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令和5年(2023年)3月17日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和5年3月17日)

知事記者会見
2023年3月17日(金曜)
14時00分~14時29分

 

【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。

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知事冒頭発言

1 「第57回 八丈島フリージアまつり」「第68回 伊豆大島椿まつり」について

【知事】早速ですけれども、こちらフリージア。最近は色々な種類が出て、カラフルになってきていますね。定例記者会見、コロナよりも、このフリージアで始めるっていうのは初めてだと思いますけれども。八丈島から送られました、このフリージアご紹介しておきます。八丈島では約35万株のフリージアの花が見頃を迎えております。明日18日(土曜日)から第57回の八丈島フリージアまつりが開催をされます。花摘みをはじめとして、勇壮な八丈太鼓の演奏、そして伝統ある黄八丈の着付けの体験などなど、多彩なイベントが用意されております。是非、コロナ禍ではなかなか難しかったかもしれませんけれども、八丈(島)を訪れていただいて、楽しんでいただきたい。また、春を告げる花では、椿の花も有名でございます。1月の末から始まっております、第68回伊豆大島椿まつりというのもございまして、来週26日(日曜日)までの開催になっております。大島の方にも是非足を運んでいただければと思います。ちなみに、(お花)横に置いてますけれども、とってもいい香りがしますね。
(詳細は、産業労働局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:105KB)

2 新型コロナウイルス感染症への対応について

【知事】さて2つ目、今日はあわせまして、あとコロナとパラと銀座、3点お伝えいたします。コロナでございますけれども、暖かい気候が続いて桜もフリージアも椿も、そして何よりも桜があちこちで咲き始めています。まさに季節が移り変わりつつあるというのを感じるところでございます。コロナとも共存した東京の実現に向けて、新たなステージに入ったと言えます。今週からは、私たち一人ひとりがマスクの着用について判断をするということになっております。日常の生活におきましては、マスクが必要となる場合もございますので、是非「マスクをポッケに。」で、お願いをいたします。換気、3密の回避、そして手洗いなどの対策も引き続きお願いを申し上げます。先日、国から5類感染症に、2類相当から5類へと移行するということ、5月8日(月曜日)以降の令和5年度のワクチン接種などについても方針が示されております。重症化リスクが高い方などは、5月8日(月曜日)から8月末の間に1回、更に9月以降にも接種を行って、合わせて年2回のワクチン接種となります。これ以外の5歳以上の方は、秋冬1回の接種となりまして、いずれの場合も自己負担なく接種を受けることができます。そして都の大規模接種会場につきましては、ご覧のように4月から、都庁の北展望室、そして三楽病院の2か所となります。都庁の北展望室の方では、金曜日は夜8時まで受付を延長します。日曜日には乳幼児と小児を対象とした接種枠を、新たに設定をいたします。まだお受けでない方は、お近くの接種会場、また都の大規模接種会場をご利用いただきたいと存じます。そして以前からサステナブル・リカバリーという言葉を使っております。都民の命と健康を最優先に、かつての日常を取り戻すだけでなく、コロナとも共存した活気あふれる東京と、縮めてサステナブル・リカバリーということで進めております。引き続きご協力よろしくお願いを申し上げます。
(詳細は、総務局、福祉保健局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:938KB)
(「令和5年度ワクチン大規模接種会場(4033報)」は、こちらをご覧ください。)

