延線ではなくて、新しい地下鉄を作るっていう形での知事の思いというか、大きなハードを残すというところもあると思うんですけど、そこについてお聞かせください。

【知事】これまでも、ずっと色々な検討を重ねてきたところであります。これに、更にどのような広報等々、それから耐震基準等、更に積み重ねる必要があるかと思いますけれども、この段階では、やはりへの将来の成長が求められている。また、望まれるところへの足の確保ということにつながっていく。また、これが持続可能な東京ということを示していければというふうに思っております。よろしいですか。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

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