2020年01月23日
産業労働局
東京都中小企業の景況
令和2年1月調査
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
12月の景況
業況:改善の動きが鈍化
見通し:悪化に転じる
- 12月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-35(前月-36)と改善の動きが鈍化した。今後3か月間(1~3月)の業況見通しDI(当月(12月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-23(前月-20)と悪化に転じた。
- 業種別の業況DIをみると、製造業(-35→-31)は4ポイント増加しやや改善、サービス業(-25→-23)は2ポイント増加しわずかに改善した。小売業(-52→-51)はほぼ横ばい、卸売業(-38→-38)は横ばいで推移した。
- 前年同月比売上高DI(-40→-39)はほぼ横ばいで推移した。卸売業(-45→-42)は3ポイント増加、製造業(-39→-37)は2ポイント増加しともにわずかに改善、小売業(-53→-53)は横ばいで推移、サービス業(-26→-28)は2ポイント減少しわずかに悪化した。
- 業種別の業況見通しDIをみると、サービス業(-13→-20)は7ポイント減少し悪化した。製造業(-21→-23)は2ポイント減少しわずかに悪化、卸売業(-18→-19)はほぼ横ばいで推移した。一方、小売業(-33→-31)は2ポイント増加しわずかに改善した。
業況DI・業況見通しDI(全体)
(季節調整済DI) |
|
[付帯調査]都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況 四半期調査:令和元年第4四半期(10~12月)
※「第4」の正しい表記はローマ数字です。
- 設備投資
やや減少
- 採算状況
ほぼ横ばいで推移
- 資金繰り
ほぼ横ばいで推移
- 雇用人員
再び不足感を強める
概要
- 設備投資
設備投資の動向を後方4四半期移動平均でみると、当期(令和元年10~12月)に設備投資を「実施した」割合は20.2%となり、前期の20.7%からやや減少した。
- 採算状況
当期の採算状況を「黒字」とした企業割合-「赤字」とした企業割合でみると、-3.5(前期-4.1)となり、前期と比べてほぼ横ばいで推移した。
- 資金繰り
当期の資金繰り状況を資金繰りDI(「楽」-「苦しい」)でみると、-15.7(前期-15.9)となり、前期と比べてほぼ横ばいで推移した。
- 雇用人員
当期の雇用状況を雇用人員DI(「不足」-「過剰」)でみると、20.1(前期18.3)となり、再び不足感を強めた。
調査の概要
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局 商工部 調整課
4 回収期間
令和2年1月1日~令和2年1月9日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業数(回答率) 1,268企業(32.7%)
(業種別)
製造業 321企業(28.5%)
卸売業 352企業(40.2%)
小売業 279企業(31.9%)
サービス業 316企業(31.6%)
(規模別)
小規模 544企業(33.4%)
中小規模 251企業(34.4%)
中規模 294企業(39.4%)
大規模 168企業(33.0%)
規模不明 11企業(4.2%)
※全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)
問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639 |