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報道発表資料  2020年05月25日  産業労働局

東京都中小企業の景況
令和2年5月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

4月の景況

業況:2か月連続で大幅に悪化
見通し:先行き懸念一段と強まる

  • 4月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-72(前月-57)と前月に引き続き10ポイントを超える減少となり2か月連続で大幅に悪化した。今後3か月間(5~7月)の業況見通しDI(当月(4月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-73(前月-64)と先行き懸念が一段と強まった。
  • 業種別の業況DIをみると、サービス業(-50→-70)は20ポイント減少し非常に大幅な悪化、卸売業(-57→-75)は18ポイント減少、製造業(-53→-63)は10ポイント減少しともに大幅に悪化、小売業(-75→-82)は7ポイント減少し悪化した。
  • 前年同月比売上高DI(-56→-72)は16ポイント減少し大幅に悪化した。業種別にみると、サービス業(-50→-74)は24ポイント減少、卸売業(-52→-72)は20ポイント減少しともに非常に大幅な悪化、製造業(-55→-66)は11ポイント減少し大幅に悪化した。小売業(-69→-76)は7ポイント減少し悪化した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、サービス業(-57→-74)は17ポイント減少、製造業(-60→-72)は12ポイント減少しともに大幅に悪化、卸売業(-64→-72)は8ポイント減少し悪化した。一方、小売業(-80→-72)は8ポイント増加し改善した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
グラフの画像

付帯調査

都内中小企業の事業資金に関する調査

今後3か月間の資金需要

今後3か月間の資金需要をDI値(「増加する」-「減少する」)でみると、全体では47.0(前回調査15.7)と前回調査に比べて31.3ポイント上昇。

借入金総額の増加見込み(今後1年内)

今後1年内に金融機関からの借入金総額が現在額を上回ることが「ある」と回答した企業は38.9%。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響

経営や事業活動への影響

2020年4月の経営や事業活動への影響を尋ねたところ、全体では「影響あり」が76.3%(前回調査60.0%)と最も高く、「今後影響あり」17.1%(同26.0%)、「影響なし」が4.6%(同9.0%)。

売上高への影響

経営や事業活動への影響で「影響あり」とした企業に、2019年4月と比較した2020年4月の売上高を尋ねたところ、全体では『減少』が93.8%(前回調査93.5%)。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収(毎月)

3 調査機関

産業労働局 商工部 調整課

4 回収期間

令和2年5月1日~令和2年5月12日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,562企業(40.3%)

(業種別)
製造業 431企業(38.3%)
卸売業 395企業(45.1%)
小売業 335企業(38.3%)
サービス業 401企業(40.1%)

(規模別)
小規模 726企業(44.0%)
中小規模 294企業(39.9%)
中規模 323企業(43.4%)
大規模 207企業(41.1%)
規模不明 12企業(5.0%)

全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)

問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639

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