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報道発表資料  2020年05月27日  環境局

6月から9月は「夏季のVOC対策」重点実施期間です!
九都県市で連携して光化学スモッグ等の改善に取り組みます

光化学オキシダントとPM2.5の主要な原因物質のひとつである揮発性有機化合物(VOC)は、工場・事業場や屋外塗装などによるものが都内の排出総量の約7割を占めており、一般家庭においても、自動車やスプレー缶などから排出されています。このため、都は、対策ガイドの配布やVOC対策アドバイザーの派遣などVOC排出削減の取組を進めています。
しかし、夏季は、気温が高く日射量が多いことから、光化学オキシダントが高濃度になりやすく、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。こうした状況を改善するため、都は、九都県市【注】で連携して、夏季のVOC削減に取り組んでいます。今年度は下記の対策に取り組んでまいりますので、お知らせします。
【注】本取組は、九都県市(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市)における夏季のVOC対策の取組として位置づけています。

1 「夏季のVOC対策」の内容

(1) 重点対策期間

令和2年6月から同年9月まで(光化学スモッグ注意報が発令されやすい期間)

(2) VOC排出抑制に向けた取組

1)事業者の皆様に向けて

  • 広報東京都への掲載やホームページによる周知により、有機溶剤取扱工場・事業場等に対してVOCの排出削減対策を呼びかけます。

2)建築塗装、構造物塗装などの発注・施行者の皆様に向けて

  • 業界団体等に、本周知文を送付するほか、ホームページ等により、低VOC塗装の採用や塗装工程の時期を夏季以外に変更する等への取組を呼び掛けます。
    ※詳しくは、ホームページに掲載している「令和2年度東京都環境物品等調達方針(公共工事)」、「東京都VOC対策ガイド〔建築・土木工事編〕」又は「低VOC塗装施工ハンドブック」をご覧ください。
  • 区市町村が発注する橋梁や歩道橋等の塗装について、水性塗料への切替に補助金を支出し支援していきます。
    ホームページ掲載の「区市町村との環境施策の協働に向けて」をご参照ください。

3)都民の皆様に向けて

ホームページや広報東京都、環境局SNS(twitter、facebook)、「身近な低VOC製品の選び方ガイドブック」を通じてVOC削減に関する情報をお知らせしていきます。

  • スプレー缶から噴霧ガスを使用しない霧吹きへ切り替える
  • 日曜大工で使用する塗料を水性塗料にする 等

ガイドブックの画像

2 光化学スモッグ注意報等の発令やPM2.5に関する情報提供

(参考情報)光化学スモッグ注意報の発令状況(下図)

  • 都内では、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。2019年度の注意報発令日数は、都内全域で7日でした。
    (発令基準:オキシダント濃度0.12ppm以上)
  • 10年間の発令日数の平均は10日です。

都内の光化学スモッグ注意報の発令状況の画像

東京都環境基本計画事業
「東京都環境基本計画」では、以下の目標を掲げています。
2024年度までに、PM2.5の環境基準達成率を100%に向上させる。
2020年度までに、光化学スモッグ注意報の発令日数をゼロにする。
2030年度までに、全ての測定局における光化学オキシダント濃度を0.07ppm以下とする。

※別添 九都県市報道発表(PDF:473KB)

問い合わせ先
環境局環境改善部計画課
電話 03-5388-3481

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