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報道発表資料  2019年11月21日  建設局, (公財)東京動物園協会

多摩動物公園情報
埼玉県こども動物自然公園とニホンコウノトリを交換します

多摩動物公園(園長 渡部浩文)では、このたび埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)との間でニホンコウノトリを交換することになりましたので、お知らせします。

1.交換するニホンコウノトリ

搬出個体

  1. オス(国内血統登録番号 J338)
    2002年4月7日 多摩動物公園生まれ
  2. オス(国内血統登録番号 J356)
    2003年3月17日 多摩動物公園生まれ

ニホンコウノトリの写真1

ニホンコウノトリの写真2

搬出するコウノトリ 左:1.J338、右:2.J356
(撮影日:令和元年6月28日)

搬入個体

  1. オス(国内血統登録番号 J279)
    2000年4月19日 多摩動物公園生まれ
  2. オス(国内血統登録番号 549)
    2016年6月2日 埼玉県こども動物自然公園生まれ

2.移動予定日

令和元年11月27日(水曜日)

3.経緯

多摩動物公園は、コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群および飼育下個体群の維持を目指し、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。当園は、国内の飼育下個体の約3分の1を有し、また、ペアづくりが難しいニホンコウノトリにおいて集団見合い方法で数多くのペアを形成した実績があることから、飼育下個体群の中で新しいペアを形成する役割を担っています。
今回、埼玉県こども動物自然公園にいるオス2羽と、当園のオス2羽を交換することで、埼玉県での繁殖を促進するとともに、今後、園内で新たなペアの形成を目指します。

4.当園での飼育状況(令和元年11月21日現在)

52羽(オス25、メス25、不明2) ※今回搬出する2羽を含みますが、搬入する2羽は含みません。

5.国内の飼育状況(平成30年12月31日現在)

17施設 193羽(オス99、メス94)
資料:ニホンコウノトリ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】

参考

ニホンコウノトリ(コウノトリ目 コウノトリ科)
(ワシントン条約附属書1、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧1B類)、特別天然記念物、東京都ズーストック種)
※「附属書1」「1B類」の正しい表記はローマ数字です。

  • 学名
    Ciconia boyciana
  • 英名
    Oriental white stork
  • 分布
    東アジアの草原や湿地
  • 生態等
    全長約1.2メートル、体重約4キログラム。魚・カエル・ザリガニ・バッタなどを食べます。コウノトリは1回の産卵で2~5個の卵を産み、孵化日数は約30日とされ、孵化してから巣立ちまで約60日かかります。明治時代以前には日本でも普通に見られた鳥ですが、乱獲や農薬など環境の変化により、野生のものは日本から姿を消してしまいました。
    その後、飼育下での繁殖が進み、平成17年から兵庫県が放鳥を開始。平成19年には野外で43年ぶりにヒナが巣立ちし、以後毎年、野外で繁殖しています。
問い合わせ先
(公財)東京動物園協会
多摩動物公園教育普及課
電話 042-591-1611(代表)17時00分まで
建設局公園緑地部管理課
電話 03-5320-5365

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