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令和6年(2024年)7月5日更新
知事記者会見
2024年7月5日(金曜)
14時00分~14時45分
【字幕版】はYouTube東京都チャンネル(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。
【知事】今日は4本です。お伝えをいたします。まずそれこそ熱中症対策なのですけれども、今日もですね、昨日もそうでした。熱中症ということで(熱中症)警戒アラートが発表されております。そして気温が著しく高くなるということで、熱中症から命を守る行動を取っていただきたい。もう冒頭、数か月前から今年の夏が暑いという予測、予報があるということ、それ人の命にも関わる暑さだということを申し上げてきましたけれど、今、実際にそうなりつつあると。そしてじゃあ対策は何かというと、具体的にはエアコン、適切な利用する。こまめな休憩、水分補給、そして塩分の補給ということが大切なので、ぜひご自身そうやって、まずそのノウハウをよく熟知して実践していただきたいと思います。それから地域にはですね、クーリングシェルター、各所でございます。これを活用していただくということです。それから高齢者、乳幼児の方、熱中症にかかりやすいですから、特にご注意をいただきたいと思います。そして周囲の方もですね、「おじいちゃん、大丈夫?」と言って、お隣の一人暮らしの方にもお声をかけていただきたいと思います。ちなみに、6月中に熱中症で運ばれた、かかった方というのは、昨日で速報値で536人。それから昨日の速報値ですけれども、一日で99人救急搬送をされております。危険な暑さから自身を守って、そして周りの方の命も守っていただきたいと思います。ちなみに元々暑い国は、こういった時はもう仕事しないでもう休むと。もう徹底すると。それも一つの方法なのではないかなと。色々日本は律儀なところがありますので、そうもいかないかもしれませんけど、それも一つの働き方改革なんじゃないかなと、私は率直に思いますね。
(「沸とう京 指定暑熱避難施設をマップに掲載」は、こちらをご覧ください。)
【知事】それからイノベーションの、次に2件目です。イノベーションの推進についてのお知らせなのですが、今週から新しい紙幣がですね、いよいよ出回るようになったということで、もうこちらの話題で持ちきりの部分がありますけれども、ご承知のように肖像、1万円札は渋沢栄一で日本資本主義の父。そしてもうすごいですよね。人生で500社立ち上げるって、どんな人?って思いますよね。いくつもの企業の設立に携わって、それも今も、もう超有名企業が目白押しということで、日本の、この近代の礎を作られたということであります。現在の私たちにとっても、今SusHi Techとか色々やっておりますけれども、スタートアップ、まさにスタートアップ500社されたという実績はすごいし、何よりも学ばなければいけないと思います。だからこそ「温故創新」ということが言われますけれども、温故知新だけではなくて「創る」、新しい、創造の「創」に温故創新。この考え方に立って、再びですね、今産業も大きく変わろうとしている。こういう機会だからこそ、先人に学んでいく必要があるのではないか。無から有を生み出すということが必要だということを改めて実感をしてまいりたいと思います。それからスタートアップに関連してですけれども、5月に開催いたしました、グランドオープンしたTokyo Innovation Baseですけれども、有楽町で3Dプリンターを置いたり、色々な最新鋭の機械、機器をですね、揃えていて、そこで自由に使っていただくという環境を整えています。FABと言っておりますけれども、斬新なアイデアを製品として作り上げるようなサポートしています。優れた才能を持つ起業家、令和の渋沢栄一がですね、できるような、出てくるような、そんな起業家の皆さんがですね、交流できるスペースも確保しておりますし、毎日のようにピッチイベントなども開催をしている。まさにそういう拠点を作ることによって、色々な人が、技術が、そして投資のネタがですね、そこで行き交うという場所になっています。才能と技術を結びつける場。重要な役割を果たしてくれているものです。