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2016年12月26日
福祉保健局
クリスマス、年末年始、贈答用の様々な食品が大量に流通し、またノロウイルス食中毒が多発する歳末期において、食中毒の発生を未然に防止し、食品の安全性を確保するため、都及び特別区・八王子市・町田市は、12月1日から30日まで、食品関係事業者等に対する歳末の食品衛生一斉監視を実施しています。このたび、12月15日までの実施結果について、速報値をとりまとめましたので、お知らせします。
この期間、食品関係営業施設延べ55,619軒に対して立入検査を行い、食品の衛生的な取扱いなどの指導を実施しました。また、3,267検体の食品について検査を実施した結果、シアン化合物を検出した「生あん」等、計6検体の法違反品を発見し、必要な措置を行いました。
今冬の食品衛生一斉監視では、下記の4点について重点的に監視指導を行っています。
腸管出血性大腸菌O157及びノロウイルスによる食中毒を防止するため、高齢者福祉施設等の給食施設2,644軒に立入り、衛生管理の状況等を確認しました。その結果、76軒に対し、原材料の殺菌や器具の衛生管理等について改善指導を行いました。
カンピロバクター等による食中毒を防止するため、飲食店等の食肉取扱い施設3,482軒に立入りを行いました。その結果、牛肝臓を法律で禁止されている生食で提供していた1軒について、直ちに提供を中止させました。また、鶏肉を事故が多い生食等で提供していた122軒に対しては、提供を中止するよう指導しました。
短期間に大量に製造され流通するクリスマスケーキ、正月用そうざい等の年末年始用食品を中心に検査を実施しました。その結果、シアン化合物を検出した「生あん」等、計6検体の法違反品を発見しました。違反品については、販売禁止命令等、必要な措置を行いました。
期限表示、アレルゲン等の表示事項を中心に、食品表示法に基づき表示検査を行いました。その結果、976品目の食品について表示の改善を指導しました。
上記の一斉監視事業の実施結果については、事業実施後に取りまとめ、食品衛生関係事業報告において公表を行う予定です。
※主な実施結果数値は、別紙(PDF:187KB)を参照ください
※別添 収去検査により発見された違法反品及び措置一覧(PDF:145KB)
問い合わせ先 福祉保健局健康安全部食品監視課 |
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