2020年10月27日　 財務局, 病院経営本部, 東京消防庁

都有建築物における免震・制振オイルダンパーの国土交通大臣認定等への不適合について（第六報）

これまでに都有建築物7施設のダンパーについて調査状況および対応について公表してきたところですが、この度、下表のとおり、すべての施設で対応が完了し、安全性の確認ができましたので、お知らせします。

第五報（令和元年6月10日）時点での状況

（本）

施設名 免震／制振 計画数 設置済数 (a+b+c) 受注者等からの報告 (a)適合 (b)不適合 (c)不明 計 都確認済【注1】 都未確認【注2】     1） 東京都庁第一本庁舎 制振 188 150 20 109 ― 21 2） 東京都庁第二本庁舎 制振 110 101 17 72 ― 12 3） 東京アクアティクスセンター 免震 16 16 16 ― ― ― 制振 16 16 16 ― ― ― 4） 有明アリーナ 免震 16 16 16 ― ― ― 5） 都立松沢病院 免震 48 48 ― ― ― 48 6） 東京消防庁芝消防署 免震 4 4 ― ― 4 ― 7） 東京消防庁深川消防署豊洲出張所 免震 4 4 4 ― ― ―

【注1】事案公表を受け、都の立会や第三者機関により性能を確認したもの
【注2】事案公表以前に設置したダンパーで、受注者等から適合と報告のあったもの

第六報（令和2年10月27日）時点での状況

（本）

施設名 免震／制振 計画数 設置済数 (a+b+c) 受注者等からの報告 (a)適合 (b)不適合 (c)不明 計 都確認済【注1】 都未確認【注2】     1） 東京都庁第一本庁舎 制振 188 188 188 ― 対応1（2） ― ― 対応1（1） 2） 東京都庁第二本庁舎 制振 110 110 110 ― 対応1（2） ― ― 対応1（1） 3） 東京アクアティクスセンター 免震 16 16 16 ― ― ― 制振 16 16 16 ― ― ― 4） 有明アリーナ 免震 16 16 16 ― ― ― 5） 都立松沢病院 免震 48 48 48 ― ― ― 対応2 6） 東京消防庁芝消防署 免震 4 4 4 ― ― 対応3 ― 7） 東京消防庁深川消防署豊洲出張所 免震 4 4 4 ― ― ―

【注1】事案公表を受け、都の立会や第三者機関により性能を確認したもの
【注2】事案公表以前に設置したダンパーで、受注者等から適合と報告のあったもの

対応1　1）東京都庁第一本庁舎、2）第二本庁舎における対応

（1） 受注者から「不明」と報告のあった制振ダンパー

第一本庁舎21本、第二本庁舎12本の制振ダンパーについて、第三者機関に加え、都職員立会のうえ再検査（一部は新規製品に交換）を行い、ダンパーの性能を確認し、再設置しました。

施設名	製品型式	不明数	再検査数
1）都庁第一本庁舎	BDH2000	21本	21本
2）都庁第二本庁舎	BDH2000	6本	6本
	BDH1500	6本	新規製品に交換【注3】

【注3】対象本数が少数なことから、新規製品に交換した。

（2） 受注者から「適合」と報告のあった制振ダンパーのうち都未確認のもの

第一本庁舎109本、第二本庁舎72本の制振ダンパーについて、JIS規格に準拠し次のとおり、都職員立会のうえ抜取調査（一部は新規製品に交換）を行い、性能を確認しました。

施設名	製品型式	都未確認数	抜取調査数
1）都庁第一本庁舎	BDH2000	109本	18本
2）都庁第二本庁舎	BDH2000	68本	12本
	BDH1500	4本	新規製品に交換【注4】

【注4】対象本数が少数なことから、新規製品に交換した。

対応2　5）都立松沢病院における対応

受注者等から「不明」と報告のあった免震ダンパーについて、新規製品に交換しました。

対応3　6）東京消防庁芝消防署における対応

受注者等から「不適合」と報告のあった免震ダンパーについて、新規製品に交換しました。

問い合わせ先 （1）、2）の対応に関すること） 財務局建築保全部庁舎整備課 電話　03-5388-2787 （3）、4）の対応に関すること） 財務局建築保全部オリンピック・パラリンピック施設整備課 電話　03-5388-2845 （5）の対応に関すること） 病院経営本部経営企画部総務課 電話　03-5320-5806 （6）、7）の対応に関すること） 東京消防庁総務部施設課 電話　03-3212-2111 （不適合ダンパー全般に関すること） 財務局建築保全部技術管理課 電話　03-5388-2859