大学や中小企業の存在も東京の強みなわけですけれども、大学同士のネットワークを強化して、研究成果を企業などにつなげていく。それから産学の連携で新たな製品やサービスの創出も支援をしています。それぞれ大学でもスタートアップをやって、強い大学もあります。また、大学同士のつながりとかですね、海外の大学とのつながりなど色々な形で、とにかく結節点としてのTokyo Innovation Baseということで、ダイナミックな東京作り上げるということ、重要でございます。まさに今必要なのは渋沢栄一のような挑戦者。そしてまたそういった方々が次々と集まって、そして彼らを応援する新たなエコシステムということであります。未来の都市モデルを発信する国際イベントとして、今年、2024 SusHi Tech Tokyo(正しくは、SusHi Tech Tokyo 2024)、開きましたよね。国内外から多くの方々ご参加いただきました。アジア最大級、たった2年でこのイベント、成長をいたしました。こちらでまとめたものでございますけれども(スライド)、期間中の報告レポートのような形で一目瞭然だと思います。4万人を超えるスタートアップの関係者が集まり、世界45の都市の代表、様々な分野のリーダー、有識者も参加していただいて、サステナブルな都市の実現に向けて活発な議論、商談。これポイントは英語ベースでやったということじゃないですかね。やっぱり色々なイベントありますけれども、日本のイベントはその、何と言うのですかね、イヤホンをつけなくちゃだめで、というのなどは、世界の様々なイベントからすると、その点面倒臭いよな、みたいな話になってしまいます。いずれにしましても、こうした開催の結果ですけれども、報告書、動画としましてホームページなどに掲載いたしましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。世界最先端の叡智や情報も詰まっておりますので、ぜひご覧いただきたいと存じます。それから中小企業などのイノベーションを促す二つの取組についてお伝えします。まず、デジタル技術を活用しました商店街の活性化に向けた支援でございます。商店街が訪れる方の利便性を高めて、新たな販売の機会を生み出すということで、デジタルの力を生かした取組は効果的です。ある意味デジタル化するということはビジネスチャンスを掴む。逆に言えば、それをしてないことによるビジネスチャンスを失うという話になってくるわけですね。そこで商店街ですけれども、キャッシュレス決済の導入、それからアプリの開発、ECサイトの立ち上げなど、商店街のデジタル化の推進について、最大1,500万円まで補助を行うというものです。これまでもね、様々な補助を出す際にできるだけこのキャッシュレスで、ということで事業者の皆様方もですね、営業を共に進めてきたところですけれど、もうひと押しということで、1,500万円まで商店街への補助を行うということで、応募は8月30日(金曜日)まで受け付けておりますので、ぜひこのサポート、ご利用いただければと思います。前に戸越銀座とかね、やっぱりこうリーダーのいる商店街はそういうのを積極的に取り入れられたりして、商店街全体としての価値も上げていく。選択肢を広げるわけですから、お金の使い方ね。そういったことをですね、都が応援をするということです。もう1点がものづくりの現場でDX、そしてGXを進める取組を支援しましょうという話であります。これまでもですね、工場などのエリアで最先端の通信システムを使うローカル5Gの導入も支援をしてまいりました。でこうした5GによるものづくりのDXに加えて、省エネルギーなどのGXを同時に進める取組に手厚い支援を行ってまいります。そうした中小企業の設備や機器の導入などについてはですね、やっぱり専門家にアドバイス聞かないと何をどうしたらいいのか分からないということ。また具体的にはどうなのだという、そんな時にアドバイスが必要かと思います。これをですね、助成額の方が上限2億円に引き上げてサポートをいたしますので、9月30日(月曜日)までの受付でございます。ぜひご活用いただきたいと思います。やっぱりこれもですね、DXや、例えばDXを進めることが経営にとってのプラスにつながっていく、もしくはそれを行わないことによる経営の、むしろチャンスを逃す、といったことなど、まさに経営方針に直接つながるものだと思いますが、都としてそういった中小企業や工場などを支援をして、全体として東京都のデジタルの底上げにつながればと思っております。これ早くやったほうがいいと思いますので、ぜひご応募いただければと思います。
