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報道発表資料  2018年08月27日  生活文化局

学校・首都大学・私学

都立高校部活動の地域との連携を

安全にスポーツができる場所には、数に限りがあります。
私たちは、高校生と中学生の連携を考えた新たな部活動に取り組んでいます。
部活動の見直しが言われている中、ある都立高校のサッカー部では、地域のスポーツクラブの中学生を対象に高校生の部活動を実際に体験する機会を設けています。
この交流により、地域のスポーツクラブの中から、都立高校への進学を希望する子供たちが増えました。また、高校生を憧れの存在とする子供も少なくありません。保護者からも大変感謝されております。
中高の垣根を取り除き、地域の多世代の交流の機会や交流の場の提供をしていただけると有り難いです。

取組

このたびは、都立高等学校の部活動に対する御意見をいただき、ありがとうございます。
都立高校生と中学生の部活動における連携について、都の取組を御説明します。
部活動は、学校教育の一環として行われており、中学校と高等学校において、各学校の教育課程との関連を図りながら実施しています。
都立高等学校が、中学生を対象として体験入部を実施するなど、部活動において、中学校と高等学校が生徒の発達段階を踏まえながら連携して取り組んでいます。
今後とも、都立高等学校における部活動について御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(教育庁)

都立学校における具体的な熱中症対策を都教育委員会主導で

記録的な猛暑が続いています。
今日、都立大泉桜高校で生徒25人が熱中症の症状を訴え、10人が病院に搬送されたというニュースがありました。昨年度も都立学校では、特別支援学校の部活動で炎天下を走らされた生徒が意識不明になるという痛ましい事案がありました。
教育委員会はその都度、注意喚起を行っていると言いますが、実効性のない取組みをしているから、同じような事案が再発するのではないでしょうか。
学校ごとの取組みに任せるのではなく、WBGT(暑さ指数)を計測できる測定装置を全校に配備するとか、活動を中止する基準値を定めるとか、具体的な対策を都教育委員会主導で行うべきです。犠牲者が出ないうちに、迅速な対応をお願いいたします。

都立学校の暑さ対策は教育委員会の強い命令で

私の子供は都立高校に通っています。
ここ数年、温暖化の影響でしょうか体温以上の暑さが続いています。
スポーツや外出は控えてくださいとニュースで度々拝見しますが、注意喚起のみで終わっています。
子供たちは、部活動や体育などでスポーツを通常通りにこなしていますが、命の危険があると思います。
「35度を超えたら部活動停止」などの強い命令が必要だと思います。
教育委員会で早く決定しないと、命に関わることになると思います。
是非とも対策をお願いします。

都立高校の体育館・武道場には扇風機を

学校の熱中症対策と言えば、校庭など外の活動ばかり重視していますが、近年の高温気候では体育館や武道場の屋内での活動も危険になっています。
私の二人の子供は、それぞれ違う都立高校に在学していますが、学校によって熱中症対応に差があることを知りました。どの都立高校にも体育館や武道場に大型扇風機が配置されていると思ったら、学校によっては、ないところがあるようです。放課後は涼しい部屋は職員室のみで、生徒が暑さを回避する部屋もありません。これでは、事故が起こってからでは遅いです。
夏休み中の活動も心配です。学校任せにせずに、都教育委員会で扇風機の配備を早急にお願いいたします。

取組

このたびは、熱中症に対する御意見をいただき、ありがとうございます。熱中症の事故防止の取組について、御説明します。
熱中症の事故防止については、子供の安全確保に万全の対策を講じるよう継続して指導を行っております。
例えば、気象庁の高温注意情報が発せられた当該地域・時間帯においては、屋外の活動を原則として行わないようにする等適切に対応することや、大会が予定されている場合は、大会の延期や見直し等の柔軟な対応を行うこと、屋内の活動においては、それほど高くない気温でも湿度等の条件に留意することです。
広域での大会等でやむを得ない事情により開催する場合には、こまめな水分・塩分の補給や休憩時間の確保、観戦者の軽装や着帽等の健康管理、また、熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期の水分・塩分の補給や体温の冷却、病院への搬送等、適切な対応を徹底しています。
また、事故防止に向けた学校環境の整備としては、各学校の施設の状況や活動の内容に合わせ、必要性を判断し、暑さ指数測定装置や扇風機等の配備をしております。学校から配備の要望を受けた際は、必要性等を総合的に判断の上、予算の追加配付等の対応をして参ります。
今後も、熱中症事故防止に必要な知識の理解及び事故防止のための適切な措置を講ずるよう指導の徹底を図って参ります。
(教育庁)

首都大学東京における空調の制限に対処を

私は、首都大学東京に所属する学生です。
昨今、都市の気温が上昇していく中、熱中症対策の重要性が指摘されています。
しかし、首都大学東京では空調設備を含む電気設備に使用可能な電力に上限が定められており、特に夏季において十分に空調が機能しない事態が多く見られます。
7月以降はほぼ毎日、最も気温の高い12時00分から17時00分の間に空調設備の制限運用が行われています。
特に、隣の人と肩が接するような教室において、空調の制限による室温上昇は体調不良に直結する上、集中力の低下を招きます。
本日は午前10時の段階で既に、空調の制限を呼び掛けるアナウンスがされました。
教育面、健康面で緊急の課題である上記の問題を、対処していただけないでしょうか。

説明

首都大学東京における空調運転について御不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありません。
首都大学東京は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)や都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)により、毎年度、エネルギー消費量やCO2排出量の低減が課されています。公立の大学として、これらの低減目標が未達成とならないよう、教育研究環境に配慮をしながら省エネに努めています。
しかしながら、例年にない暑さが連日続くような今年の状況に鑑み、7月20日から、電力使用制限値内に収めるための空調制限を見合わせています。
こうした対応など、首都大学東京を設置・管理する公立大学法人首都大学東京としては、いただいた御意見等を参考にし、教育研究環境や学生等の体調面への配慮と省エネ目標とのバランスをとりながら、大学運営に努めていくとのことです。
都としても、引き続き公立大学法人の運営に必要な支援を行って参りますので、御理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
(総務局)

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