トップページ > 都政情報 > 報道発表 > これまでの報道発表 > 報道発表/令和3年(2021年) > 2月 > 第28回 自殺防止!東京キャンペーン(拡大版)

ここから本文です。

報道発表資料  2021年02月05日  福祉保健局

第28回 自殺防止!東京キャンペーン(拡大版)
期間を拡大し重点的な取組を行います

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であり、誰もが当事者となり得る重大な問題です。
東京都の自殺者数は、平成23年をピークに減少傾向でしたが、令和2年6月以降、前年と比較し増加傾向であります。また、新型コロナウイルス感染症による影響は、健康問題にとどまらず、失業や休業等による就労環境の変化や、生活の不安定化等による心身面の不調など、都民生活のあらゆる面に拡大しており、今後も自殺リスクの高まりが懸念されています。
東京都では、毎年3月の「自殺対策強化月間」に合わせ、「自殺防止!東京キャンペーン」を実施していますが、このような状況を踏まえ、本年度は、例年3月に実施しているキャンペーンを2月から3月の2か月間に拡大し、「いのち支える東京」をスローガンに掲げ、区市町村や関係団体と連携し、普及啓発や相談事業等の取組を重点的に実施します。

1 早期発見・未然防止に関する取組

悩みを抱える人に相談窓口等に関する情報を提供するために、チラシ・ポスター・リーフレットの配布やインターネットによる広告等を実施します。また、「こころの不安を和らげるヒント」をテーマとした講演会を実施します。

(1) 相談窓口周知用チラシ及びポスターの作成、配布

相談窓口等を掲載したチラシ(別紙1(PDF:693KB))及びポスターを作成し、区市町村、関係機関に配布します。
また、都内商工会議所(会員約95,250社)等を通じて、働く人のこころといのちを守るために参考となる情報を掲載したチラシ(別紙2(PDF:811KB))を配布します。

チラシの画像1

別紙1・チラシ

チラシの画像2

別紙2・チラシ

(2) 離職者等向けリーフレットの作成、配布

セルフケアの手法や生活を支えるための支援策を案内するリーフレットを新たに作成し、区市町村やハローワーク等を通じて2月下旬から配布します(詳細は別途お知らせします)。

(3) 検索連動型広告の実施

例年、3月と9月の自殺対策強化月間に合わせ、「しにたい」などと検索した方に相談窓口を案内する検索連動型広告を実施していますが、本年は期間を拡大し、1月22日から3月末日まで実施します。

(4) こころといのちの講演会の開催

「こころの不安を和らげるヒント」を多くの方に知っていただくため、オンラインで講演会を開催します(令和3年1月26日報道発表済)。

  • 日時
    令和3年3月12日(金曜日)16時00分から18時00分まで
  • 対象
    都内在住・在勤・在学の方
  • 講師
    大野裕氏[一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長]
    杉本脩子氏[NPO法人全国自死遺族総合支援センター代表]
  • 申込方法
    参加を希望される方は、3月5日(金曜日)17時00分までに、Eメールにてお申し込みください。受付は先着順です。詳細は、チラシ(別紙3(PDF:778KB))又は福祉保健局ホームページをご覧ください。

2 相談体制の強化・充実

各種電話相談窓口では、通常相談に加え、特別相談を実施します。また、LINE相談や、令和2年12月から試行中のAIチャットボットもご利用いただけます。

(1) 電話相談窓口での特別相談

3月中、相談受付時間の延長等を行います。いずれの窓口も、相談料は無料です。
※フリーダイヤル以外の相談先は、通話料・通信料がかかります。
※0570で始まるナビダイヤルは、携帯電話の無料通話、かけ放題プラン等の対象外です。
※新型コロナウイルス感染症の影響により休止・時間変更等している場合があります。

(ア)こころの悩み等についての電話相談

窓口名称【実施機関】 番号 特別相談期間 (参考)通常相談
フリーダイヤル特別相談
【NPO国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター】
0120-58-9090 3月6日[土曜日]0時00分~8日[月曜日]2時30分 電話 03-5286-9090
毎日20時00分~翌2時30分
※月曜日 22時30分~
火曜日 17時00分~
有終支援いのちの山彦電話 傾聴電話
【NPO有終支援いのちの山彦電話】
03-3842-5311 3月の日曜日
各日12時00分~20時00分
電話 03-3842-5311
毎週火曜日・水曜日・金曜日・土曜日
各日12時00分~20時00分
自殺予防いのちの電話
【(一社)日本いのちの電話連盟】
0120-783-556 3月中
毎日16時00分~21時00分
※10日[水曜日]のみ
8時00分~翌8時00分
電話 03-3264-4343
毎週日曜日・月曜日・火曜日
各日8時00分~22時00分
毎週水曜日・木曜日・金曜日・土曜日
各日8時00分~翌8時00分
【(社福)いのちの電話 東京いのちの電話】
東京都自殺相談ダイヤル こころといのちのほっとライン
【東京都(NPOメンタルケア協議会)】
0570-087478 3月23日[火曜日]~27日[土曜日]
各日24時間
電話 0570-087478
毎日14時00分~翌5時30分