(詳細は、政策企画局、スタートアップ・国際金融都市戦略室、産業労働局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:467KB)
(「Tokyo Innovation Base 正式オープン」は、こちらをご覧ください。)
(「SusHi Tech Tokyo 2024開催レポート」は、こちらをご覧ください。)
(「商店街デジタル化を推進 支援拡充し追加募集」は、こちらをご覧ください。)
(「5Gによる製造工場のDX・GXを推進 募集開始」は、こちらをご覧ください。)
【知事】続きまして、3番目のテーマでございますけれども、都市の強靭化についてであります。ずっとこの強靭化についてはかねがね申し上げてまいりましたけれども、昨日もまた千葉沖の地震。いつ何が起こってもおかしくないと。暑さだってもう災害級ですからね。そういった様々な災害から都民の命と財産を守り抜くということで、都政を進めてきているわけでございます。気候変動の影響で自然災害の厳しさというのは、もう想像を超えるような状況で起こっている。それから首都直下地震や、また感染症もですね、新たな感染症もですね、しばしば見られているということです。数多くリスクはいくらでもあるわけで、それに備えていくということです。火山の噴火も、またミサイルの発射なども引き続き行われているということです。金額的には2040年代までにおよそ17兆円の事業費を投じて、TOKYO強靭化プロジェクトを着実に推進をしていくということであります。対策をしておいたことと、対策しなかった場合の、そういった比較も必要だと、未来、将来への投資ということにもつながると。様々な脅威への備えは不断に講じていかなければなりませんし、またそのためにこれまでも進めてまいりました。取組については着実に進んでおります。地下調節池の整備などはですね、豪雨対策の強化、また森林などが持つ保水機能などを生かすグリーンインフラも、都が率先して導入をしているところでございます。それからですね、そういう中で無電柱化も含めて、建物の耐震化・不燃化進めてマンション防災も行うという、特有の大都市ならではの課題にもソフトとハードの両面で取り組んでおります。今日はですね、無電柱化の啓発活動についてお知らせであります。11月10日(日曜日)が無電柱化の日と定めているのですけれども、これは(電柱に見立てた)111が0になるというので11月10日なのですが、このゼロにしていくという意味で無電柱化の日となっております。去年も行いました。これまでも行いましたけれども、無電柱化というか、電柱そのものが日本の原風景で、皆さん当たり前だと思っていて、なかなか意識が高まらないということです。能登半島の地震の時も倒れていたのは電柱ですよね。それが救急車など様々な交通をですね、阻害をしてしまっているということは、これはもう色々な地震の時に起こる状況であります。この無電柱化の意識も高めて、促進をするためには、都民の皆さんの意識を共有していく必要がありますので、今年もですね、無電柱化の日のイベントとしてフォトコンテストを開催します。今日から募集いたします。10月1日(火曜日)まで、2つテーマがあります。昨年も小中学生の応募たくさんありました。積極的にご応募していただきたいと思います。電柱がある風景とない風景と、それぞれお撮りいただければと思います。それから、雨のシーズンですね。「雨水しみこみアンバサダー」という募集をしております。今日このバッジしてきたのは、しみこみバッジ、しみこみバッジというのも何かあれですけど、こんな、まあ後で見てください。梅雨に入りまして、雨が多い時期となっているわけです。急にこうシャワーがジャーっと来て、それが想定以上ということになったりしますと、線状降水帯というのは子供でも今この言葉使っています。各地で大雨のニュースもずっと昨日、一昨日からもう報じられていますね。