2019年07月25日　 生活文化局

文化

「歴史と文化の散歩道」の案内板を保存公開して

経年劣化のため、都内の「歴史と文化の散歩道」案内板を撤去すると新聞記事が出ていました。
新しい地図では、古い東京がどのようになっていたか分からなくなります。撤去はやむを得ないものの、歴史的な価値のあるものなので資料館等で保存公開を検討してほしいです。

取組

このたびは、「歴史と文化の散歩道」事業の案内板の撤去に関して御意見をいただき、ありがとうございます。
「歴史と文化の散歩道」事業については、都が都道や都立公園に設置した案内板や標識について、盤面の滅失・摩耗等の劣化や、周辺環境の変化による表示内容の齟齬が拡大していることなどから、都として事業を終了し、原則撤去を進めているところです。なお、希望する区市に対しては維持・保存のため、移管に必要な手続きの調整を行っています。
都がこれまで、「歴史と文化の散歩道」の広報物として作成したパンフレットやガイドブックは絶版になっていますが、都庁の都民情報ルームや東京都江戸東京博物館の図書室などで閲覧することができます。
それ以外にも、都民の皆さまが簡便に「歴史と文化の散歩道」で設定されていたコースを参照できるよう、ガイドブックの一部をホームページなどで見ていただける方策を検討していく予定です。
今後とも、都の文化行政に御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
（生活文化局）