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報道発表資料  2019年05月16日  建設局

渋谷川・古川、海老取川の河川整備計画を改定
都民の命と暮らしを守る、より安全な河川を目指して

東京都では、渋谷川・古川の洪水対策を一層強化するため、また海老取川右岸では、羽田空港跡地のまちづくりの進捗に合わせ高潮対策を実施するため、それぞれ河川整備計画を改定しました。
これらの河川整備計画は、水害から都民の命と暮らしを守るとともに、良好な河川空間を創出するため、今後東京都が取り組んでいく治水や環境に関する事項について、地域の皆様や学識経験者及び流域の自治体から頂いた意見を反映させて策定したものです。
今後は、本計画に基づき、安全な川づくりを進めるとともに、河川環境の向上と保全に努めていきます。

改定の主なポイント

渋谷川・古川河川整備計画

<洪水対策の強化>
近年の豪雨の増加や、それに伴う水害の発生状況を踏まえて策定した「中小河川における都の整備方針」(平成24年11月)に基づき、目標整備水準をこれまでの時間最大50ミリ降雨から区部では時間最大75ミリ降雨(年超過確率20分の1)に引き上げました。
整備については、時間50ミリまでの洪水を安全に流すための河道整備とともに、50ミリを超える部分に対応する新たな調節池の整備を位置付けています。

対策の概要図

洪水対策のイメージ

多摩川水系海老取川河川整備計画

<高潮対策の推進>
羽田空港跡地では、大田区が「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」に着手し、まちづくりの整備・運営事業者が決定されるなど、現在、まちづくりが進められています。
そのため、海老取川右岸(東側)の穴守橋から多摩川にかけて、高潮や地震に対する安全性を確保する必要性から、跡地まちづくりと一体となった新たな防潮堤の整備を目指します。

航空写真

羽田空港跡地と新規整備区間

渋谷川・古川、海老取川の概要

東京都の地図

東京都河川図

渋谷川・古川

古川水系の渋谷川・古川はJR渋谷駅前の新渋谷橋を上流端とし、渋谷区、港区内を流下して東京湾に注ぐ二級河川です。流域面積は22.8平方キロメートル、河川延長は6.8キロメートルであり、渋谷区と港区の区界である天現寺橋を境に、上流2.4キロメートルが渋谷川、下流4.4キロメートルが古川と呼ばれています。

海老取川

海老取川は、東京都南部の大田区に位置し、多摩川から分派して海老取運河に接続するまでの、流路延長1.04キロメートルの一級河川です。全川が潮汐に応じて水位が変動する感潮河川であり、港湾区域と河川区域が重複する共管区域となっています。

※渋谷川・古川の改定前の河川整備計画は、平成20年10月、海老取川の改定前の河川整備計画は、平成27年4月に策定しています。

河川整備計画の閲覧について

  • 建設局ホームページ
  • 建設局河川部 川の相談コーナー 東京都庁第二本庁舎6階
  • 河川及び流域を所管する建設事務所
    渋谷川・古川:第一建設事務所、第二建設事務所、第三建設事務所
    海老取川:第二建設事務所

「2020年に向けた実行プラン」事業
本件は、「2020年に向けた実行プラン」に係る事業です。
「セーフ シティ 政策の柱3 豪雨・土砂災害対策」

問い合わせ先
(渋谷川・古川)
建設局河川部計画課
電話 03-5320-5414
(海老取川)
建設局河川部計画課
電話 03-5320-5415

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