今年度からこうした豪雨の際にですね、河川、そして下水道が溢れないように、地中に染み込む雨水の量を増やすプロジェクトをスタートさせました。この考え方に賛同して、都と協力してくださる事業者、そして団体などを「雨水しみこみアンバサダー」と認定をいたすという、そういう情報でございます。その際はですね、ホームページでご紹介することといたしています。アンバサダーには、例えば開発やリフォームをする際にですね、雨水の浸透ますの設置をしたり、それからレインガーデンなどのグリーンインフラの導入などに取り組んでいただくというものでございます。また、優れた成果を上げたアンバサダーについては表彰もさせていただきます。こちらの方は7月31日(水曜日)までの募集となっておりますので、どうぞこれ事業者の方々ですね、新しいマンションを作る時とかですね、色々な工事がありますよね。その際にグリーンインフラを取り入れるなどをこの事業の一環としてやっていただく。ぜひ皆さんに「雨水しみこみアンバサダー」になっていただきたいというお知らせでございます。
(詳細は、建設局、都市整備局へお聞きください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:769KB)
(「「無電柱化の日」フォトコンテスト作品募集」は、こちらをご覧ください。)
(「雨水しみこみアンバサダーの募集を開始」は、こちらをご覧ください。)
【知事】次に、最後のテーマでございますけれども、子供施策についてのお知らせであります。東京はですね、持続可能な明るい未来を担うのは子供たちだ、作り上げるのは子供たちだ。当たり前のことですけれども、よりこのチルドレンファーストの政策、これをですね、中心に添えて、様々な取組を進めて、これまでもやってきましたし、これからもやっていく。昨今の少子化の現状に直面して、そうした思いをますます強くするところでございます。新たに立ち上げた子供政策連携室ですけれども、ここが核になって都庁の各局に横串を刺した取組、着実に進んでいるところでございますし、また成果も出ております。乳幼児期の大切な育ちを支えるということで、「とうきょうすくわくプログラム」進めております。グローバルな時代を生き抜くための英語教育をやったり、また「こどもスマイルムーブメント」というので、1,700超える企業や団体に協力の輪が広がっておりまして、子供たちの未来を支えるという確実な取組を進めております。私、いつも例に引き出すのは後藤新平、第7代の東京市長ですけれども、この方はもう一に人、二に人、三に人だと言って、将来を背負う子供たちの可能性、翼を大きく広げようということ、これを強調しておられました。そのとおりだと思います。いつの時代も。未来の投資そのものになりますので、その無限の可能性もっと広げていきたいと考えております。そこで「こどもワークショップ」についてお伝えをいたします。1つ目でありますけれども、子供から意見を聞いて、子供目線で政策をバージョンアップする取組の一つです。小中高生を対象にしまして、ワークショップを開催するというお知らせです。テーマ3つあります。未来の東京、東京2025世界陸上、来年の世陸ですね。それから多摩都市モノレール延伸部のまちづくり。立川から今度、箱根ケ崎まで約7キロにわたって新しい路線、延伸の予定となっております。子供たちからテーマ選んでもらって、柔軟な発想で率直な意見聞きたいと思っております。募集は今日からです。7月26日(金曜日)までとなっておりますので、ご応募いただきたい。2つ目が「ティーンズ・アイデアコンテスト」。ちょうどこれから期末試験の真っ最中ですけど、その後の夏休みに向けての色々なことを、色々な情報をお伝えしているわけですけれど、2つ目ではこの地域や社会の課題の解決につながるアイデア、中高生から募集をしようというものです。例えば、地震が起きても慌てないとか安心できるまちにするためにはどうしたらいいですか、というような。こちらも三つテーマがありますけど、赤ちゃんにやさしい子育て、デジタルデバイドどうしますか、ネット依存を防ぐためには、などなど選んでいただいて、中学生、高校生の皆さん、参加いただきたい。それぞれ最も優れた内容には知事賞、贈呈をする予定でございます。こちらの方も募集期間、今日からです。9月30日(月曜日)まで。どうぞ夏休みの間、一生懸命考えてください。