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2017年12月25日
生活文化局
東京都の水道水が美味しいというPRをテレビで見ました。すばらしいと思います。先人の努力に感謝します。
しかし、ペットボトルの東京水を使ったPRは問題があります。一時的には効果的な手段かもしれませんが、東京がとるべき戦略を以下のとおり提案します。
日本人として2020年に向けて、誇りに思えるプロジェクトになると思います。
このたびは、都の水道水に関心をお持ちいただき、ありがとうございます。また、水道技術を活用した戦略について御提案いただき、ありがとうございます。
まず、国際展開について、都の取組を御説明します。
水道は、どこの国においても、住民生活や都市活動に欠くことのできない基幹ライフラインです。そのため、水道局では、アジアの諸都市を中心に寄せられる多くの要請に応じ、訪日研修の受入や現地への講師派遣を行い、これまで培ってきた技術やノウハウを提供しているほか、近年では、政府開発援助(ODA)を活用し、現地での技術協力やインフラ整備を進めています。
こうした取組により、途上国の水道事情の改善に貢献しています。
一方、欧米の先進国地域では、自国の企業や水道事業体が安定的に事業を運営しており、水道局による技術提供へのニーズが少ない状況にあります。そのため、現時点では、先進国に対するビジネスとしての技術提供は行っていませんが、水道に関する国際会議等において、先進的な取組を行っている都市等と最新の知見の共有を図っています。
今後とも、諸外国からの要請に応じ、水道局の持つ技術やノウハウを活かした国際展開を行って参ります。
なお、ペットボトル「東京水」は、ペットボトルに詰めた水道水の販売を目的としているのではなく、高度浄水を手軽に飲んでいただくことで、東京の水道水の安全性やおいしさを実感し、蛇口から水を飲むことを習慣化していただきたいという目的で製造しております。
今後とも都の水道事業に御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(水道局)
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