3 東京都パラスポーツトレーニングセンターの開所について

【知事】次に、パラスポーツトレーニングセンターを開く点について、お伝えをいたします。来週3月の21日(火曜日)、これ祝日になります。調布市、味の素スタジアム内に「東京都パラスポーツトレーニングセンター」をオープンをするというお知らせです。このセンターは都立初めての、パラスポーツの競技力向上の拠点となる施設でございます。車いすバスケット、そしてシッティングバレーボールなどパラスポーツ特有の競技用具を備えた体育室、また、様々な屋内スポーツ施設を備えております。トレーニング室におきましては、国際大会で使われますパワーリフティング用のベンチプレス、そして車いすに乗ったまま操作できるマシンを設置をするなど、様々なパラアスリートの皆さんが使いやすい環境を整備をいたしております。2024年といっても、もう来年なんですね。早いですね。パリのパラリンピックが開かれます。そして2025年にはデフリンピックが東京で、ということで、こちら新しいパラスポーツの拠点で練習を重ねられたアスリートの皆さんが活躍されることを期待をいたしております。またこの施設ですが、アスリートだけではなく、障害のある人もない人も、どなたでもパラスポーツに親しめる場としてまいりますのでご利用ください。年間通じまして、ボッチャなどパラスポーツの体験会、そして教室も開催をいたしますので、是非多くの方々に足を運んでいただきたいと存じます。そして3月21日(火曜日)、オープニングセレモニーを実施いたします。日本パラスポーツ協会の森会長、森和之会長。そしてパラ応援大使でパワーリフティング選手の三浦浩さん、そのほか、パラリンピアンの皆さんもお招きをいたしておりますので是非会場でお越しいただければということと。当日の様子は後ほど配信もいたしますので、そちらもネットでご覧いただければと思います。この施設も活用しながら、パラスポーツ、社会に根付かせて、誰もがスポーツを楽しめる東京を目指してまいりたいと存じます。
(詳細は、生活文化スポーツ局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:235KB)
(「パラスポーツトレーニングセンターをオープン」は、こちらをご覧ください。)

4 銀座スカイウォークについて

【知事】そしてもう1つですね。こちらは、銀座、数寄屋橋って言った方がいいのかな。都心の高速道路を歩くという、ウォーカブルなスペースを確保いたします。「銀座スカイウォーク」と名付けております。都におきましては、人中心の空間を生み出して何度でも歩きたくなるウォーカブルなまちづくりを進めております。その象徴になるのがこちらです。銀座を走る高速道路、KK線という2キロ、3キロぐらいかな。首都高の間で、あそこに、なんていうんですかね、少しゲートがあるところ。あそこがKK線という道路になっていますけれども、緑豊かな空中回廊ということで、「Tokyo Sky Corridor」と称しまして、人々が歩く道へと再生するプロジェクトといたしております。完成イメージをより多くの皆さんに体感してもらおうということで、今年のゴールデンウィーク、5月4日(木曜日)、5日(金曜日)の両日ですけれども、銀座スカイウォーク、通称「銀スカ」と。銀ブラじゃなくて銀スカ。銀ブラと言ったら、みんなもう分からない年齢かな、かもしれませんね。でも、だったら新しく覚えてください、銀スカ。これを開催をいたします。銀座スカイウォークです。当日は自動車の通行を止めます。そしてガイドもついて、一緒に高速道路を歩いていただくということです。「Tokyo Sky Corridor」を表現したモデルエリア、そちらでは芝生の広場を作ったり、カフェなどを設けます。憩い、そしてくつろぎの場を体験いただければと思いますし、また音楽のライブ、そしてトークセッションなども行ってまいります。このイベントへの参加を、今日から4月7日(金曜日)まで受け付けます。できるだけ多くの方々にウォーカブルな都市空間の魅力を体感していただきたいと思います。ということで、こちらのご案内で、本日、私からお伝えするのは以上でございます。
(詳細は、都市整備局にお聞きください。)

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:376KB)
(「高速道路を歩いてみよう 銀座スカイウォーク」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【知事】はいどうぞ、MXさん。

【記者】(MXテレビ・白井記者)それでは幹事社MXから質問させていただきます。まず1つ目なんですが、文部科学省が新学期からの学校現場でのマスク着用を求めないとした上でですね、黙食は必要ないという通知を出したんですが、これを受けて、今後の東京都としての対応と、あとはこれを受けた生徒さんたちへの呼びかけがあればお願いいたします。

【知事】はい。報道されているのは承知しております。文科省の通知踏まえて、都の教育委員会においても適切に対応するというふうに聞いております。今、まちも少しずつ、皆さん適切な対応をされているかなというふうに思います。学校の方でも、お友達の顔、全体が見られるような、そういう新学期にもなってくれればいいなというふうに思っております、はい。

【記者】はい、ありがとうございます。では2点目、育業について伺いたいです。政府がですね、男性の育児休業を促すために、産後パパ育休として給付金の引き上げを図る方針なんですが、これまで子育て政策について意欲的に進めた知事として、こういった政府の動きについての見解をお願いします。

