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報道発表資料  2017年09月01日  総務局

平成28年度 東京都特別区普通会計決算の概要

1 総括

  • 平成28年度の特別区の決算規模は、前年度に比べて歳入は2.2%の増、歳出は2.8%の増となり、歳入、歳出ともに6年連続で増となった(表1)。
  • 決算収支では、実質収支が11.1%減の1,125億48百万円となり、昭和53年度以降39年連続して全団体黒字となった(表1)。
  • 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、扶助費の増加などにより、1.5ポイント増の79.3%となった(表2)。
  • 将来にわたる財政負担は、積立金現在高が8.6%増加したことなどにより、前年度に引き続き、減少している(表3)。
  • 特別区の歳入構造は、景気変動の影響を受けやすいことに加え、平成30年度税制改正に向け、国が地方消費税の清算基準の見直しの検討を開始するなど、特別区の財源が減少する可能性をはらんでおり、今後もこうした減収リスクに留意する必要がある。
  • また、少子高齢化対策や公共施設等の老朽化対策に係る経費などは増加が見込まれており、特別区の財政状況は厳しさを増していくものと考えられる。
  • このような状況下において、特別区が直面する行政課題に的確に対応し、安定的な行政サービスを実施していくため、引き続き、財政基盤の強化や行財政改革に取り組むとともに、計画的な財政運営を行うことが求められている。

(表1)決算規模及び収支

(単位:百万円、%)
区分 平成28年度 平成27年度 増(-)減額 増(-)減率
歳入総額 3,728,107 3,647,001 81,105 2.2
歳出総額 3,602,555 3,504,316 98,238 2.8
実質収支 112,548 126,619 -14,071 -11.1

(表2)財政指標の状況

(単位:%)
区分 平成28年度 平成27年度 対前年度比較
実質収支比率 5.0 5.7 -0.7
経常収支比率 79.3 77.8 1.5

(注)各比率は、特別区の加重平均である。

(表3)将来にわたる財政負担の状況

(単位:百万円、%)
区分 平成28年度 平成27年度 増(-)減額 増(-)減率
地方債現在高 A 514,771 514,399 372 0.1
債務負担行為翌年度
以降支出予定額 B
437,639 456,081 -18,442 -4.0
積立金現在高 C 1,744,844 1,606,353 138,491 8.6
将来にわたる財政負担
A+B-C
-792,434 -635,873 -156,560 -24.6
対標準財政規模比 -34.9 -28.6 - -

 

※本内容は、総務省の「地方財政状況調査」による調査結果を基に都が作成したものである。
※各表の計数は、原則として表示単位未満を四捨五入し、端数整理をしていないため、合計額等と一致しない場合がある。
※各表の「増(-)減額」「増(-)減率」「構成比」の数値は、千円単位の決算数値を基に算出したものである。

※別添 平成28年度東京都特別区普通会計決算の概要(PDF:551KB)

問い合わせ先
総務局行政部区政課
電話 03-5388-2426

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