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報道発表資料  2020年06月22日  産業労働局

東京都中小企業の景況
令和2年6月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

5月の景況

業況:4か月ぶりに上向く
見通し:回復期待高まる

  • 5月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-69(前月-72)と4か月ぶりに上向いた。今後3か月間(6~8月)の業況見通しDI(当月(5月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-51(前月-73)と回復期待が高まった。
  • 業種別の業況DIをみると、小売業(-82→-72)は10ポイント増加し大幅に改善した。サービス業(-70→-64)は6ポイント増加し改善、卸売業(-75→-71)は4ポイント増加しやや改善した。一方、製造業(-63→-68)は5ポイント減少しやや悪化した。
  • 前年同月比売上高DI(-72→-75)は3ポイント減少しわずかに悪化した。業種別にみると、製造業(-66→-75)と卸売業(-72→-81)はともに9ポイント減少し悪化した。一方、小売業(-76→-73)は3ポイント増加、サービス業(-74→-72)は2ポイント増加しともにわずかに改善した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、サービス業(-74→-45)は29ポイント増加、小売業(-72→-49)は23ポイント増加、卸売業(-72→-51)は21ポイント増加しそれぞれ非常に大幅な改善、製造業(-72→-59)は13ポイント増加し大幅に改善した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
グラフの画像

付帯調査

景況調査回答企業の概要(令和2年6月調査)

経営に直接的に影響を与える要因

経営に直接的に影響を与える要因(複数回答)は、「得意先の動向」(70.2%)、「個人消費」(40.7%)、「景気対策」(24.3%)、「原材料価格」(18.3%)、「販売・受注価格」(18.3%)、「仕入先の動向」(17.6%)。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう事業活動等への影響(令和2年6月調査)

経営や事業活動への影響

2020年5月の経営や事業活動への影響を尋ねたところ、全体では「影響あり」が83.6%(前回調査76.3%)、「今後影響あり」10.4%(同17.1%)、「影響なし」4.9%(同4.6%)。

売上高への影響

経営や事業活動への影響で「影響あり」とした企業に、2019年5月と比較した2020年5月の売上高を尋ねたところ、全体では『減少』が94.7%(前回調査93.8%)を占めた。『減少』の内訳をみると、「減少(50%以上)」が35.0%(同32.3%)と最も高く、次いで「減少(10~30%未満)」が27.5%(同30.8%)。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収(毎月)

3 調査機関

産業労働局 商工部 調整課

4 回収期間

令和2年6月1日~令和2年6月9日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,582企業(40.8%)

(業種別)
製造業 445企業(39.6%)
卸売業 410企業(46.9%)
小売業 328企業(37.5%)
サービス業 399企業(39.9%)

(規模別)
小規模 709企業(43.1%)
中小規模 321企業(43.2%)
中規模 317企業(43.5%)
大規模 226企業(44.5%)
規模不明 9企業(3.6%)

全文掲載ホームページ(産業労働局ホームページ)

問い合わせ先
産業労働局商工部調整課
電話 03-5320-4639

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