【知事】都では、かねてから育休という言葉を使わずに、むしろそれは育業という業でしょうということから、これは早い話、マインドセットといいましょうか、意識を変えるということにつながります。子育ても、ママだけの仕事ではなくて、パパもしっかりとやってほしい、ということから皆さんに公募いたしまして、そして決まったのが育業という言葉でございました。育業がこれまで進まなかった理由っていうのは、やっぱり職場の雰囲気、それから、じゃあその分君が休むと他にしわ寄せがいくんだよっていう現実的な話、実際収入が減っちゃうとか、色々あったと思います。その意味で、育業という名称も変え、そして代替要員を確保する企業などへ、都としてこれまでも支援をしてきた、強化をしてきたところです。国は育業中の給付金を引き上げるといった、今回の案でございますけれども、まさに育業の推進に寄与するというふうに考えています。少子化対策というのは、国が正面から向き合うべき課題でございます、そもそもがね。それでスピード感をもって国民の共感を得られる政策を実行するということが重要かというふうに思っております。総理にも頑張っていただきたいと、このように思います。

【記者】それでは私から最後なんですけれども、今週ですね、臨海部をつなぐバス高速輸送システム、東京BRTの、来月からの路線拡大の方針が示されたんですが。まだ臨海部では住民が増えているという状況から、公共交通が不足しているという課題がありますが、今後どのように対応されていくのか、お願いします。

【知事】お尋ねの件、運行ルートが、東京BRTですね、BRT。バス高速輸送システムを縮めて、東京BRTと呼んでいますが、4月1日(土曜日)から運行ルートの拡充という運びになっております。ルートは有明・豊洲方面ということで、今お話ありましたように人口も増えていると。そして都心部と臨海地域の移動が、それによってスムーズになる、短縮されるというメリットがあります。これからも運行系統は段階的に拡大をしていきます。地域の交通需要の増加に、それによって速やかに対応していくことになると思います。ベイエリアの発展を支えるのが公共交通でございますので、多くの方にご利用いただければということを期待をいたしております。

【記者】ありがとうございます。では幹事社からは以上です。質問がある社ですね、挙手をしていただいて、知事から指名されましたら、社名を名乗った上で。ごめんなさい、ちょっと。

【知事】Easy Easy

【記者】社名とお名前を名乗った上で質問をお願いします。

【記者】毎日新聞の黒川です。東京労働局から、交通局と事業協力団体ですね、これが行政指導を受けていたという件についてなんですけれども。委託契約の関連書類の中にいわゆる偽装請負、これが可能になるような記載があったという指摘なんですけれども。これについての受け止めをお願いします。

【知事】はい、今ご質問の中にもありましたけれども、この法令違反の事実は、確認はされなかった。ただ仕様書の一部の記載については、改善が必要だという指導がございました。現在、その指導内容に従って、点検、確認を行っているところでございます。点検、確認を実施して、必要な是正措置を速やかに講ずるということでございます。

【記者】今、法令違反は確認されなかったということであったんですけれども、一方で、現場で働いてらっしゃる方々からはですね、実際に東京都のその交通局の職員から、委託先の職員に直接指揮命令があると、そういった事態があるんだっていう声を聞いたりしているところなんですけれども、そういった声というのは把握をされているのか。何か今後、現場の実態を改めて調査をするとかですね、そういったおつもりはあるのか教えてください。

【知事】今申し上げましたように指導内容をよく吟味して、そして点検、確認を行っているというふうに聞いておりますので、この点、交通局に指示をしているところでございます。また確認は交通局にお尋ねいただければと思います。

【記者】東京新聞の三宅です。明治神宮の再開発についてお尋ねします。音楽家の坂本龍一さんが知事に手紙を送られたかと思いますが、手紙の感想や今後のご対応について教えてください。

【知事】はい、坂本さんが、都や新宿区、また、これはどこですかね。文部科学省、国などに宛てられたと思います。是非事業者である明治神宮にも手紙を送られた方がいいんじゃないでしょうか。様々な想いをお書きいただいて、お伝えいただいたかと思います。事業者からは、次の100年に向けて献木による植樹なども行うということで、緑の量を増やすというふうに聞いております。こうした取組や、まちづくりの意義、しっかり坂本さんはじめ様々な方々、都民の皆さんにも伝わるように情報発信するようにということで、改めて指示をしているところでございます。

