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報道発表資料  2020年06月25日  教育庁

令和2年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について

東京都教育委員会は、令和2年度東京都立高等学校入学者選抜における学力検査(令和2年2月21日実施)を受検した者を対象として調査を実施しました。
この度、この結果がまとまりましたので、お知らせします。

1 目的

  1. 令和2年度東京都立高等学校入学者選抜における学力検査問題の出題の基本方針に基づき東京都教育委員会が作成した学力検査問題(以下「共通問題」という。)を受検した者について、その学力の実態を把握する。
  2. 各教科・各問の正答及び誤答を分析し、その結果を中学校、義務教育学校及び高等学校に提供することで、各学校における教科指導の改善に資する。

2 内容

第一次募集・分割前期募集(令和2年2月21日実施)において、全日制高等学校を志願し、共通問題により学力検査を受検した者について、次の調査を実施した。

  1. 全数調査による教科別の平均点及び得点分布
  2. 抽出調査による各教科の小問・大問正答率

3 結果(概要)

教科 教科別受検者数 教科別実施校数 教科別平均点
国語 34,776人 150校 81.1点 (71.0点)
数学 34,777人 150校 61.1点 (62.3点)
英語 34,547人 149校 54.7点 (54.4点)
社会 38,946人 164校 57.0点 (52.7点)
理科 38,945人 164校 53.4点 (67.1点)

【注】教科別平均点欄の括弧内は、平成31年度入学者選抜学力検査における各教科の平均点である。

グラフの画像

4 指導の改善の視点(概要)

(1)国語

文章中の表現の効果について自分の考えを書いたり発表したりする際に、自分の考えを支える根拠となる段落や部分などに着目する指導を充実させること。また、文章の構造を踏まえて、キーワードやキーセンテンスなどに留意して情報を整理する指導を充実させること。

(2)数学

図形に関する基礎的・基本的な事項を活用したり、それらを組み合わせて考察したりする指導を充実させること。また、目的に応じて、空間図形の一部として平面図形を捉えたり、空間図形を平面図形に帰着させて捉えたりするなどの指導を充実させること。

(3)英語

基礎的・基本的な内容を活用して意思の伝達を行う言語活動や、複数の技能を統合した学習活動をより多く取り入れ、表現方法の定着を図る指導を充実させること。また、まとまった量の文章を用いて物語のあらすじや本文の大切な部分を把握する力を高める指導及び元の文章とは別の表現方法を用いて表現するなど、幅広い表現方法の定着を図る指導を充実させること。

(4)社会

地理的分野においては、世界の地域の諸事情を位置や空間的な広がりで捉え、環境条件や人間の営みなどと関連付けて考察する学習活動を一層充実させること。また、歴史的分野においては、我が国の歴史の流れを、主な出来事や人物等に着目し、各時代の特色を踏まえて理解させる指導を一層充実させること。

(5)理科

実験結果や複数の事物・現象等を関連付けて考察し、表現する学習活動を一層充実させること。また、観察・実験の結果を分析して解釈することに加えて、既習事項に基づき自ら進んで観察・実験の計画を立てることなど、科学的に探究させる指導を充実させること。

問い合わせ先
教育庁都立学校教育部高等学校教育課
電話 03-5320-6745
ファクス 03-5388-1727
Eメール S9000011(at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。
お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。

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