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報道発表資料  2019年06月27日  生活文化局

観光

宿泊施設のバリアフリー化

私は海外に住んでいますが、東京2020オリンピック・パラリンピックに身体障害者の夫と行く予定です。そこでバリアフリーのホテルを探していますが、対応する部屋があるホテルは数少なく、そのようなホテルもバリアフリーの部屋は一部屋だけでした。
東京2020大会に向けて、そのような部屋が必要な人たちが大勢来ると思うのですが、都としてはどのような計画を立てていますか。もしバリアフリーのホテルを計画していましたら、情報を教えてもらえますか。
また、交通移動に関しても身体障害者の人たちにどのような対策を考えているのか教えてください。

説明

このたびは、宿泊施設及び交通移動に関する都のバリアフリー施策について御意見をいただき、ありがとうございます。
まず、車椅子使用者が円滑に利用できる客室「車椅子使用者用客室」については、国土交通省の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」施行令第15条で、車椅子使用者用客室の設置数は、一定規模以上のホテルには、一室以上の設置が義務付けられていましたが、昨年10月に改正され、総客室数の1%の設置が義務付けられました。
そのほか、車椅子使用者用客室以外の客室についても、東京都の「高齢者、障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例(建築物バリアフリー条例)」を改正し、東京2020大会と今後の超高齢社会の進展等を見据え、段差の解消や出入口の幅等に最低限の基準を設け、車椅子を使用する方をはじめ、多くの人が利用しやすい宿泊環境を整えました。
また、バリアフリー化に積極的に取り組む宿泊事業者に対して施設の改修等にかかる経費を助成するとともに、アドバイザーの派遣等も実施しております。
なお、バリアフリー化に取り組んでいるホテルなどの情報については、ポータルサイト「とうきょうユニバーサルデザインナビ」(外部サイトへリンク)でも紹介していますので、御覧ください。
次に、鉄道駅のバリアフリー化について、都の取組を御説明します。
都は、駅のバリアフリー化を推進するため、国や地元区市町と連携しまして、鉄道事業者によるエレベーター設置を支援しております。さらに、平成27年度より東京2020大会の開催に向け、競技会場周辺駅等を対象とし、エレベーターの増設や大型化の取組に対する補助を実施しています。
引き続き、関係者と連携を図りながら、駅のバリアフリー化に取り組んで参ります。
今後とも東京都のバリアフリー施策に御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(都市整備局、福祉保健局、産業労働局)

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