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報道発表資料  2019年08月09日  生活文化局

令和元年度 名誉都民候補者

赤松良子(あかまつりょうこ)氏

昭和4年8月24日生(90歳 港区在住)
(公財)日本ユニセフ協会会長
(一財)WIN WIN代表理事

※年齢は令和元年10月1日現在

赤松氏の写真

経歴

昭和4年 大阪府生まれ
昭和28年 労働省に入省
昭和54年 国際連合日本政府代表部公使
昭和59年 労働省婦人局初代局長
昭和61年 駐ウルグアイ東方共和国特命全権大使
平成元年 財団法人女性職業財団(現公益財団法人21世紀職業財団)会長
平成5年 文部大臣
平成9年 赤松良子賞を創設
平成11年 WIN WIN(現一般財団法人WIN WIN)代表
平成15年 旭日大綬(じゅ)章
平成20年 財団法人日本ユニセフ協会(現公益財団法人日本ユニセフ協会)会長
平成24年 クオータ制を推進する会が発足、会長に就任
平成26年 赤松政経塾を創設

顕彰事由

氏は、女性の社会的地位の向上を目指し、男女雇用機会均等法の成立に中心となって尽力するなど、長きにわたり社会の改革を推し進めている。
女性の社会進出の先駆者として、後進への支援を惜しまず、高い志を持ち、積極的に前進し続けるその姿は、人々に希望や活力を与え、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。

候補者のコメント

17歳の時、東京にあこがれて上京、以来70年以上。何も貢献できませんでしたのに、名誉都民にご推挙頂き、まことに有難う存じます。間もなく卒寿を迎えますが、「90歳何がめでたい」と思っておりましたところ、すばらしいお祝いを頂くことになり、何より母に報告したいと思いましたが、半世紀も前にあの世へいっています。でも、若い友人達がきっと喜んでくれると思い、とても幸せな気持ちが致します。

さいとう・たかを氏(本名:齊藤隆夫(さいとうたかお))

昭和11年11月3日生(82歳 中野区在住)
劇画家

※年齢は令和元年10月1日現在

さいとう氏の写真

経歴

昭和11年 和歌山県生まれ
昭和30年 『空気男爵』で漫画界デビュー
昭和34年 劇画工房を結成
昭和35年 さいとう・プロダクション設立
昭和43年 『ゴルゴ13』の連載を開始
昭和50年 第21回小学館漫画賞
平成14年 第31回日本漫画家協会賞大賞
平成15年 紫綬(じゅ)褒章
平成16年 第50回小学館漫画賞審査委員特別賞
平成22年 旭日小綬(じゅ)章
平成29年 さいとう・たかを賞を創設
令和元年 手塚治虫文化賞特別賞

顕彰事由

氏は、劇画の分業制を定着させ、長年にわたり多くの作品を描き下ろし、人気を博してきた。氏の作品『ゴルゴ13』は、50年以上にわたり一度も休載することなく、記録的な長期連載作品となっており、世代を越えて多くの読者を魅了し続けている。劇画の先駆者として今もなお活動を続けるその姿は、人々に希望や活力を与え、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。

候補者のコメント

この度は名誉ある章にご推挙頂きまして、誠にありがとうございます。
画業を生業として今年で64年が経ち、東京に籍をおいてから早いもので61年となりました。このように長く続けられましたのも私個人の力によるものではなく、スタッフ、編集者の方々、そして読者の皆様のおかげと感謝しております。
これからも上京した時から絶やしたことがない職人魂を忘れず創作活動を続けて行きたいと思います。ありがとうございました。

三宅一生(みやけいっせい)氏(本名:三宅一生(みやけかずなる))

昭和13年4月22日生(81歳 渋谷区在住)
デザイナー

※年齢は令和元年10月1日現在

三宅氏の写真

経歴

昭和13年 広島県生まれ
昭和45年 有限会社三宅デザイン事務所(現株式会社三宅デザイン事務所)を設立
昭和48年 パリコレクションに初参加
平成5年 ブランド「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」スタート
平成10年 文化功労者
同年 A-POC(エイ・ポック)プロジェクト開始
平成12年 パリ、ニューヨークで開催した「ISSEY MIYAKE Making Things」展を東京都現代美術館で開催
平成16年 財団法人三宅一生デザイン文化財団(現公益財団法人三宅一生デザイン文化財団)設立
平成17年 第17回高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)
平成18年 第22回京都賞(思想・芸術部門)
平成19年 21_21DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)を開設
平成22年 文化勲章
平成28年 「MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事」を国立新美術館で開催
同年 フランス レジオンドヌール勲章コマンドゥール

顕彰事由

氏は、日本を代表するデザイナーであり、コレクションや作品展などを通じて世界中から支持を集め、長年にわたり活躍している。また、「一枚の布」という基本精神の下、自由な発想から研究と実験を重ね、革新の服作りを現実化し続けている姿は、多くの人々を魅了するとともに、広く都民が敬愛し、誇りとするところである。

候補者のコメント

時代は大きな分岐点を迎えています。今、未来へ希望を託すには、「文化」が鍵になると思います。文化は皆でつくり上げるものです。相手を受け入れ対話を重ね、発想し知恵を集め、そうして豊かな創造文化は生まれ、熟成します。平和を求める心はそこに、自ずと育つのでしょう。オリンピック・パラリンピックというチャンスに、東京そしてこの国全体が文化の大事さを見つめ直し、世界へ、戦争のない未来を目指そう、と力強い呼びかけがされることを願っています。東京にはそれを現実へ近づける発信力があり、役割があると思います。名誉都民へのご推挙をたいへん光栄に受け止め、改めて、自覚を深めています。

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