アイデア、そして意欲にあふれる皆さんのたくさんのご応募をお待ちをいたしております。まだあります。夏休み期間の子供向けのイベント、いっぱいあるのですね。区市町村でもやっているし、東京都でもやっています。これをですね、広く全体としてお伝えをしようということで、特設ページを設けます。「東京都こどもスマイル大冒険」と銘打ちまして、今出ておりますけれども、特設ページはこのQRコードから入ってください。このページはですね、7月の、今日はまだか、7月10日(水曜日)から公開されまして、中身は昆虫採集、スポーツ体験、それからプレーパークなど子供たちが楽しめる500件、都内で行われる様々なイベントについて分かりやすくお伝えをするということで、10日から稼働します。そして熱中症対策もですね、重要ですので、色々なイベントがあるけども、熱中症には気をつけてねという、そういう情報も一緒にお伝えをするということでございます。それから最後に毎年恒例の都営交通での親子向けイベントを行うという情報で、「夏休みわくわくこどもキャンペーン」と銘打っております。例えば、地下鉄ですね。東京、違う、路面電車、東京さくらトラムですけれども、動く都電教室。それから都バスの方では都バス探検隊、子供たち喜ぶ内容だと思います。これは体験型のイベントで、都内に住んでいたり、また学んだりしている小学生が対象になります。東京さくらトラムの車庫に行ったり、都バスの車両の点検作業の見学をしたりと、それから水素で動く燃料電池バスの乗車など、体験してもらうことになります。こういう動くものって子供大好きですよね。ぜひ訪ねてもらいたいと思いますし、内容については子供にこども記者として絵日記とか壁新聞を作ってもらって、それを様々な場所にも掲示をいたしますので、張り切って未来の記者になってもらいたいと思います。こちらは同じように今日からの募集になります。7月15日(月曜日)までの募集期間となっていますので、急いでお願いします。ぜひ夏休みの自由研究、そして夏の思い出作りをしていただきたいと思います。まさに横串を刺すという意味で、子供政策連携室、政策企画局、生活文化スポーツ局、都市整備局、交通局、皆で子供たちのためにですね、様々なイベントで皆さんをお待ちをいたしているという情報でございました。私の方から以上でございます。
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:349KB)
(「「こどもワークショップ」参加者募集」は、こちらをご覧ください。)
(「「ティーンズ・アイデアコンテスト」開催」は、こちらをご覧ください。)
(「「東京都こどもスマイル大冒険」を公開」は、こちらをご覧ください。)
(「都営交通×東京すくすく 夏休みキャンペーン」は、こちらをご覧ください。)
【記者】(NHK・中村記者)幹事社のNHKからまず質問いたします。冒頭にございました熱中症対策なんですけども、昨日の熱中症速報値99人だったということですが、都としてこの熱中症対策ですね、どのようなメニューを考えていて、今後どのように進めていくお考えかお聞かせください。
【知事】もちろん報道機関の皆さんのご協力も得まして、この熱中症に対しては、もう毎日のように天気予報は流しておられると思いますけれども、よりこの情報については皆様方とも連携が必要かと思います。今日ももう既に熱中症警戒アラート、発表されているわけでございますけれども、それら皆様方もお伝えになるし、東京都のポータルサイト、SNSなどを通じてお伝えをし、また、どう対応するかのノウハウについても、エアコンを適切に使いましょうねとか、熱中症対策などについてのノウハウ、これを都民の皆さんに周知をしております。前に「こういう対策で効果がありますよ」と言って、都民の皆さんからアイデアも募集をさせていただいて、そういったことについてもホームページなどでご紹介をしております。そうですね、やっぱり室内で熱中症になる方って、もったいないと言って、エアコンをおつけにならないお年を召した方っておられるのですね、残念ながら。でもそのもったいないがですね、命を奪うようなことになってはそれこそもったいないですから。ここはですね、エアコンをせっかくつけておられるのだったら、動かしていただきたいといったようなPRをですね、これからも続けていくということ。