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平成28年(2016年)10月17日更新
2016年10月17日
福祉保健局
本年8月27日(土曜)から9月4日(日曜)にかけて、羽村市内の有料老人ホームで発生した腸管出血性大腸菌O157による食中毒について、下記のとおり調査結果をお知らせいたします。
(別添:9月1日第1報及び同月5日第2報)
平成28年8月27日(土曜)午前10時00分から9月4日(日曜)午前11時00分まで
94名(入居者:88名、施設職員3名及び調理従事者3名)
(内訳)男性8名(25歳※、75~100歳)、女性24名(75~99歳)〕※施設職員
下痢、血便、発熱、おう吐、腹痛等
きゅうりのゆかり和え(8月22日(月曜)の夕食に提供)
腸管出血性大腸菌O157
18検体から腸管出血性大腸菌O157を、1検体から腸管出血性大腸菌O157及びサルモネラ属菌(O4群)を検出しましたが、サルモネラ属菌については本件食中毒とは関連性はないものと考えます。
1検体から腸管出血性大腸菌O157を検出しました。O157を検出した調理従事者(非発症)は「きゅうりのゆかり和え」を喫食していましたが、「きゅうりのゆかり和え」の調理作業には従事していませんでした。
また、別の従事者のふん便1検体からサルモネラ属菌(O7群)を検出しましたが、本件食中毒とは関連性はないものと考えます。
1検体(きゅうりのゆかり和え)から腸管出血性大腸菌O157を検出しました。
2検体から黄色ブドウ球菌を検出しましたが、本件食中毒とは関連性はないものと考えます。なお、手洗いの励行、調理器具の殺菌等について指導しました。
「きゅうりのゆかり和え」及び患者ふん便4検体から検出した腸管出血性大腸菌O157の遺伝子検査を実施したところ、同一であることが確認されました。
また、千葉県内の同系列の施設で発生した食中毒事例における「きゅうりのゆかり和え」及び患者ふん便4検体から検出した腸管出血性大腸菌O157の遺伝子とも同一であることが確認されました。
10月16日(日曜)、都内の高齢者福祉施設の管理者等348名に対し、食中毒防止対策に関する衛生講習会を都庁大会議場で実施しました。
食中毒が発生した場合に大規模化しやすく、また、発症すると重症化するおそれのある高齢者等が利用する集団給食施設等を中心に、施設及び食品等の適切な取扱いや自主的な衛生管理の遵守について監視指導を実施しています。
問い合わせ先 福祉保健局健康安全部食品監視課 |
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