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2017年11月29日
建設局, (公財)東京都公園協会
旧古河庭園は完成して100年の時を迎えます。幾多の震災、戦災、社会の動乱を乗り越え、創建当時の佇まいを今に伝えており、現在は和と洋が調和する大正の名園として国の指定を受け、皆様に愛されてきました。
2018年(平成30年)4月~12月の間、関係する様々な方々の協力を得て、旧古河庭園100年記念事業を実施いたします。
当園の近くには様々な歴史的遺産、文化的拠点が色濃く点在しています。
古河虎之助がこの古河邸を構えた当時、飛鳥山には渋沢栄一が暮らし、田端では芥川龍之介などの文士や芸術家が活躍し、文士村と称されていました。
様々な方々と共に旧古河庭園100年記念事業を多角的・多面的・多層的に展開することで、このエリアで100年前に花開いた邸宅庭園文化、芸術、時代の空気、背景を広く一般の方々に感じていただけるような事業として開催してまいります。
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旧古河庭園 |
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北区飛鳥山博物館 | 滝野川文化センター | 田端文士村記念館 | 渋沢史料館 |
平成30年4月1日(日曜日)~平成30年12月28日(金曜日)
※時間延長および休園の場合あり
旧古河庭園を中心とした王子駅から田端駅間のエリア
100年前に息づいた、和と洋の調和を共に感じ繋げていく。
北区教育委員会事務局 北区飛鳥山博物館
公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
公益財団法人北区文化振興財団 田端文士村記念館
北区教育委員会事務局 生涯学習・学校地域連携課 北区立滝野川文化センター
北区政策経営部広報課
北区地域振興部産業振興課
一般社団法人東京北区観光協会
公益財団法人大谷美術館
自由学園明日館
東京都北区西ケ原東地区自治会連合会「名探偵★浅見光彦の住む街」実行委員会
全国1級造園施工管理技士の会
蓬田バラの香り研究所株式会社
学生俥屋
北区滝野川小学校
NPO法人 西ケ原ローズページェント
西ケ原フラワーロード会
旧古河庭園ボランティアガイドの会
北区飛鳥山博物館は、「大地・水・人」という基本コンセプトをもとに、北区の自然・歴史・文化を紹介しています。常設展示では、復元された豊島郡衙の「正倉」をはじめ、14のテーマ展示で構成され、北区3万年の歴史をたどることができます。
実業家・渋沢栄一(1840~1931)の事績と思想並びに栄一の生きた時代に関する資料を収集、保存、調査研究、展示し、これに関連する種々の事業を行っています。隣接する旧渋沢庭園は、渋沢邸跡の一部で、そこに現存する大正建築「晩香廬(ばんこうろ)」「青淵文庫(せいえんぶんこ)」(共に重要文化財)の保存・管理、公開事業も行っています。
田端は明治の中期以降、小杉放庵、板谷波山といった芸術家や芥川龍之介、室生犀星、萩原朔太郎、菊池寛といった文士が集い、「文士芸術家村」を形成していました。しかし、第二次世界大戦の戦火を受け当時の面影はなくなりました。北区文化振興財団は、田端にゆかりのある文士芸術家を紹介し、地域文化の振興に努めるために、平成5年に田端文士村記念館を設置しました。田端文士村記念館は、関係資料の収集・保存・展示のほか、文士芸術家の居住地跡を散策する「田端ひととき散歩」、講演会、団体案内等の事業を行っています。
大谷美術館は旧古河庭園内にある旧古河邸「洋館」と、茶室茶庭等の歴史的建造物の保存、管理運営と日本文化、建築、芸術、美術の調査研究、教育体験活動を主な事業としています。特に文化財として指定を受けている、日本の近代西洋建築の祖であるジョサイア・コンドル博士の最晩年作といわれる洋館は、公開事業として広く皆様方に開示しております。コンドル博士の作庭したバラの洋風庭園と、京都の有名な庭師・小川治兵衛が作庭した日本庭園。この和と洋の調和した景色は来園者に親しまれています。
区民のみなさんが、生きがいのある生活と心豊かな地域社会の創造をめざして、生涯にわたる計画的・持続的な文化・学習活動ができるよう支援しています。サークルやグループの学習・文化活動の場としてご利用いただくとともに各種の講座やイベントを開催しています。
北区の新しい価値をInnovativeに創造します。
様々な歴史、文化、エンターテイメントを持つ東京都北区を、これまでにない独自の視点から捉え発信し、多くの人に北区の魅力をPRしていきます。
※以上のイベントおよびその他の企画の詳細や申し込み方法等は旧古河庭園ホームページ等でお知らせいたします。
※上記以外にも、今後様々な企画が追加される予定です。これらの情報についても随時旧古河庭園ホームページ等でお知らせいたします。
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旧古河庭園100年記念事業ロゴ |
当園は武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
この場所はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河財閥の養子になったのち、古河家の所有となりました。
ジョサイア・コンドル設計の洋館と洋風庭園、京都の庭師植治こと小川治兵衛が作庭した日本庭園が現存しています。
数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例となっています。
また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない事例として重要であることから、平成18年1月26日に国の名勝指定を受けました。
問い合わせ先 (公財)東京都公園協会総務課 電話 03-3232-3038 建設局公園緑地部管理課 電話 03-5320-5365 |
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