それから先ほどもお伝えしましたけれども、クーリングシェルターを区市町村がそれぞれ設けて、また都としてそのスポットがどこなのかということで、都内で700以上の施設についてはマップで公開しておりますので、その活用をお願いをしたいと思います。本当にこの夏の暑さ、外も内も暑い。これまでなかった暑さですね。それこそまず自分で守っていただいて、水分をこまめに飲んでいただく。甲子園ってどうなるのですか?朝日さん。多分、途中はあれですかね、暑いところの時間は避けるのですかね、そんなふうに聞きましたけど。学校のクラブ活動などもやはり暑さ指数をよく見て、そして確認をして、クラブ活動、少し陽が収まるまで控えるとかですね。ちょっと、これまでの暑さと質も内容も違うと思うので、これまでの経験値だけではだめなような気もしますね。いずれにしましても、様々なウォーニングとそれからそのノウハウはお伝えをしていきたいと考えております。
【記者】ありがとうございます。では、各社さんお願いします。
【知事】日テレさん。
【記者】すみません、日本テレビの平田と申します。よろしくお願いいたします。選挙戦もですね、残すところあと今日と明日の2日間となりまして、最終盤というところかと思いますけれども、今改めてですね、最もこう有権者の皆さんにお伝えされたいことというところをお聞かせいただければなというふうに思っております。
【知事】お尋ねでございますのでお答えいたしますと、やはり今の話、暑さの話もそうですけれども、これからの線状降水帯対策、そしてまた10年間で17兆円という、もう本当に、大変莫大な予算も使って、しかし都民の命を守っていく必要があるとつくづく感じておりますので、こういった災害対策についてはもう待ったなしの状況であると同時にですね、真剣にこれは都政として進めていかなければならないとつくづく感じておりますので、こういった災害対策、そして都民の命とこの財産、それから暮らし、守っていくということを引き続き訴えていきたいというふうに思っております。政策の論議をしっかりとさせていただいて、また政策をしっかりとお伝えをしているという、その方針については変わりませんし、今日は金曜日ですけれども、あと今日、明日と最後お伝えすることに熱中していきたいと思っております。テレ朝さん。
【記者】テレビ朝日島田です。先ほどのお答えにもありましたけれども、今回の選挙戦について、知事は都民の命を守るということがキーワードになっていると思います。このキーワードについて、そこに込めた思いや真意について、まず1点伺わせてください。
【知事】これもお尋ねでございますのでお答えいたしますと、やっぱりコロナ禍でですね、1,400万人の命を守るというのは、これは本当に大変でした。大変でしたし、一方で戦略的に行ったことによって、OECDの中でも100万人当たりの死者数を低く抑えることはできたと、このように思いますが、いつ何時、この災害が起こってくるか分からない。今、(首都)直下地震については、マンション防災をお伝えしているのも、これもいざ災害が起こりますと、私も阪神大震災で経験しましたけれど、電気もガスも水道も全部来なくなるのですね。ということで、建物の被害、また、震度、震源地がどこか、色々違いはありますし。また阪神大震災、朝だったのですね。5時46分か47分、まだ電車もあまり動いていなかった時間帯だったのですね。それが真っ昼間だったらどうなるのか、新幹線はどうなのか、通信施設の確保はどうなのか、ますます世の中、複雑形に進む一方ですので、その分また新たに考えていかなければならないということも含めて、皆様方に命を守るのだという、それって私、究極の目的だと思うのですね。そういうことは訴え続けていきたいと思っておりますし、やっぱりそこ、肝だというふうに思っています。
【記者】2点目です。今週月曜日にですね、神宮外苑再開発の事業者が、再開発について7分半に及ぶVTRを公開しました。知事は以前から正しい情報を広く伝えてほしいと事業者側に求めていましたけれども、今回の動画公開への評価と、またもう1点、先週ですね、都知事選の一部候補がですね、神宮外苑再開発の見直しを問う都民投票を行うと追加公約しました。これについてどう思われるか、この2点伺えますでしょうか。
