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報道発表資料  2018年07月12日  福祉保健局

[参考]

結核について

都の結核の発生状況(平成28年)

  • 新登録患者数
    2,340人
  • り患率【注】
    17.2(全国2位)
    【注】り患率:人口10万人当たりの患者数
  • 死亡者数
    212人

結核の症状

咳・たん、胸痛などの呼吸器症状に加え、発熱(微熱)、体重減少、寝汗、強いだるさなどがあり、症状が長く続く場合には注意が必要である。

結核の感染経路

空気感染する病気。通常は菌が肺の末端(肺胞)に入ったときのみ感染し、衣服や皮膚、水、食べ物からは感染しない。

結核の感染と発病の違い

感染

結核菌が体内に入っているものの何の症状も示していない状態。他人に感染を広げる可能性はなく、各種検査でも異常はない。少ない量の抗結核薬を内服することで発病を抑えることができる。なお、感染したもののうち、発病するのは約10-20%で通常6か月から24か月の間に多いとされる。

発病

結核菌が体内で増殖し、身体に何らかの異常や症状を引き起こす状態。菌が少ない初期には感染性はないが、病状が進行すると咳やたんの中に菌が大量に排出され(排菌)、感染拡大につながる。

接触者健診

患者が発生したときその接触者に対して、感染や発病の有無を調べるために実施する検査。
通常は接触状況に応じたグループ分けをし、接触度の高いものから順に検査を行う。
なお、検査には以下のものがある。

  • 発病の有無を調べる検査:胸部エックス線検査など
  • 感染を確認する検査:IGRA(血液)検査、ツベルクリン反応検査など

集団感染

国への報告が必要となる集団感染事例においては、集団感染とは、同一の感染源が2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。但し発病者1人は6人に感染したものとする。

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