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2017年10月12日
建設局
東京都では、呑川流域の洪水対策、耐震対策を一層強化するため、河川整備計画を策定しました。
この河川整備計画は、水害から都民の命と暮らしを守るとともに、良好な河川空間を創出するため、今後東京都が取り組んでいく治水や環境に関する事項について、地域の皆様や学識経験者及び流域の自治体から頂いた意見を反映させて策定したものです。今後は、本計画に基づき、安全な川づくりを進めるとともに、河川環境の向上と保全に努めていきます。
近年の豪雨の増加や、それに伴う水害の発生状況を踏まえて策定した「中小河川における都の整備方針」(平成24年11月)に基づき、目標整備水準をこれまでの時間最大50ミリ降雨から区部では時間最大75ミリ降雨(年超過確率20分の1)に引き上げました。
整備方法については、時間50ミリ降雨までは河道(かどう)整備により洪水を安全に流すことを基本とし、それに調節池を組み合わせて、地域の状況に応じた効果的な対策を実施していきます。
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対策強化のイメージ |
想定される最大級の地震に対応するため、防潮堤の耐震対策を実施します。
呑川は、世田谷区新町地先を源として、九品仏川(くほんぶつかわ)と合流し、東南に流れて東京湾に注ぐ河川延長約14.4キロメートルの二級河川です。
呑川流域では、時間最大75ミリの降雨に対応するため、河床掘削による河道整備とともに、新たな調節池の整備を行っていきます。また、関係機関と協力し、水質や景観等に配慮して河川環境の向上を図ってまいります。
高潮事業区間の防潮堤においては、補強コンクリートや河床の地盤改良等により、耐震性を確保していきます。
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呑川流域概要図 |
「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「セーフ シティ 政策の柱3 豪雨・土砂災害対策」
問い合わせ先 建設局河川部計画課 電話 03-5320-5414 |
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