【知事】事業者の方々が色々利用者、また、その都民の皆さんに、伊藤忠さんもそうなのですかね。ようやく伝えようということになられたのは良いことだと思います。もっと前からでもよかったのかなというふうに思います。色々な公約など行われているようではございますけれども、最高裁で既に見直しという、執行についての裁判、既にこれは結果が出ているものでございますし、そもそも、そこは神宮外苑として事業者が民間というか、その明治神宮であり、その他の事業者であります。一つ一つのこれから都内で行われる民間の事業についての都民投票をしていくおつもりなのかということなどなど、それぞれのお考えがあるのだろうというふうに思います。以上です。産経さん。
【記者】産経新聞大泉です。よろしくお願いします。都知事選とともにですね、都議会議員の補欠選挙も大変注目を浴びておりまして、9選挙区とも激戦が伝えられております。都民ファーストの会からは4選挙区に4人でしょうか、立候補されていますが、金曜日、これから、最終日、明日と知事がどちらかに応援に入るという予定ありますでしょうか。
【知事】今、私自身の選挙を戦っております。そしてこれからどういうところでどう回っていくのかなど、それ、担当している部署と言いましょうか、ありますけど、まだそれについては考えておりません。
【記者】可能性はまだあるということでしょうか。
【知事】まだ考えておりません。
【記者】ありがとうございます。
【知事】時事さん。
【記者】時事通信の戸高と申します。政策の話で恐縮なのですけれども、知事の東京大改革3.0の中で家賃負担の軽減など打ち出されているかと思うんですけれども、こうしたところにですね、その所得制限ですとか、何らかの制限を設ける考えなど、今のところ、そうしたところのお考えはいかがでしょうか。
※戸高氏の「高」は、正しくは「はしごだか」です。
【知事】何の家賃の件でしょうか。
【記者】すみません。子育て世帯への家賃負担の軽減策を打ち出されているかと思うんですけれども、こういったところへの所得制限などは考えていらっしゃいますでしょうか。
【知事】設計については、しっかりと効果のある形にしていきたいというふうに考えております。これから詰めていきたいと思います。じゃあママ(スタ)セレクトさん。
【記者】ママスタセレクト間野と申します。
【知事】どうぞ。聞こえています。
【記者】大丈夫です。1点目は、夏休み中に実施されるこどもスマイル大冒険での体験を通じて、子供たちにどのような成長を期待していますでしょうか。
【知事】ありがとうございます。政策について考える良い機会になるかと思いますし、例えば子供さんがこういうことをやってみたいというような意見がありましたら、それが反映されるということになりますと、効果があるかと思います。こどもスマイル大冒険ですけれども、とにかく色々な経験ができるというのは、何よりも自分で体験してみると、子供の頃の体験したものってずっと覚えているかと思います。そういう意味で数多く紹介していますので、ぜひ多くの子供さんたちに参加していただきたいと思っております。思いっきり遊んで、そしてたくさん学んでほしい、こういう思いでございます。
【記者】ありがとうございます。2点目です。こどもワークショップでは、子供たちが都市の政策を考える機会が提供されます。このワークショップを通じて、子供たちがどのような視点やスキルを身につけることができるとお考えでしょうか。
【知事】これは、子供がもう自分が主体なのだという、そういう思いを実感していただけるのではないかなと思います。自分が暮らしている東京がどんなところなのかとか考えてもらうことによって、東京が好きになったり、また子供の意見をですね、政策に反映するということで、都が進める様々な取組について更にバージョンアップする。都にとってもプラスになるかなというふうに思っております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】ありがとうございました。全東京新聞さん。
【記者】全東京新聞社の伊藤と申します。よろしくお願いします。SusHi Tech Tokyo 2024なんですけれども、こちらで最もこう成果が上がったって考えていらっしゃることをお聞かせください。
