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2017年02月03日
財務局
東京都では、これまでグリーンボンド※1の発行に向けた検討を進めており、今年度、そのトライアルとして個人向け都債「東京環境サポーター債」を発行したところです。
この度、来年度のグリーンボンド発行に向けた方針を取り纏めましたので、下記のとおりお知らせいたします。
※1 企業や地方自治体等が、再生可能エネルギー事業など、地球温暖化をはじめとした環境問題の解決に資する事業に要する資金を調達するために発行する債券
記
※2 平成29年度に発行する都債は、平成29年度東京都予算案が東京都議会において可決された場合において、その発行が可能となる。
グリーンボンド原則※3に定める4項目全てに対応するとともに、グリーンボンドとしての適格性と透明性の確保及び投資家への訴求力を向上させるため、第三者機関による認証等を取得する。
※3 国際的な金融機関による業界の自主的なガイドラインで、事務局である国際資本市場協会(ICMA)が公表したもの。この中で、1)資金使途、2)プロジェクトの評価及び選定プロセス、3)調達資金の管理、4)投資家への報告、の4項目についての適切な対応が求められている他、第三者機関による認証等の取得を推奨している。
東京環境サポーター債発行にあたって選択した事業に加え、公営企業の事業にもその範囲を拡大するとともに、都の環境施策を先進的・加速的に推進していく事業を新規に選定する。
(主な充当予定事業)
区分 | 事業名 | グリーンボンド対象事業 | |
---|---|---|---|
環境サポーター債 対象事業 |
新規対象事業 | ||
東京2020大会を契機とした環境対策 | 競技施設の環境対策 | ○ | |
都道の遮熱性・保水性舗装 | ○ | ||
スマートエネルギー都市づくり | 都有施設の改築・改修 | ○ | |
都有施設・道路の照明のLED化 | ○ | ||
都有施設のZEB※4化推進 | ○ | ||
上下水道施設の省エネ化 | ○ | ||
環境にやさしい都営バスの導入 | ○ | ||
クール・クリーンで快適な都市づくり | 公園の整備 | ○ | |
合流式下水道の改善 | ○ | ||
水再生センターでの高度処理 | ○ | ||
気候変動の影響への適応 | 中小河川の整備 | ○ | |
高潮防御施設の整備 | ○ |
※4 Net Zero Energy Building の略称。建築物における一次エネルギー消費量を、省エネルギー性能向上や再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間消費量が正味でゼロまたはおおむねゼロとなる建築物
問い合わせ先 財務局主計部公債課 |
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