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2016年11月15日
東京都住宅供給公社, 都市整備局
都営住宅の管理業務を受託している東京都住宅供給公社において、下記のとおり、専用水道施設の水質検査の一部が適切に行われていなかったことが判明しました。
お住まいの皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
今回の不適切な対応の事実と原因を究明し、再発防止策を講じて、今後、このようなことのないよう水質検査に万全を期してまいります。
本件については、所管保健所の指導に従い速やかに是正しました。
記
対象住宅の水質検査のうち、毎日行う「水質外観検査※1」と「残留塩素測定※2」において、本来は、給水塔から給水されている住戸の蛇口から採水すべきところ、誤って水道管に直結している住戸の蛇口から採水していたことが判明した。
公社は、11月10日(木曜)に実施された世田谷保健所による立入検査での指摘を受け、11月11日(金曜)にこの事実を確認した。直ちに世田谷保健所へ事実関係を報告し、その指導に従い、採水箇所を変更して検査を行うとともに、自治会役員への説明と謝罪を行った。
なお、給水塔施設では、この毎日の水質検査に加えて、月1回※3及び3ヶ月に1回※4、厚生労働大臣の登録を受けた検査機関が、水質検査を継続して行っている。この検査においては、給水塔から給水されている住戸の蛇口で適切に採水を行い、水質基準に適合していることを確認している。
居住者からは、現在のところ、健康被害などの申し出はない。
平成25年2月までは、給水塔から給水されている住戸の蛇口にて水質検査を行っていた。しかし、平成25年3月に水道管に直結する工事が完了したのにもかかわらず、公社内の工事所管部署と水質検査所管部署との間での情報共有できておらず、同じ住戸で継続して検査を行っていたため。
公社では、今回の事態を受け、次の対応を行っている。
都では、今回の事態を受け、公社に対し、次の対応を求めている。
問い合わせ先 東京都住宅供給公社総務部総務課 |
〔参考〕
水質外観検査 ※1 | 残留塩素測定 ※2 | 水質検査 ※3 | 水質検査 ※4 | |
検査内容 | 色及び濁り | 塩素濃度0.1ミリグラム/リットル以上 | 一般細菌、大腸菌、塩化イオン、有機物、pH値、味、臭気、色度、濁度 | 月1回行う検査に加えて亜硝酸態窒素及び硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、シアン化物イオン及び塩化シアン並びに消毒副生生物11項目 |
検査周期 | 毎日 | 毎日 | 月に1回 | 3ヶ月に1回 |
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