【知事】そうですね。先ほども、まとめて今回の参加者数などお伝えをいたしました。国内外から本当に多くの皆さんお越しいただきました。ポイントは、東京に来たら、次、良い成果が得られるのだとか、良い人と巡り合ったとかですね、また行ってみようとかですね、そういうことが何よりも成果につながるんじゃないかなというふうに思います。それから投資家と連携をして、まさにスタートアップで、ずっとスタートアップではなくて、もう本当に、次に入って、本当のビジネスにつながって、それが成果が上がっていくというのが最大の次への呼び水になるかというふうに思っています。スタートアップが、有楽町のこのTIB(Tokyo Innovation Base)、先ほどもご紹介しましたけれど、ここを活用してですね、色々な人と出会い、そしてまたそれが投資家にも聞こえ、そして実際の仕事が始まるということかと思います。それから今回、大変多くの参加者、60万人にも上ったのですけれども、中には「何度も子供と来ました」という声も聞いたりしましたし、空飛ぶクルマってよく話は聞きますけれども、「なるほど、そういうものか」と皆さん、実感をされたことかと思います。自動運転もですね、それって意外と近未来もいいとこだというふうに思います。実際に運転手さんがいないという地域があって、そしてバスを出せないとかね、経営がなかなか成り立たないと言っているけれども、人件費が大体7割8割だったりするので、その分を自動運転が、こう何と言うか、担うとなりましたら、その部分の大きな問題も解消されていく、もしくは軽減されていく。私もサンフランシスコで今回乗ってみましたけれども、自動運転の車に。突然何かがこう飛び込んできてもデータで勝負していますので、それらも織り込みがあったり、人間が運転していると目は二つしかないけれども、自動運転はもう10個ぐらい目がついているので、逆に安全ですよと言われて、そんなものかと思ったり。いやいやそうは言っても、どこかで事故があればもう全部止まってしまったりしますでしょうけれども、私はやっぱりこの自動運転というのは、とても将来当たり前の、本当のオートモビルになるんじゃないかなということは期待もし、また確実な歩みかつ国際競争、無茶苦茶激しいですね。ぜひ日本の企業として勝ち上がっていただきたいというふうに思っております。都民の皆さんにもご期待いただきたいし、またそういったところから新しい技術、日本発で出てほしいなというふうに思っております。
【記者】ありがとうございます。
【知事】ありがとうございました。はい、朝日新聞さん。
【記者】朝日新聞の太田原と申します。知事選の告示後、知事は連日、各地を行政視察されてこられまして、改めてどういった狙いで、また今、この時期にどうして多くの視察に行かれているのか、そのお考え、意義を教えてください。
【知事】現場視察というのは非常に有効です。政策で既に行っているものの確認、また、実際に行くことによって、更にそれに積み増していくことが何ができるのか、現場で担っている方々の声も聞こえるということで、非常にこの間も各地回らせていただきました。昨日の幼稚園なんかは、むしろ元気な子供たちを見ると、東京は大丈夫だと。なにか逆に元気をもらったような気もいたします。視察もこれからも、今日が金曜日ですかね、非常に有効ですし、都民の皆さんにその施策の意味を知ってもらうという意味で色々確認することができたと思っております。
【記者】ありがとうございます。取材を進めていますと、今の時期に本当に必要な視察なのかどうかとか、あるいはその公務に名を借りて選挙活動をしているんじゃないかと見られかねないといった指摘も聞かれるんですけれども、それについてはどういうふうにお答えになりますか。
【知事】いや、視察に行くことについて何の問題もないと思っております。むしろもっともっと見ていくところはあるかと思っております。ありがとうございました。
※テキスト版については、読みやすさを考慮し、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどの整理や補足説明をしています。
(テキスト版文責 政策企画局戦略広報部企画調整課)
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