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報道発表資料  2018年01月09日  福祉保健局

食中毒の発生について
世田谷区内の大学の学生食堂で調理し提供された食事で発生した食中毒

探知

平成29年12月23日(土曜日)午前10時00分、港区内の医療機関から世田谷区世田谷保健所に、「12月20日(水曜日)から22日(金曜日)まで世田谷区内の大学の研修施設に宿泊した高校生6名が、22日(金曜日)の夕方から食中毒様症状を呈し、当院を受診している。」との連絡があった。

調査結果

世田谷区世田谷保健所は、感染症と食中毒の両面から調査を実施した。

  • 当該研修施設では食事の提供はなく、滞在中の食事(12月20日(水曜日)の夕食から22日(金曜日)の昼食まで)は全て大学内の学生食堂で提供されていた。
  • 学生食堂は、一般学生への昼食と研修施設の宿泊者だけでなく、大学寮の寮生の朝食及び夕食も提供していた。
  • 患者は、同じ期間に当該研修施設に宿泊した高校2校の生徒と、大学寮2寮の寮生から発生していた。
  • 患者全員に共通する行動はなく、患者全員に共通する食事は当該学生食堂が調理し提供した食事以外になかった。
  • 患者27名のふん便、調理従事者1名のふん便から、ノロウイルスを検出した。

決定

本日、世田谷区世田谷保健所は、以下の理由により、本件を当該学生食堂が調理し提供した食事を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は、当該学生食堂が調理し提供した食事の他にはない。
  • 患者27名のふん便からノロウイルスを検出し、患者の症状が同ウイルスによるものと一致していた。
  • 調理従事者1名のふん便から、ノロウイルスを検出した。
  • 当該学生食堂及び研修施設において、おう吐があった等の感染症を疑う情報がない。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該学生食堂の営業者は平成30年1月5日(金曜日)から営業を自粛しており、世田谷区は、本日から3日間の営業停止等の処分を行った。

発症関係 発症日時 12月22日午後3時00分から25日午前1時00分まで
症状 吐き気、おう吐、発熱、下痢等
発症場所 寮、研修施設等
患者数
(1月4日現在)

患者45名
女:45名(15~21歳)
(内訳)

  • グループA 患者数9名
    女:9名(15~18歳)
  • グループB 患者数11名
    女:11名(16~18歳)
  • グループC 患者数10名
    女:10名(18~21歳)
  • グループD 患者数15名
    女:15名(18~20歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 13か所24名(男0名、女24名)
原因食品 平成29年12月21日(木曜日)夕食に提供された食事(推定)
病因物質 ノロウイルス
原因施設

屋号 ●●●●
業種 飲食店営業
営業者 ●●●●
代表者 ●●●●
営業所所在地 東京都世田谷区●●●●
本社所在地 東京都文京区●●●●
法人番号 ●●●●
連絡先電話番号 ●●●●

[備考]

メニュー 12月21日(木曜日)
(夕食)ハヤシライス、水餃子春雨、ロコモコ、コールスロー、付け合せ野菜、じゃこもやし炒め、味噌汁、ご飯、オレンジゼリー
検査関係1月5日
午後2時00分現在
検査実施機関:東京都健康安全研究センター等
患者ふん便:32検体(27検体からノロウイルス検出)
従事者ふん便:16検体(1検体からノロウイルス検出)
拭き取り検体:9検体(1検体からノロウイルス検出)
食品:12検体ノロウイルス陰性

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~1月8日まで 0件 0名 0名
(昨年同期) (5件) (96名) (0名)
本年1月中(8日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (5件) (96名) (0名)
※別紙ノロウィルスとは(PDF:146KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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