【記者】合わせてなんですが、神宮第二球場の解体、来週にも始まる見通しなんですが、再開発事業に対するご所感というのを改めて教えていただきたいです。

【知事】はい。事業者の皆さん、明治神宮をはじめとする事業者の皆さんが、これまでの手続きを進めてこられました。これからも緑あふれる、都民のスポーツを楽しむ場でもあり、また、先人の思いを込めた緑を楽しむ場になってくれればというふうに思っております。それぞれ事業者の方々にそういう思いを伝えているところでございます。

【記者】朝日新聞の土舘と申します。先日の都議会、委員会、厚生委員会、財政委員会の方で、質疑の方で、福祉保健局が所管している若年女性支援事業についてですね、平成30年度以降、都庁内の規則に従わず、独断で委託業務を締結していたという事実が明らかになったと思うんですけども、それについての原因と今後の再発防止等について、知事のお考えをお聞かせいただければと思います。

【知事】まず自治法上の問題があるわけではございません。都庁内の仕切りの課題かと思います。福祉保健局は、精査、点検した上で、必要な改善を行うというふうに報告を受けております。

【記者】読売新聞、越村と申します。よろしくお願いします。昨日、韓国の尹錫悦大統領が来日しまして、岸田首相と会談をして、シャトル外交の再開を合意するとか、これから日韓の関係改善が期待されるところだと思います。まず、それに対する知事の受け止めと、今後、東京としては韓国の方も多く住んでらっしゃると思うんで、観光であったりとか、市民同士とか、学校同士とか、交流とか、自治体ではそこら辺で日韓関係で関わりがあるのかなと思うんですけれども、そこの期待感みたいなものをよろしくお願いします。

【知事】たまたまちょうど、昨日の夕刻、銀座に出ておりましたので、大変な交通の状況でございましたが、岸田首相と尹大統領が和やかに夜の時間、お食事を楽しまれたということを報道などでも聞いております。今、日本、韓国、要は北東アジアが、やはり北朝鮮のミサイル発射もまたありました。中国の行動については、今世界が様々な視点で見ているところです。我が国の安全保障を取り巻く環境というのは、やはり緊張感を持っていかなければならない。残念ながらそういう状況でございます。そうした中で、日韓関係っていうのは、このアジア太平洋地域の安定にとっても重要な要素であります。GSOMIAが、これはお互い、情報共有するというシステムなんですけど、これまでもちょっとギクシャクしていましたけれども。こういった安全保障関係では、やはり情報をいかに共有し合うか、お互いを信頼するかというのは極めて重要な土台になるものですから、そういったことも含めて日韓関係がベースになる、その意味では有効かというふうに思います。これを機に、両国関係改善も進むことを期待いたしますし、現実に今、韓国からのインバウンドのお客様が一番世界の中で多いというふうに聞いておりますし。またそういった意味で、観光などを通じての交流も進むことではないかなと期待をいたしております。

【知事】どうぞ、TBSさん。

【記者】TBSの佐藤です。コロナの件なんですけど、5類移行後の医療提供体制について国が発表されましたが、そちらをご覧になっての改めての受け止めと、今後心配される部分ですとか、懸念っていうのはありますでしょうか。

【知事】はい。昨日もモニタリング会議を開き、そして専門家の先生方にも分析をいただき、医療提供体制、感染状況、まだ黄色が灯っているというのは、様々皆様方に励行していただきたい部分もある、というメッセージも込められていたかと思います。だいぶシステムが違ってきておりますけれども、数は以前と比べて、数は減少していることは事実でありますが、若干スピードは横ばいなのかなということも含めて、黄色なのではないかなというふうに理解いたしました。そしてまた、5月8日(月曜日)以降になりますと、医療提供体制は段階的に変わっていきますけれども、受診控えなどが起こらないようにしていく必要があろうかと思います。その意味では、ご心配の方は、都の相談センターも設けますのでそちらの方も活用していただければ。新型コロナウイルス感染症相談センター、こちらの方、タイミング合わせて設置もしますので、そういったところでまずご相談をいただければと思います。受診控えのようなことが起きないように、しっかり都民の方にご案内をしていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。

【知事】よろしいですか。はい、ありがとうございました。

※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。

(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画課)

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