(イ)自死遺族のための電話相談

窓口名称【実施機関】 番号 特別相談期間 (参考)通常相談
自死遺族傾聴電話
【NPOグリーフケア・サポートプラザ】
03-3796-5453 3月9日[火曜日]~12日[金曜日]
各日12時00分~16時00分
電話 03-3796-5453
毎週木曜日・土曜日
各日12時00分~16時00分
自死遺族相談ダイヤル
【NPO全国自死遺族総合支援センター】
03-3261-4350 3月19日[金曜日]・20日[土曜日]・22日[月曜日]
各日11時00分~19時00分
電話 03-3261-4350
毎週木曜日 11時00分~19時00分
毎週日曜日 11時00分~17時00分
  • 東京都消費生活総合センターでは、通常相談に加えて、東京三弁護士会・東京司法書士会・日本司法支援センター(法テラス)などの専門相談窓口等と連携した「多重債務110番(電話 03-3235-1155)」を、3月1日[月曜日]・2日[火曜日]に行います(各日9時00分から17時00分まで)。
  • 上記の他にも、様々な機関が相談窓口を設けています。詳細は福祉保健局相談窓口等のホームページからご覧ください。

(2) LINE相談

東京都福祉保健局公式LINEアカウント「相談ほっとLINE@東京」「生きるのがつらいと感じたら…」メニューから相談を受け付けています(通年実施)。

ほっとLINEのロゴマーク

(3) AIチャットボット

外部有識者等が制作したAIチャットボットを活用し、こころの悩みと不安のケアを支援します(令和2年12月から試行中)。福祉保健局ホームページからご利用ください。

3 普及啓発・理解促進(社会全体で支える取組)

自殺につながるような悩みを抱える方に気づき、対応をする「ゲートキーパー」の役割について、より一層啓発していきます。また、区市町村と連携した取組や、ライトアップキャンペーンを行います。

(1) ゲートキーパーに関する普及啓発

ゲートキーパーとは、自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人のことで、特別な資格は必要ありません。自殺リスクがある方を社会全体で支えることができるよう、ゲートキーパーを増やすための普及啓発を行っていきます。

  • ポスターの作成
    ゲートキーパー周知用ポスター(別紙4(PDF:745KB))を新たに作成し、区市町村、関係機関及び鉄道会社等を通じて配布します。
  • 動画の作成・放映
    ゲートキーパーの役割等について都民の理解促進を図る動画を新たに作成し、3月以降放映します(詳細は別途お知らせします)。

ポスターの画像

別紙4・ポスター

(2) ウェブ広告

2月中旬以降、自殺対策の知識等の普及啓発を図るため、Twitter及びLINEを活用したウェブ広告を実施します。

(3) 区市町村と連携した取組

各区市町村において啓発活動に取り組みます。また、街頭等において以下のとおり啓発物の配布を行います。
※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。

  日時(予定) 場所
港区 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 みなと保健所、区役所、港区立各図書館、5か所の各地区総合支所保健福祉窓口
北区 3月12日(金曜日)16時45分~17時15分 JR「赤羽駅」、「王子駅」、「十条駅」
江戸川区 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 江戸川保健所、区民課窓口、健康サポートセンター、図書館、なごみの家
小平市 3月1日から、配架物がなくなり次第終了 健康センター、図書館、東部・西部市民センター

※区市町村や東京都保健所・精神保健福祉センターにおいても、自殺やメンタルヘルス対策に関する取組を行います。詳細は、ホームページ「第28回自殺防止!東京キャンペーン(拡大版)」から御覧ください。

(4) 自殺対策強化月間ライトアップキャンペーン

自殺対策基本法が定める自殺対策強化月間に合わせて、都庁第一本庁舎や都有施設等のライトアップを行います。

  • 都庁舎ライトアップ期間
    3月19日(金曜日)から31日(水曜日)まで
  • その他ライトアップ施設
    駒沢オリンピック公園、東京芸術劇場

※新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、内容の変更または中止をする場合があります。

国が定めた「いのち支えるロゴマーク」は、自殺対策の相談対応で重要な「気づき、傾聴、つなぎ、見守る」の流れを一体的に行うことで、いのちを支えるという決意が込められています。ライトアップでは、本ロゴマークに使用されている4色を点灯します。

ロゴマークの画像

自殺対策の推進のための情報発信の注意事項 特にメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識

自殺関連の情報発信にあたっては、WHOが定めた以下のガイドラインをご参照の上、不適切な情報発信により自殺を誘引しないよう、一層の配慮をお願いいたします。

【ガイドライン】自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識(外部サイトへリンク)(2017年最新版)(厚生労働省ホームページ)

すぐわかる手引(クイック・レファレンス・ガイド)

やるべきこと

  • どこに支援を求めるかについて正しい情報を提供すること
  • 自殺と自殺対策についての正しい情報を、自殺についての迷信を拡散しないようにしながら、人々への啓発を行うこと
  • 日常生活のストレス要因または自殺念慮への対処法や支援を受ける方法について報道すること
  • 有名人の自殺を報道する際には、特に注意すること
  • 自殺により遺された家族や友人にインタビューをする時は、慎重を期すること
  • メディア関係者自身が、自殺による影響を受ける可能性があることを認識すること

やってはいけないこと

  • 自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと
  • 自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと
  • 自殺に用いた手段について明確に表現しないこと
  • 自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと
  • センセーショナルな見出しを使わないこと
  • 写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと
問い合わせ先
福祉保健局保健政策部健康推進課
電話 03-5320-4310

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.